- イベントレポート
OKTOBERFEST -100BANCH秋の芸術祭- ギャラリーツアーレポート
高齢者をオンラインに。「WiFamily」で家族と繋がるオンラインの声
インターネット回線、Wifiとスマートスピーカーをセットで提供。これまでの「見守り」とは全く違う、高齢者の生活を豊かにし寄り添うことのできる「みまもり」を提供する。
バリューとしては、提供するWifiにはスマートスピーカーの利用を感知する独自の技術を利用し、家族はスマートスピーカーの利用状況をスマートフォンから確認することが可能となる。独居老人の家族に本製品を購入してもらい、高齢者をインターネットへつなげることによって独居老人の社会課題の解決を目指す。
5年前に父方の祖父、1年前に母方の祖母を亡くし両親方とも独居老人に。 祖母が独居老人となってから数ヶ月も経たないうちに軽度の認知症になり、祖父にはずっと元気でいてほしいと思い、スマホやタブレット、ウェアラブルデバイスなど色々なものを持ち込み新しいコミュニケーション手段で高齢者にも良い方法は何かと探るようになりこの事業を開始。
超高齢化社会の一番の問題としてあげられるのが一人で高齢者が倒れていないかということ。独居老人をもつ家族20-30人ほどにヒアリングしたところ圧倒的1位がこの一人で倒れてしまったいないか心配、ということであった。
すでに監視デバイスなどはあるが高齢者になんのメリットもなく、家族も監視系デバイスならまだ必要ないと考える方が多いので、楽しく役に立つもので見守ることができたらと考え、自分たちミレニアム世代で一番楽しくて役に立つインターネットを繋げてみたら高齢者の生活も変わるのではと考えている。
MVPによる検証
現在行っているMVPでのテストユーザー検証を繰り返し行い、
プロダクト及びプロジェクトの改善を行っていく。
クラウドファンディングの準備
目標であるクラウドファンディングの実施に向けて、100banchの環境を活かし準備していく。
クラウドファンディングの実施
また単にクラウドファンディングを実施するだけでなく、少数でのテストユーザーからのフィードバックなどを元にあらかじめ改善していきクラウドファンディングを実施した際にユーザーが実際に使って生活を変えられる確信を持ってからの実施としたい
100年後平均寿命がさらに伸びることによってますます今のインターフェイスでインターネットに繋がるのは難しくなると予想される。
今の高齢化問題だけでなく、将来高齢になった私達が窮屈さを感じずにインターネットに繋がる方法を確立したい
リーダー栁澤 直
慶應義塾大学にてユーザーインターフェイスを専攻。在学時から受託開発会社の起業やフリーランスとしての活動などを経てリクルートホールディングスへ入社。独立後東南アジアにてノマドをしながら過ごし、異国の家族のあり方などに触れ、再度日本の家族について考え直し現在のプロジェクトに至る
スタッフ持田 一樹
駒澤大学卒業後、新卒で不動産会社に就職し、営業やインサイドセールス、新規企画などさまざまな部署の業務を経験。営業職時に高齢者の賃貸問題に遭遇し、住みたいところに住めない高齢者の悩みを知る。幼い頃からの仲である栁澤に今回のプロジェクトに誘われたことをきっかけに退職、参加することに。
株式会社Shiftall 代表取締役CEO岩佐 琢磨
パナソニックにてキャリアを始め、2008年に株式会社Cerevoを起業し30種を超えるIoT製品を70以上の国と地域に販売。2018年4月新たに株式会社Shiftallを起業し、複数のIoT機器を開発・販売。2021年からはVRメタバースに軸足を移し、家庭用モーショントラッキング機器 ‘HaritoraX’、 防音Bluetoothマイク’mutalk’やVRヘッドセット’MeganeX’など多数のメタバース関連機器を手掛ける。