

AIにより「対話文化」を社会に再構築。リーダーの思考に、誰もが触れられる世界へ。
PRESIDENT AI
プロジェクト概要
私たちはプロンプト設計でリーダーとの対話を拓くことを目指すプロジェクトです。
経営者やチームリーダーの「思考」や「語り口」をプロンプト設計によってBot化し、社員が自由に対話できる仕組みを構築します。対話を通じてキャリアの内省や仕事への納得感を深めるとともに、リーダーの語りを社会に蓄積し、AIと人間の問いが交わる新たな対話文化の創出を目指します。人とAIのより豊かな関係性を探求し、対話を社会に取り戻す第一歩を踏み出します。
動機
私はこれまで経営者やリーダーと対話する中で、彼らが社員に思いを伝えきれずに苦しんでいる姿を見てきました。同時に、社員側も会社の方向性を理解できずにキャリアに迷い、転職するケースを多く目にしてきました。どちらも「思いはある」のに、対話の仕組みがないだけ。だから私は、プロンプト設計によってリーダーの語りをBot化し、社員が自由に対話できる仕組みをつくりたいと考えました。組織の「語り」を社会に開くことが、キャリアの内省と未来の働き方を豊かにすると信じています。
仮説
対話設計に基づくプロンプトエンジニアリングによって、リーダーの語りを再現したBotを構築できれば、社員は自由にリーダーの思考や価値観に触れ、キャリアへの納得感や仕事への主体性を高めることができると考えます。また、良質なプロンプト設計メソッドが確立できれば、組織を超えて幅広い展開も可能になると仮説を立てています。
実験
100BANCHでの3カ月間では、プロジェクト参加者(代表者)への詳細なインタビューを行い、語り口や価値観、思考のクセを抽出します。それをもとにプロンプト設計を行い、AIを活用してリーダーBotを構築。チームメンバーにはBotとの対話体験を実施してもらい、ログ・アンケート・簡易インタビューを通じて効果検証を行います。検証結果に応じてプロンプトを改善し、「その人らしいBot」の条件を明確化していきます。
目標
【1カ月目の目標】
・AI、プロンプトについて学ぶ
・Bot作成
・営業プランを考える
【2カ月目の目標】
・Bot作成
・営業実施
【3カ月目の目標】
・Bot作成
・営業実施
【3カ月間の目標】
1.100BANCHに入居するプロジェクト2チーム以上に対して、Botを作成する。
– インタビューとプロンプト設計を実施し、中間報告までに2つのプロトタイプ完成させる
– 中間報告会を受けて改善し、3ヶ月後の活動報告会では、改善版Botを成果物として発表する
2.作成したBotを通じた対話実験を行い、各チームのメンバーから使用感や効果に関するフィードバックを収集する
– ログ収集、アンケート、簡易インタビューを実施し、定性的・定量的データを集める
3. 企業だけでなく、教育機関への展開可能性も探り、営業を行う
-プランを仮設計し、数件の企業・教育機関に対して営業・ヒアリング活動を実施する
未来
リーダーの思考や語りが、組織の中だけでなく社会全体に蓄積され、誰もが「語りとの対話」を通じてキャリアを描ける時代をつくりたい。AIは単なる自律型エージェントではなく、人間が問いを与え、対話を育む存在となるPRESIDENT AIは、「AI活用」ではなく「対話文化を再設計する」ための第一歩です。
将来的には、企業や教育機関、自治体などにも対話型AIの活用メソッドを広げ、業務効率化支援や創造力向上支援といったかたちで、実践的に社会実装していきたいと考えています。100年後、語りと問いが支える社会インフラが当たり前になっていてほしいと願っています。
プロジェクトリーダーへ一問一答
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あなたはどんな風に育ちましたか?
4人兄弟の末っ子として、一回り離れた兄たちに囲まれて育ちました。物心ついた頃からドラえもんが大好きでした。スポーツをするのが好きで、幼稚園から高校までリレーの選手を務め、いろんな人と話してみたいと小中高を通じて学級委員に。下の名前は「何でも一生懸命に頑張る子に育ってほしい」という親の願いから。いつもその思いを胸に、挑戦を続けています。 -
渋谷の街のエピソード
学生時代、通学路にあった渋谷は、いつも新しい文化が生まれる場所だと感じていました。今も渋谷を歩くと、新しい刺激をもらえる気がします。 -
メンバーたちの意外な一面
佐藤君は知的好奇心が高く、新しいことにも体系立てて取り組む力を持っています。一方で、裏の顔は東南アジア好きの大分トリニータの熱狂的ファン。滞在国や時間帯に関係なく、チームへの思いやラップ好きが爆発し、突然ラップ動画を送ってくるお茶目な一面もあります。 -
意気込みをお願いします!
「やってみなはれ」という精神を胸に、まずは一歩踏み出すことを大切に挑戦していきます。
ドラえもんの言葉を借りるなら、「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」
この言葉を支えに、未知へのチャレンジを楽しんでいきたいと思っています。
プロジェクトメンバー
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PRESIDENT AI リーダー/Kitmee 代表宮路修史
東工大院卒。d.school系のデザイン思考を専攻。在学中は、スタートアップのAI開発、復興庁・都立高校勤務、実業家・斉藤徹氏が主宰するhintゼミで組織論と起業論を学ぶ。東京大学主催100Programなどのハッカソン受賞を機に、産官学民とデザインするKitmeeプロジェクトを発起、TSGセミファイナリストに。研究はヘルスケア領域に取り組み、JASSO奨学金全額免除。社会を知りたくて就職するも、最近は一人暮らしで寂しくAIと会話しがち。
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PRESIDENT AI メンバー佐藤竜生
埼玉大学卒。在学中は教育学を専攻し、公立学校やN高等学校、大学職員など、さまざまな教育現場での実地経験を積む。その後、海外や地方でのマーケティング業務に携わる中で、ビジネス領域に興味を持つ。卒業後はデジタルマーケティングコンサルタントとして、MAツールやCRMシステムを活用した支援業務に従事。現在は医療系企業の商品開発・マーケティング部に勤務。社会人4年目。最近のAIが怖いので、素人ながらAI勉強中。
プロジェクトの歩み
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