ユーザーがAIとリメイクデザインすることで実現する
たのしいサーキュラーエコノミー

HIZUMI

プロジェクト概要

私たちはリメイクデザインAIで、たのしいサーキュラーエコノミーを目指すプロジェクトです。
私たちの開発したリメイクデザイン生成AIシステムを使うことで、ユーザーは着なくなった服から新たなデザインを制作して購入します。その結果、ユーザーはファッションの楽しさと環境への配慮のどちらもを実現できます。

  • 食ファッション
  • 09ものづくりは素材と製品の輪廻転生を司る行為である
  • 01人とテクノロジーは互いに挑発し創発する
  • #AI
  • #服
  • #デザイン
  • #サーキュラー・エコノミー
  • #アップサイクル
  • #自己表現
  • #70期

動機

プロジェクトのきっかけは、飽きっぽく衣服の大量消費をしていた私(加藤)が、服好きだった亡き祖父の背広を譲り受けたことから始まります。
古いデザインの背広は、洋裁が得意な祖母が私の要望を形にしてリメイクをしたことで、新しい自分好みのデザインに生まれ変わりました。
この経験から、手持ちの服をリメイクすることが新しい商品を購入することと同じように魅力的であることが分かりました。
しかし、自分でリメイクすることができないため、高価な代替サービスを利用する必要がありました。
この問題を解決するために、私はHIZUMIというデザインシステムを考案しました。

仮説

HIZUMIを利用する人が増えるほど、自己表現が可能な服を着ることができ、服の廃棄問題も解決することができます。
プロのデザイナーがリメイクした服を販売する試みは既に存在していますが、生産される服の数は限られています。
HIZUMIでは、生成AIと3DCGを利用して、非デザイナーでもデザインの制作を支援し、リメイクに参加する人数を増やすことで、リメイクをよりソーシャルインパクトのある取り組みにすることができます。HIZUMIの利用者が増えることで、環境問題に取り組むことができるだけでなく、社会的な変革を促すことができるでしょう。

実験

開発中のリメイクデザイン生成AIシステムのブラッシュアップを3Dデザイン生成と縫製を交互に繰り返すことで行う。
また縫製された服を実際に試着してもらい着心地も評価してもらう。

目標

トップスのリメイクデザインに絞り実験を繰り返し、縫製可能かつ購入したいと思える魅力的なデザインを生成し、購入できるようにする。

未来

消費者が作り手になることで新商品を買わずに自分らしい消費行動が楽しめる世界

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    姉と自分の二人兄弟で、第二子なので比較的自由に育てられました。
    子供の頃は新しい遊びを発明することだけを考えていて、中高はひたすらサッカーに打ち込む日々でした。
    大学では視野を広げるために学外に飛び出て、国内外を旅したり、色んな人と話したり、ものづくりに打ち込んでみたりしました。
    いろいろ試した結果、もう起業と作品制作以外に興味がないので今の進路を選びました。
  2. 渋谷の街のエピソード
    高校が渋谷まで徒歩圏内なのと、道玄坂のスタートアップで働いていたため割と長くいます。
    ただ今回の100BANCHのような実験場として渋谷と関わることは初めてなので、新たな出会いやカルチャーとの出会いにとてもわくわくしています。
  3. メンバーたちの意外な一面
    メンバー全員が異なるバックグランドを持ち、異なる観点でHIZUMIに共感し参加してくれています。
    森口は昨年の活動を通して、普段いるアカデミックの現場から未知なるファッションデザインの現場に自ら飛び込んでくれました。
    木付は当初予定していたUI/UXデザインのみならず、持ち前の美意識を生かし幅広いクリエイションを担当し、活躍してくれています。
    また最近は、ファッションデザイン、DIY、動画制作など多様な専門をもったメンバーもプロジェクトに加わり、幅と深さの両方を持ち合わせた魅力的なチームで活動をしています。
  4. 意気込みをお願いします!
    チーム一同、HIZUMIの思想や取り組みが評価されることではなく、実際に世界を変えることに強い想いとこだわりがあります。
    100BANCHでは、カタチにすることにこだわりプロダクトを磨き続けます。これからよろしくお願いします!!!

プロジェクトメンバー

  • プロジェクトリーダー / スペキュラティブデザイナー加藤優

    1998年 東京都出身
    大学入学前にプログラミングの独学を始め、スタートアップでのソフトウェア開発、AIとスペキュラティブデザインの手法を使った作品制作を経て、アップサイクルプラットフォーム「HIZUMI」を創設。ユーザーがAIを使い自分の服からリメイクデザインを行える仕組みで、たのしいサーキュラーエコノミーを実現する。

  • AIエンジニア森口椋太

    1998年東京生まれ、現在は東京大学大学院博士過程にて機械学習×物理学の研究を行う。
    2021年からカラクリ株式会社にて、表現学習を用いたチャットボットエンジンの研究開発にインターンとして携わる。
    同時期に機械学習の受託開発を請け負う株式会社a.s.istを研究室の同期で立ち上げ、自然言語処理を中心に研究開発・API開発を行う。

  • デザイナー木付碧

    1999年 広島市出身
    デザイナー(HIZUMI)/ミュージシャン(鍵を返せ)
    千葉大学大学院修士課程にて建築史を専攻する。設計事務所や大手通信キャリア等のインターンを経て、loftwork.incにインターンとして携わる。
    建築設計を背景にVI制作、UI/UXデザイン、CG制作など分野を越境したクリエイティブ制作を行なっている。

  • ファッションデザイナー大石莉久

    2001年 静岡県出身

    千葉大学で建築を学んでいる。建築とファッションに興味があり、服作りやリメイクも行っている。

  • メイカー佐々木晟瑚

    慶應大学 環境情報学部 学部3年 Makers University 8期生 大阪府出身。高校時代から工務店業を始め、縫製から機械設計まで、幅広いものづくりが得意。本業では移動式空間の提案、開発、制作を行う。

  • 動画クリエイター角田悠綺

    2004年 千葉県出身
    高校1年生の頃に、カメラに興味を持つ。
    デジタルライフクリエイター 高澤けーすけさん が運営をしているカメラコミュニティに参加。
    PV制作監督、SNS運営、学校授業や企業パーティー撮影など幅広い業務を行っている。

  • ファッションデザイナー原千晴

    慶應大学 環境情報学部 学部2年 上山信一研究会、琴坂将広研究会所属
    型紙作成から縫製まで洋服作りが得意で、昨年度に、研究会で企業のアップサイクルプロジェクトに関わる。

メンター

  • 株式会社Shiftall 代表取締役CEO岩佐 琢磨

    パナソニックにてキャリアを始め、2008年に株式会社Cerevoを起業し30種を超えるIoT製品を70以上の国と地域に販売。2018年4月新たに株式会社Shiftallを起業し、複数のIoT機器を開発・販売。2021年からはVRメタバースに軸足を移し、家庭用モーショントラッキング機器 ‘HaritoraX’、 防音Bluetoothマイク’mutalk’やVRヘッドセット’MeganeX’など多数のメタバース関連機器を手掛ける。

    岩佐 琢磨さんのページを見る

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