- イベントレポート
妄想と試行錯誤が未来をつくる—— 実験報告会 & メンタートーク(株式会社リ・パブリック・市川文子さん)
世界中のノベルゲームをひとつのアプリに
現在ノベルゲームユーザーには以下の課題があります。
・一本1万円近くしたりと高価で気軽に購入できない
・動作環境がPCだとゴロゴロしながら遊べない。
・セーブデータの引き継ぎなどゲームの管理が面倒
わたしたちが開発するKinue(キヌー)は、これらの課題を解決できると考えています。Kinueとは、たくさんのノベルゲームをプレイすることができるサブスクリプション方式のサービスです。アンケートや聞き込みを行いながら、まずはアプリから開発したいと思います。
昔のWindowsやゲーム機でしか動作しない名作ノベルゲームが、自然消滅してしまうことに危機感を抱きました。また、Windowsでノベルゲームをプレイするにあたり、ゴロゴロしながらできないことや、セーブデータの引き継ぎ作業に不満を抱いていました。 それを解決する方法がないかと考え始めたことがきっかけです。
たくさんのノベルゲームを、インターネットを通じてひとつのアプリで遊べるようにすることで、以下の課題が解決されるのではないかと思います。
・電車や車の移動中も楽しみたい
・ゴロゴロしながらプレイしたい
・セーブデータの引き継ぎなどゲームの管理が面倒
・操作性が各ゲームバラバラで毎回覚えるのが大変
・ノベルゲームユーザーにアンケートを行い、現状のノベルゲームの課題やニーズを明確にする
・ノベルゲーム配信サービスを提供するアプリのプロトタイプを開発する
・ノベルゲーム制作会社様、同人サークル様に聞き込みを行う
1.アプリのプロトタイプを開発する。
2.アンケートを通してユーザーの皆様のニーズや課題を明確にする。
3.ノベルゲーム制作会社様や同人サークル様への聞き込み結果をまとめる
ノベルゲームのような形式でないと表現できない想いや想像力を発信する魅力的なプラットフォームを開発することで、ノベルゲームの表現媒体としての社会的な確立を目指す。
代表取締役竹田賢太
ニート、芸人を経てプログラマーとして就職。ニート時代はクリッカーと呼ばれる教育系機器、芸人時代はNSCの出席簿システム、会社員時代はアプリ開発をする。その後、ノベルゲーム配信サービスを実現するため、株式会社Kinueを設立する。
開発担当鯉沼海太
長崎県出身。電気通信大学 情報理工学域 情報系 経営・社会情報学プログラム中退。現在IT企業にてWEBエンジニアとして勤務中。
一般社団法人マンガナイト代表理事
山内康裕
1979年生まれ。法政大学イノベーションマネジメント研究科修了(MBA in accounting)。2009年、マンガを介したコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し、2020年に法人化し「マンガと学び」の普及推進事業や拠点営業(日本財団助成)、展示事業等を展開。マンガが領域の企画会社レインボーバード合同会社代表社員、さいとう・たかを劇画文化財団代表理事、文化庁メディア芸術連携基盤等整備推進事業有識者タスクチーム員、東京工芸大学芸術学部マンガ学科非常勤講師、国際マンガ・アニメ祭ReiwaToshim共同委員長他を務める。