みんなの考えを形に!
AIと3Dプリンターでかなえる自分だけのモノづくり!

AI3D

プロジェクト概要

私たちは生成AIと3Dプリンターの統合プラットフォームを開発することを目指すプロジェクトです。
3Ⅾプリンターを用いて自分だけのニッチな推し活グッズから飛行機やロケットなど航空宇宙産業で必要となるパーツを誰もが簡単に作成できるような世界を目標に生成AIと3Dプリンターを組み合わせた統合プラットフォームを開発することで実現を目指します。

  • 食メイカーズ
  • 08ものはこころをつなげ通じ合うメディアとして存在する
  • #3Dプリンター
  • #研究者
  • #AI
  • #デジタルファブリケーション
  • #ファンダム
  • #パーソナライズ
  • #自分らしさ
  • #74期

動機

アイドルが好きならライブに行ったり、推しのグッズを飾って拝んだり。キャラクターが好きならお気に入りグッズを見つけて持ち歩いたり。 理系に生きる人も同じように自分の行う研究や学問においていわゆる「推し」となる生物や数式、化学式、法則、原理、道具等があることが多いです。ただ、理系好きには自分の推しを主張する方法がないじゃない!理系好きがマニアックなグッズを収集し、好きを極められる手段があったらいいのに!もしマニアックすぎて自分しか欲しい人がいないのなら、誰かがつくるのを待つのではなく自分の欲しい推しグッズを自らつくれる機会を生み出せばいいのだ!という考えに至ったのがきっかけです。 もちろん、現在でも理系向けのグッズは販売されています。しかし普段の生活では見かけない多種多様な方程式や原理などなど様々な分野で多くの「推し候補」が 存在するにも関わらず、自分が求める形のものがないのが現状です。

仮説

まず問題と考えていることは、「理系好きを満足させられるようなマニアックでニッチな理系グッズ は意外と存在しないのに対し、それを求める人は少なくない」という現実です。 そもそも理系は学問の分類であり、キャラクターのようにファンを獲得し、グッズ販売で収益を得 るという前提がありません。実際、理系グッズを販売している実店舗は科学館のミュージアム ショップ、オンラインでも一部企業や個人販売に限られているのが現状です。 大量生産されているものがあっても、その多くは ①「万人受けするデザイン性」を重視しており、ターゲットが一般大衆である ②よく知られた物質や生きものがグッズになっているというのが現状です。                                      したがって、自分の興味が定まっている人にとっては自分が欲しいものと合致しないことが多々あります。そんな人々には欲求を具現化する機会とサポートの提供が有効なのではないでしょうか。 このプロジェクトでは画像や3次元CADデータなどを基に3Ⅾプリンターで自分が欲しいもの、オンリーワンの商品をつくり出します。 また将来的にUVレジンプリンターで幅広いアイテムグッズを製作することも考えています。 さらに、欲しいもののイメージをキーワード入力すると生成AIを応用した技術が自動でCADデータに起こして提案するようなウェブサイトをつくり、最終的にそこに入力されたデータと3Dプリンティングによってオンリーワンのグッズを製作します。

実験

1カ月目:最初の3カ月はまず実際に私自身がつくりたいもの(ベンゼン環や模型など)をつくりながら、 実際に量産できるような体制が取れるかの実験をしていく。最初は3Ⅾプリンターで製品レベルの物がつくれるのかを検証する。加えて具体的に要する費用、時間などを大まかに把握する。
具体的には10名の人につくりたいものを聞いて、彼らが欲しいものを実際に具現化する。また3Dプリンターを用いたグッズ生産の半自動化を見越して、実際に3DCADで製図するだけでなく、それがどのようなプロンプトでできるのかを検証し、3Ⅾプリンターの効率的な運用方法や課題を探ってい く。加えて実際に同様の生産に3Dプリンターを導入している企業に訪問するなどして協業の可能性も検討する。 そして3Dプリンターでいくつかのモデルを設計した上で、実際に生成AIなどを活用しても同程度のアウトプットができるのかを1カ月以内に検証する。

2カ月目:生産方法や工程がある程度固まった段階で、私たちのコミュニティ「ミツバチ」にて形にしたいものを製作し、ユーザーがその製作物を実際にはどのように使うのかを観察し、ウェブサイトを通してフィードバックを集めながら実装をしていく。 具体的にはユーザーからの問い合わせから1週間以内に提供できるかの検証を行う。

3カ月目:工程や方法が固まった段階で、オフサイトで一般のユーザーが集まるイベントを実施し、それ によって一般的なユーザーも使える製作プラットフォームになっているかを検証する。
具体的には20~30名程度の人が集まるイベントを100BANCHで行う。

目標

  1. 消費者のニーズに合わせたモノづくりの具現化
  2. 代表作となるような商品の開発、オリジナリティの確立
  3. 生成AIと3Ⅾプリント技術の融合による、自然言語でのモノづくりが可能となるようなプラットフォームの開発
  4. 開発したプラットフォームと3Ⅾプリンターの紐づけから、ユーザーが注文するだけで企画・設計をAIが行い、半自動的に製品を製造し販売し続ける生産システムの実現
  5. 本プロジェクトの協賛者、支援者を募る
  6. 宇宙産業で必要となるパーツなどの小型模型を自然言語によるプロンプトでアウトプットできるかどうかを試行し、今後の工学技術応用に向けたプラットフォームの汎用性・有用性について証明する

