- イベントレポート
100年先の未来を描く8プロジェクトが登壇 2023年8月 GARAGE Program実験報告会
生成AIの力で人間の創造性を解放
私たちは、生成AIツールを活用して消費財の新商品企画プロセスを加速化させることを目指すプロジェクトです。消費財メーカー向けに、社内・社外データベースから商品アイデアとそれを裏付ける定量データを自動で提供する生成AIツールを開発。商品企画の初期段階で、ブランドの皆様が実のある新商品アイデアの幅出しを行えるようにサポートしたいと考えています。
コンサルタント時代に感じた課題感。消費者が実際に欲しい、買いたいと思う商品を発案するプロセスは個人技になっており、データを活用しつつも、0→1での発想はやはり個人の知見・経験・技量に依存するのが現状。
そこで、0→1のプロセスにおいて商品企画担当者のアウトプットの質を底上げする為にこの事業を進めており、最終的には、日本の消費財ブランドが次々にヒット商品を世界に向けて発信出来る未来を実現したい。
現在、消費財の商品企画チームの方々は、膨大な量の社内データ(例:POSデータ)や社外データ(例:SNS)を自力で読み解き、それを基にアイデアの幅出しをしており、結果的にアイデア出しだけで3-6か月かかってしまっている。生成AIを活用し、アイデアの幅出しとデータ武装を瞬時に実施出来れば、より実のある議論が出来るはず、と考えている。
MVPを消費財ブランドの商品企画チームに使ってもらい、フィードバックを貰い、改善していきたい。
1. 大手飲料・食品メーカーとのPoCを完了し、プロダクトを実用化レベルまで上げる
2. サービスローンチ
3. メディア掲載
人間がデータの読み解き等の業務に時間と労力を費やさず、そのデータでどう世界を良くするかに注力できる世界。
CEO中田 智文
共同創業者兼CEOの中田は、開成高校・ハーバード大学 統計学部を卒業後、外資系コンサルティング会社マッキンゼーの東京、及びロサンゼルス支社にて経営コンサルタントとして、消費財分野の成長戦略に従事。市場データ、消費者インサイト、ブランドの競合優位性を、戦略や実践的な施策に落とし込む事を専門とする。
COO山下 徳正
MIT(マサチューセッツ工科大学)電気工学・コンピューターサイエンス学部を卒業後、シティグループ証券にてソフトウェアエンジニアとして、金融商品取引のリアルタイムポジションマネジメントシステムを開発。PAG社の不動産系PEファンド部門にて不動産の現物・不良債権・不動産関連企業の買収業務を経て、CTO兼CFOとしてタメコ株式会社を共同創業し、AIを活用した顧客ロイヤリティプラットフォームを構築。その後、デロイトトーマツにて新規事業開発やCVCアドバイザリー業務を経て、ケイナン・アドバイザーズを設立し、テック系コンサル事業を運営。
グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP) パートナー、Chief Strategy Officer高宮 慎一
GCPではコンシューマ、ヘルスケア領域への投資担当。Forbes 日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング 2018年1位、2015年7位、2020年10位。東京大学経済学部卒、ハーバード大学MBA。投資先には、メルカリ、アイスタイル、ナナピ、ランサーズ、ミラティブ、ファストドクター、グラシア、アルなどがある。