- イベントレポート
自由な発想で、思う存分「実験」していく ~ GARAGE Program 実験報告会 ~
持続可能なアートスペース「MV/M」から 新しいムーブメントをつくる
アーティストによるアーティストのための複合施設を実現したい。バスを改装した移動型ギャラリー、アトリエ、倉庫、イベントスペース、バーを含む当プロジェクトで世界へ若手アーティストが発信できる機会をつくる。
アーティストやアート関係の活動に携わる友達と、昔から日本にあったらいいなと考えていた施設を実際に作ってみようと考えました。実際に交流のあるアーティストの方々がこのスペースを利用してくれるか、を想像しながら、アーティスト視点でコミュニティが形成されるアートスペースのイメージを練っております。
印象派も、ウォーホルを中心としたNYの前衛・ポップアートシーンも、そこにコミュニティが存在してはじめて成り立ったムーブメントです。みんながつながりやすくなった現代、かえって人が日常的に集まる場所も減りました。持続可能で、我々がいなくなっても続くようなコミュニティをつくることができれば、それは100年後も語られるムーブメントになると考えます。人が集まりたくなり、また集まる人たちが続けていきたくなるようなスペースを作ります。
100年後のビジョン実現に向けてのファーストステップとなる、スペースの実現を3か月間の目標にします。具体的には以下のゴールがあります。
・リサーチ・ブランディング:アーティストのヒアリング、プロジェクトのブランディングや発展プランなどを決定。ウェブサイトをローンチし、発信していく。
・スペースのローンチ:実現に向けた最初のステップとして、実際に場所を確保、改装をし、スペースをスタートする。
・移動型ギャラリーでのこけら落とし個展:アーティストの個展を移動型ギャラリーで企画。場所を選ばないギャラリースペースを実現する。
活動内容には以下のような目標があります。
1. 100BANCHの施設・メンターの方のサポートをそれ以上必要としない持続できる施設にすること。
2. こけら落とし個展の成功、スペースの持続可能なビジネスモデルの実践がスタートしていること。
3. 今後100BANCHに関わるアート関連のメンバーのサポートを我々ができるような体制をもつこと。
20年後、活躍しているアーティストがこのスペースを使っていたことを誇りに思ってもらうこと。100年後、美術史の教科書に、このプロジェクトが載っていること。
PJリーダー丹原健翔
92年生まれ、ハーバード大卒。在学時に美術館でアシスタントキュレーターを歴任。帰国後、外資コンサルを経て、17年にAMATORIUM株式会社設立。アーティストマネジメント、展覧会企画・キュレーションに携わる。
クリエイティブディレクター野村一樹
91年生まれ、武蔵野美術大学卒業後、グラフィックデザインを主に、エディトリアルデザイン、広告、装丁に関わる。
キュレーター加藤杏奈
92年生まれ、同志社大卒。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論)博士課程在籍中。東京藝術大学大学院国際創造研究科教育研究助手。多数の展覧会・アートイベントの運営に携わる。
PJマネージャー中村仁香
90年生まれ。早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科卒業。新卒で外資系コンサルティングファームに約三年間勤務後、国際的キュレーターである長谷川祐子のアシスタントを経験。在職中に「The Poetics of Space」展覧(シャルジャ・アートファウンデーション、シャルジャ、アラブ首長国連邦)アシスタントを経験。現アマトリウム株式会社COO在職。
株式会社ロフトワーク 共同創業者林 千晶
早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。
プロジェクトの歩み
入居開始
ナナナナ祭 EXHIBITION【2F GARAGE】
注目の渋谷南口エリアで100年先の未来を体感! 「ナナナナ祭」エキシビションが見どころ満載
GARAGE Program説明会&実験報告会
ナナナナ祭2019が開幕 メンターアワードも決定 第1弾は「うどんセレモニー」「地球の味レストラン」ほか
空間設計はRGB_Lightの河野未彩。AIロボットと人間の恋が描かれた映像インスタレーションやマンガ活字、LANDで注文することができる「映画」体験やBUSHOUSEの公開まで多様な展示の数々をご紹介
自由な発想で、思う存分「実験」していく ~ GARAGE Program 実験報告会 ~