- イベントレポート
100年先の未来を描く3プロジェクトが登壇 2024年3月 GARAGE Program実験報告会
AIで誰もがデザインを創造、そして共有できる世界をつくる
私たちはAIを活用して、「建築の民主化」を目指すプロジェクトです。
「Rendery(レンダリー)」はAIを活用し、リアルタイムで空間をビジュアライズすることで、「提案者と顧客」間だけでなく、「デザイナーと非デザイナー」間のコミュニケーションギャップを埋めることを可能にします。そして、イメージパース作成のコストを削減、顧客が満足できるデザインのスピーディーな提供を実現します。
父が建築士だったことから、生まれた時から、建築やまちづくりとの関わりの中で育ってきた。
大学では建築学を学び、より広い視野で、住環境について考えるようになった。その中で2つの課題を感じる。
それは、建築・都市計画はプロセスが長く、専門性が高いことである。
①「プロセスが長い」・・・空間を創造するためのフローは多く、かつ手戻りも多く、なかなか理想の空間にするまでには時間がかかる。
②「専門性が高い」・・・コミュニケーションがデザイナーからの一方通行になりがちで、一般人の理想の空間とデザイナーの理想の空間にギャップが生まれる。
自分自身はエンジニアの友人が多く、AIの可能性とその盛り上がりも見てきた。この課題をAIが救ってくれると私はすぐに確信した。AIを活用することで、素早く誰でもデザインを表現することができるのではないかと考えた。
Renderyを活用することで、建築・都市デザインをデザイナーと多様なステークホルダーがお互いにデザインを表現できるようになり、より良い空間を生み出すことができる。
1. サービス開発
2. AIを活用したデザインワークショップ
3. Renderyを活用した実証実験
サービス(Ver.1.0)のローンチ
空間デザインの民主化によって、空間デザインの価値が向上する未来。
誰でも空間デザインができるようになれば、建築家をはじめとするデザイナーは必要なくなるのではないか。そんなことを考える人もいるかもしれない。しかし我々が考える未来はその反対だ。
誰もが空間デザインに興味・関心を持って接することができるからこそ、デザインについて議論できる土俵ができる。そして、空間デザインの価値についてもう一度考え直す機会が生まれる世界をつくりたい。
代表加藤利基
1998年 静岡県生まれ。程よい田舎町で建築士の父の影響により、小さい頃からものづくりに興味関心を持ちながら育つ。過疎化が進む地元を見て、新たな建築のあり方を提案し、地元を盛り上げることができないか日々思考を巡らしている。
「建築・都市」がすべての人にとってもっと身近な存在になるために、「建築の民主化」を目指し起業。
CTO横溝 裕太
1998年 千葉県生まれ。父がエンジニアをしていることもあり幼少期から科学やものづくりに強い関心を持つ。その興味から科学コンテスト等へ積極的に出場した。現在は最新技術の社会実装に興味を持っており大学院では新しいCT装置の研究に取り組んでいるほか、新しい社会の形を実現すべくプロジェクトに取り組む。
エンジニア妹尾 一生
2000年 東京都国立市生まれ。以来高校までを北海道で過ごす。医師の家庭に育ち、業界の当事者だけでは解決できない社会課題の解決に興味を抱く。その解決策としてテクノロジーに魅力を感じ、現在はソリューションエンジニアとして勤務中。技術と自然・人間が融合した世界を理想像にプロジェクトに取り組む。
エンジニア佐藤紬
東京理科大学経営学部4年。学科では数理統計分析を専攻。趣味は映画鑑賞、サッカー観戦、旅行、個人アプリ開発など。現在はインターンで大学生向けのプログラミングスクールにて技術支援やマーケティングを行っている。卒業後は教育業界のDX戦略部門にて、エンジニア職で就職予定。
エンジニア佐藤宗治朗
1997年東京都西東京市生まれ。学生時代にIT分野に関心をもち大学では経営学を専攻。ディープラーニングを用いた画像処理を研究。特筆活動として、アプリケーション会社でのエンタメ業界のDX、SAPジャパンにてAnalytics系のソフトウェアの技術営業、リクルーターを経験した。社会、企業、人の価値をITで最大化するということをビジョンとしており、誰もがワクワクする世界を実現したい。
リサーチャー高山 慶太朗
1998年 兵庫県生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。大学時代にはP&G主催のビジネスコンテストCEO Challengeで日本代表になりAPAC Roundに出場経験がある。また、SAP JapanにてERPの技術営業を経験した。将来はアイデアとITの力で誰もが挑戦できる世界の実現に寄与したい。
アーキテクト東 龍太郎
東京都世田谷区出身。東京都市大学等々力高校を卒業後、芝浦工業大学・大学院で建築デザインの設計を学び、在学中にスイス連邦工科大学ローザンヌ校への留学を経て2024年春に大学院を卒業。現在は都内の建築設計事務所マウントフジアーキテクツスタジオにて所員として働く。
パナソニックホールディングス株式会社 執行役員 グループCTO小川 立夫
1964年12月、神戸市出身。1989年に松下電子部品に入社し、電子部品研究所に配属。デバイスや材料、プロセスなどの研究開発に携わる一方、米ジョージア工科大学への留学のほか、さまざまな技術部門や企画部門などを担当。高校、大学では合唱の指揮者を務め、その時の経験が今の自身のマネジメントスタイルにつながっており、「ヒトが思わずいい声が出てしまう瞬間とはどんなときなんだろう?」という問いを探求する。
プロジェクトの歩み
入居開始
AIを活用した「建築の民主化」やグラフィティアートの社会的受容性向上などGARAGE Program第75期の2プロジェクトが100BANCHに入居
「ストロー愛を追「吸」したら未来の社会が見えてきた」100BANCH実験報告会
100年先の未来を描く4プロジェクトが登壇 2023年12月 GARAGE Program実験報告会
“目に見えない空間のつながりをむすぶ”——2024年 今年の抱負!
「臭いものに蓋はしない。納豆を起点に個性が輝く社会を」100BANCH実験報告会
100年先の未来を描く3プロジェクトが登壇 2024年3月 GARAGE Program実験報告会
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