未来

数年以内には、日本の様々な分野の人が全員私たちの生成AIと3Dプリンターの統合プラットフォームサービスを利用して、自分の好きな理系のプロダクトを身に着けたり、自分が思い描いたものを具現化することで、自分の個性を主張できる未来を実現したいです。具体的には画像一つで 簡単に製品をつくれ、CADデータなどがオープンソース化してさまざまな人がすぐに欲しいものが手に入るような社会にしたいと考えています。また学会に行くとその最先端の研究者が直近で発見した物質などを3Ⅾプリティングで実際のオブジェクトにして見せ合っているような世界が広がっていることが理想です。
そして同時並行に考えているのが、生成AIと3Dプリンターの統合プラットフォームの工学的応用です。例えば、宇宙に関連する製品の部品や家などの大型の構造物などを、私たちが開発したプラットフォームで出力できるようになれば良いと考えています。初期段階としては、研究界における好きなもの、オリジナリティーのあるものをつくるところから発展させて、宇宙などの工業製品の生産の支援を行っていきたいと考えています。
また100年後にはどんな人でも自分が頭の中でつくりたいと考えたものを簡単に3Dプリンターと私たちが開発したプラットフォームで具現化できるようになっていることが理想です。月面や宇宙など資源が少ないとされている環境でも砂などを素材とした3Ⅾプリンターで簡単に基地やステーションをつくることができる未来、そして製作過程に私たちの開発した技術・方法が活躍している未来が待っていると考えます。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    基本的に「まだ世界に存在しないならつくり出せばいいじゃない」と考えるように育つほど、物心ついた時からモノづくりをよく行い、夏休みの自由研究は20個以上製作するほど何かを自由につくり出すことが大好きな性格に育ちました。また人の役に立てるモノづくりを行いたいと考えるようにもなりました。
  2. 渋谷の街のエピソード
    大阪育ちの私は、とにかく人が多くてみんな個性的であること、自己表現を惜しまずに行っていることに衝撃を受けました。
  3. メンバーたちの意外な一面
    共同代表の根本さんはとにかく先を見通す力があり、いつも困ったとき自分に活路を見出すことを助けてくれる方です!またいろいろなことに挑戦し続け結果を残されているすごく尊敬できる人です!
  4. 意気込みをお願いします!
    まだ世界に存在しないものをつくり出して世界を驚かせたい!
    世界中の人の役に立つものをつくり出したい!
    モノづくりの壁を低くすることで自分と同じようにモノづくりに没頭する人を増やしてより豊かな自然と共存可能な社会を実現したい!

プロジェクトメンバー

  • プロジェクトリーダー田川晴登

    2002年 大阪育ち、幼いころから動くものに興味がありモノ作りに没頭するようになる。大学に入学してからは様々なものを自分で3Dプリンターやレーザーカッターなどを用いて作ることにハマる。将来は航空宇宙関連の開発を行うことを夢に持っておりサークル活動では小型ロケット制作を行う一面を持つ。映画好きでとにかくしゃべる。好奇心旺盛でチャレンジ精神にあふれた大学生

  • 共同代表根本一希

    東北大学経済学部四年。複数の有志団体の立ち上げ経験や株式会社コラボメーカーでのインターンなどを経て、プレイヤーではなくオーガナイザー視点より大学システムや研究社会に貢献を実施。Mitsubachi PJの立ち上げメンバーとして、研究コミュニティミツバチの運営やMitsubachi DAO PJのコアメンバーとして活動。研究においてもUC BerkeleyやUTMDでのRAとして研究に携わる。

  • 共同代表小野侑誠

    2004年、福岡県生まれ、小学生の頃から3Dプリンターやプログラミングを学ぶことができるアフタースクールに通い、モノづくりの経験を積んだ。現在は、手術の経験から、医療の分野において自身の得意な技術を活用して貢献したいと考え、4Dプリンティングを用いた人工心臓の開発を目指す研究を進めている。

  • 共同代表前川瑠里

    Makers University 6期、Georgia tech University 研究留学で人工臓器を作る。高校生の時から研究が好きでSSHのプログラムに参加する。大学生になり研究に携わる機会が少ないということに気づき、研究開発コミュニティミツバチを断ちあげ。その他SDG×サイエンス×テクノロジーなどのアイデアソンを主催

メンター

  • &Co.代表取締役/Tokyo Work Design Weekオーガナイザー横石 崇

    多摩美術大学卒。2016年に&Co.を設立。”個育て”を軸にしたブランド開発や組織開発、社会変革を手がけるプロジェクトプロデューサー。アジア最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」では3万人の動員に成功。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」や渋谷区発の起業家育成機関「渋谷スタートアップ大学(SSU)」、シェア型本屋「渋谷◯◯書店」などをプロデュース。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。著書に『これからの僕らの働き方』(早川書房)、『自己紹介2.0』(KADOKAWA)がある。

    横石 崇さんのページを見る

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