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「バイトじゃねえ、俺はヒップホップに就職」 [23日目]

「バイトじゃねえ、俺はヒップホップに就職」

MCバトルのテレビ番組「フリースタイルダンジョン」でラッパーの般若さんが言ってた言葉。

当時、就活生の僕にはその言葉の意味があまり理解できず、ただただかっこいいなあという気持ちだった。

しかし、今、その言葉の意味を改めて考えさせられる。

(こんにちは。GEKIの作左部です。本当は1月に行うイベントの告知をしようと考えていたのですが、急にエモい気分になったので、振り返りと自分の想いをここに書いておきます。)

 

自分はどこに就職する?

昨年、命が有限であると、改めて気付かされ、自分自身の使命を果たすために、新卒で入った会社を3年で退職し、今年の6月に独立。

そしてなんとか、先月11月に法人化した。

いってしまえば、自分の生き方を定めてからまだ時間は短く、実力もまだまだであることは実感している。

非効率なことは多いし、いろんな人に助けてもらいながらで、実際のところ毎日謝罪と感謝の日々だ。(皆様本当にありがとうございます。)

しかし、毎日生きている実感をしている。

仕事が終わって家に帰るときに「ああ、今、自分は生きている。生きているぞー!!!」と叫びたい気持ちになる。

オフィスへ向かうときは、毎日が舞台の本番であるかのように全力で立ち向かい、

エレベーターや廊下で人がいないときは踊ったり、

面白い企画を思いついたとき、お客さんや演者が楽しそうにしているときは、とてつもなく気持ち悪い顔でにやけていたりする。

もちろん、生きている実感というのは、ポジティブな感情だけではない。

様々な葛藤、不安、悲しみ、怒りもいろんな場面で出てくる。

本当に気分が落ち込んで、体が一切動かなくなるときも、週に2回くらいある。

だが、生きている。

生きていると思えているのだ。

それはきっと、自分は、誰かの何かではなく、自分の生きたい生き方に就職できているんだろうなと感じている。

もしかしたら、般若さんがいう「就職」というのは、こういうことなのかもしれないと感じた。

 

落とされたけど、すくってもらえた。

100BANCHに入居したのは、今年の10月から。

実は、9月入居で応募していたのだが、1回目は落とされてしまった。

返信がずっとこなくて、このドキドキしていた時間を返してくれ!ふざけんな!! という気持ちも多少はあったが、懲りずに10月入居の応募をした。何度でも挑戦者を受け入れてくれるいい場所だ(100BANCHの皆様本当にありがとうございます。)

ここでは、いろんな人と出会った。

そして、いろんな場面で助けてもらった。

 

ひとりBANCH。

100BANCHに入居するときも、一人で応募した。

というのも、独立をしてから人になにかをお願いすることがめちゃくちゃ怖くなってしまっていたからだ。フリーランスや独立をしていると経験したことある人も多いと思うが。

プログラミングや、なにか専門的なスキルを持っているわけではない僕は、明日ご飯を食べていける保証がなかったため、とりあえずやってといわれたことは断らず、死ぬ気でなんでもやってきた。

その先なにかが繋がるかもしれないという気持ちで。

そんなスタンスだったので、関係も繋がりも一切なかった人からの仕事も受けてしまい、行う業務は雑用ばかり、なにを言っても否定罵倒され、尊敬できる人もおらず、さらにはお金が払えないということを後から通知された。

独立したばかりで生活も安定していなかったので、明日への不安と自分自身への嫌悪感で、毎日吐きそうな気持ちだった。

なので、自分もだれかに何かをお願いして、その人を傷つけてしまわないかがすごく怖くなってしまっており、なにをするにも一人でやるしか無い状況だった。

ひとりぼっちでの100BANCH、通称:ひとりBANCH生活が始まった。

 

改めて気づけた自分の生きたい姿


10月での入居がきまったのだが、このタイミングで通るとはおもっておらず、何も用意できていなかったので、まずは人集めからしなくちゃいけないとめちゃくちゃ焦った。

しかし、自分から誰かにお願いするのが怖かったので、だれにも相談せず、SNSで公募をかけることにした。

そしたら、自分の仲間や先輩が共感してくれ、さらに、100BANCHで出会ったプロ大学生のそうたがいろんな人を紹介してくれて、13名の仲間、企業9社、学生10名が集まってくれた。

本当に嬉しかったし、毎日mtgをする中で、自分の不安をメンバーが払拭してくれる。

同じ世界を目指すために、目の前の人を救うために命を懸けてくれている。

だからこそ、イベントの参加者も、企業さんも、そして何より携わってくれているメンバーの人生が、もっとよくなるようにしていきたいなって本気で思っている。

「誰かの生きる理由をつくる」。

これが、自分が掲げているMISSIONであり、自分自身が就職する生き方だ。

このことにメンバーや参加者が改めて気づかせてくれた。

ここに入居したことがきっかけでいろんな仲間を呼び、仲間を信じることができ、自分の就職先が改めて決まったと言っても過言ではない。

ありがとう。100BANCH。ありがとう。メンバーのみんな。

 

自分の人生に就職している人が集まる場所。

「100BANCH、それは百(たくさん)のプロジェクトがうごめく実験区」。

100人いれば100通りの考えがある。

51期のみんなを含め、フリーランス、学生、起業家、サラリーマン、パパママ、ここにいる人たちはみんな生き生きしている。

きっと、なにかに囚われず、縛られず、自分の生き方に就職できている人たちなのだろう。

般若さんはヒップホップに就職をして、僕も自分の生き方に就職をしていて、100BANCHのメンバーも、それぞれの人生に就職をしている。

きっと、なにか職につくこと、企業にはいることだけではない、自分の人生の方向性を明確にして、その人生で覚悟を決める。

それが般若さんの言っていた、就職なのかもしれない。

僕も、いろんなことに挑戦して、苦しみもがき、ようやく見えてきた一つの答え、そんなことに気づかせてもらえた場所だった。

もしかしたら、ここに入らなければ、ただがむしゃらに自分の就職先(生き方)を探していたかもしれない。

それぞれが、それぞれの生き方が見つかるように、

100BANCHのメンバーのように生き生きとした人生をみんなが送れるように、

2022も、走り続けようと。

皆様、ここまで読んでくださりありがとうございました。

そんな想いを込めて、
1月29日(土)ハマらない就活展を開催しますので、よければ見てください。

では、良いお年を&メリー・クリスマス。

 

この記事は100BANCHにまつわる様々なストーリーをメンバーやスタッフが紹介するリレーブログ企画です。他の記事はこちらのリンクからご覧下さい。

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