自分の歯並びを把握して、メンテナンス意識がアップ！ 世界初のオンラインで歯型採りでワイワイ歯型をとってみた

「歯型採り」をイベント化してみたら？歯科矯正サービスの挑戦

今回このようなイベントを開催したのは、何より「歯のメンテナンスについてより多くの方に知ってほしい」という思いがあったためです。口腔内の健康は身体全体の健康とも結びついています。しかし、日常生活の中では、自分の歯並びを見たり気にかけたりする機会はあまりありません。

「歯型採り」という体験を通して、普段は把握できない自分の歯並びを可視化し、そしてその歯型のどこをチェックすべきかをわかりやすく解説することで、メンテナンスに対する意識をより多くの方に持っていただく、というのが今回の試みです。

また、通常は自宅で一人で行っていただいている歯型採りを、一人でなく大人数で行ったときにどのような影響があるのか検証する目的もありました。イベント感覚で楽しみながら歯科矯正の準備ができるようになれば、間口がさらに広がるのではないかと考えたためです。

イベントを開催するにあたり、歯型採りを大人数で楽しんで実施できるようにさまざまな工夫を凝らしました。チャットを使って一体感を出したり、準備が出来たら画面に合図してもらうなど、手厚いコミュニケーションを心がけました。また、素材が固まるまでには3分半ほど時間がかかるので、待ち時間も楽しめるようなコンテンツ作りを行いました。

 

参加者の大半がイベントを通じて歯のメンテナンスや歯科矯正に関心

初めての体験に「難しかった」「人の目が恥ずかしかった」という意見もありましたが、参加者からの反響はおおむね好評で、「みんなでやるのが楽しかった」という声を多く頂くことができました。

さらに、歯が全身に関係あるということを知らなかった方も多く、「これを機にメンテナンスをがんばろうと思った」「今後歯みがきの仕方を工夫したい」など、歯のメンテナンス意識が高まったという反応もありました。「今回採った歯型を返送して矯正を進めてみたい」という方が参加者の半数にも上ったことは我々もとても驚きました。

一方、ご満足の声を多く頂いた半面、運営サイドとしては、手袋をはめたり、パテを取り出したりという段階で手間取って進行についていけない方もいらっしゃるということをオンライン配信の中で気づきました。回を重ねる中で改善を行うことで徐々に戸惑う方も減って、満足度もさらに向上したのではないかと思います。

 

「歯でつながるコミュニティ」づくり。歯科矯正をより身近に

歯のメンテナンスについては、一般的に知られていないことも多いと感じています。今後は歯と健康の関係性や、歯のメンテナンスのポイントなどをわかりやすく伝えていくことで、より健康に生きる方を増やしたいと考えています。

また、今回のイベントを通じて、「歯型採り」をイベント化するなどの方法によって、もっと歯科矯正を身近に感じていただくことができるのではないかと感じました。より楽しみながら、自分の歯並びや歯を身近に感じてもらえる手段を今後も模索したいと思っています。

これらを実現するために、より知識面では歯科医と密接な関係をとりながら、体験の面ではCXやUX、UIを考えれらる方、コミュニティマネージングできるような方と一緒にサービスを向上させていけたらと思っています。

■関連リンク

・株式会社DRIPS：https://drips.co.jp/
・リーダーインタビュー「歯科矯正でより多くの人を健康にしたい：DRIPS・各務康貴さん」：https://100banch.com/magazine/25391/