- イベントレポート
100年先の未来を描く7プロジェクトが登壇 2023年5月 GARAGE Program実験報告会
人と緑のつながるランドスケープ:️
Foodscapingで都市のグリーンを再創造する
Foodscaping(Food x Landscaping)で五感を刺激する緑の場を生み出し、都市部での緑の可能性を再創造していきます。街中に突如出現するFoodscapingトラックで街角をグリーンジャックしちゃいます!(旧:Reimaginig urban greenspaces with Foodscaping)
Foodscapingの事業を始めたのは、シンガポールに同コンセプトに出会ったのがきっかけです。食べられる植物で作った画期的なランドスケープに刺激を受け、東京にこういう緑がもっと増えたら!と思いました。深くつきつめていくと、グリーンインフラとしての役割や自然との共生、ウェルビーイングの向上などの様々なベネフィットがあることに気づき、日本で初のFoodscaping事業としてGreen Neighborsを立ち上げました。
都市部での魅力的緑の空間は景観的な価値向上させるだけでなく、ポストコロナ禍・高ストレス社会に生きる現代人に癒しやコミュニケーションなどの機会を提供する貴重な場になると思っています。 現在グローバルで急速に都市化する世界において、街と緑の共生する都市の在り方が今必要とされていう仮説を持っています。
街の人たちを巻き込み、都心部にて緑を身近に感じ、楽しんでもらう企画を展開。 – ドラム缶プランター作成(アート系の協力者と共創) – Foodscaping用の植物の選定・植物の栽培準備 – グリーンの企画実施 – 終了後にはFoodscapingを譲る・売るなどをし、新しい移動先のストーリーを発信
動員人口・・来場者数300名を目指す 関係組織・・資材提供など準備段階から、プランターの引き継ぎまでで関わった渋谷の組織10団体を目指す メディア・・3件掲載
街中でグリーンに触れる機会が至る所で点在しており、人と緑、また人同士がより繋がった未来を描いています。緑が増えることにより生物の多様性が保全され、緑への愛着がわくことによってより環境を守るムーブメントも促進されます。このサイクルできることにより、人と自然とがハッピーに共生する未来があると思っています。100 banchでの実装とネットワーク作りにより、次ステップとして、パブリックスペースから、商業施設、ホテル、オフィスビル等まで幅広くFoodscapingを渋谷で実施できればと思っています。
リーダー(代表)Shinozaki Robyn Natsuko
国際基督教大学卒業。Facebook社シンガポールAPAC拠点、及びMeta社東京拠点に勤める。シンガポール居住中に都市国家に緑を統合する先鋭的な取り組み魅了され、現地のあらゆるアーバンファーム事業に参画する。緑とサステナビリティを身近にし、より豊かな街作りに貢献したいという思いでGNを設立。
グリーンコミュニティーデザイナー齋藤集平
順応型の植栽管理計画の策定、施工に強み。指定管理者として携わった市の緑化センターの運営では地域密着のファーマーズマーケットを立ち上げ、公共事業のマネジメント会社へ転職。1級造園施工管理技士、公園管理運営士、自然再生士。GNでは、順応型管理のノウハウを元に、減農薬で安全な緑の育成と緑を通じたコミュニティ デザインを担当。
ランドスケープデザイナー伊藤司貫
設計施工を請負い、付加価値の高いみどりの空間づくりを得意とする。GOOD DESIGN賞、グリーンインフラ大賞、国土交通大臣賞、都市緑化機構会長賞など多数受賞の履歴を持つ。 GNでは設計提案・植栽工事を担当。
東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授岩田 洋佳
幼少期をタイ、インドネシアで過ごす。
東京大学 農学部卒。東京大学 大学院農学生命科学研究科で博士号を取得。
統計学・情報科学と農学の融合をテーマに、農研機構で研究に従事後、2010年より東京大学 生物測定学研究室 准教授、2023年より教授。
現在は、ゲノム科学と情報科学の融合による品種改良の効率化、植物と微生物の交互作用の品種改良を介した強化、リモートセンシングを用いた農業・林業の効率化などを主な対象に研究を展開中。