EVENT REPORT

2020.08.23 Sun

全国各地の子どもたちがオンライン上に集結!みんなでひとつの星座を制作 「オンライン自由研究教室~みんなでつくる1つの星座~」

  • #ナナナナ祭2020

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私たちSTEMeeでは、ナナナナ祭で「オンライン自由研究」を開催しました。宇宙について学びながら、世界に1つの光るブレスレットを制作。Zoomの画面を使ってみんなで星座を作りました。

参加した小学生の子どもたちは、「宇宙に行く」というゴールに向けてワーク中も真剣そのもの。また、宇宙というテーマに全国各地場を問わず多様なバックボーンを持つ子どもたちが集結!これまでの100BANCH(都内)でのオフラインイベントにはなかなか参加できなかったという子どもたちも多く参加し、環境に関係なく子どもたちに科学に触れるきっかけを創ることができました。

――ナナナナ祭ではどんなプログラムを行ったのでしょうか?

全国の子どもたち向けに、場所を問わず「実際に手を動かして考える科学の体験」を届けるオンラインイベントを行いました。「宇宙に行く」をテーマに、紫外線や星座の性質について学びながら、世界に1つだけの光るブレスレットを制作しました。そして、作ったブレスレットをZoomの画面上で光らせ、参加者全員で1つの星座を完成させることで、リモートですがみんなひとつになって宇宙体験を味わうことができました。夏休みの自由研究として、科学の一端に触れるきっかけを提供できたのではないかと思っています。

 

ロゴ、完成品

 

――このようなイベントを企画・開催した背景を教えてください。

コロナウイルスの影響で、子どもたちはさまざまな体験をするために外に出ることが難しい状況に置かれています。場所を問わず「実際に手を動かして考える科学の体験」をお届けしたいという想いがあり、科学実験キットとセットにしたオンライン授業を企画しました。

 

ただ、従来のような対面イベントのように実験やキット制作の物理的なお手伝いが出来ないことをどのように乗り越えるかという課題がありました。キットの材料や作り方を何度も何度も変えて試行錯誤し、かかる時間を計ったりしながら内容を詰めていきました。

 

また、今年の短い夏休みの自由研究や学習のお役に立てればという思いで、オリジナルワークシートを作成したのも今回工夫した点ですね。

 

全国各地の子どもたちにお届けしたキット(キットは全て手作り)

――子どもたちの反応はどうでしたか?どのような声があったのでしょうか?

ご参加者の感想として印象的だったのは、「イベントの後も娘が何度も『とても楽しかった』と言っていた」「YouTubeで実験を見たことはあったがやったのは初めて。体験できて嬉しかった」というお声です。なかなか科学館などにも行けない状況の中で、キットだけでなく「体験」を届けられたからこそ頂けたお言葉なのかなと思いました。

 

また、Zoomでのイベント運営にはまだ不慣れな部分もありますが、「慣れれば今後も継続的にコンテンツとしてやってほしい」というお言葉も頂きました。

 

当日のオンライン自由研究教室の様子

 

――プログラムをやってみた上で得られた気づきは何かあったでしょうか?

まず驚いたのは、住んでいる場所や性別などを問わず多様な子どもたちが参加してくれたことです。今回のイベントでは「世界に一つの輝くブレスレット」「みんなで星座を作る」という切り口を加えたことで、科学やエンジニアリングにすでに関心のある子もそうでない子も参加しやすい雰囲気を創れたのではないかと思っています。

 

また、子どもたちは(下手したら私たちよりも)Zoomを使ったオンライン授業にとても慣れていましたね。最後までしっかりとついてきてくれたので、これまでの活動をオンラインに移行しても、子どもたちにとってそこまでの障壁にはなり得ないのかなというのが大きな気づきとしてありました。

 

運営面ではオフラインの時よりも子どもたち一人一人の表情がよく見えたので、フォローがしやすかったことはとても良かったです。

―― 気づきや結果をふまえて、今後の活動につながるものはありそうですか?

キット+オンライン授業の企画は今後も定期的に行いたいと考えています。今回は特にウイルスの影響でオフラインイベントが出来ない状況下での取り組みという意味合いが強くなりましたが、全国各地、場所を問わず子どもたちが科学の面白さに触れられる可能性が見えたと思います。

 

また、「オフラインでは制約があってできなかったこともオンラインだったら実現できる」というポジティブな視点でも可能性があると考えています。「YouTubeでは見たことあるけどやったことがない、やってみたかった」というお声も聞けたので、やってみたいと思った実験が誰でも簡単にすぐできるようなキット作りも進めたいですね。

 

―― 今後の活動において、どのような人とつながっていきたいと思いますか?

今回、全国各地からご参加いただいたので、普段会えないような遠方のお友達とも会話が生まれたりしていました。全国各地の科学やエンジニアリングが好きな子どもたちの居場所となるコミュニティと連携して、今後もさまざまな体験を作り続けたいと考えています。

 

■関連リンク

・「STEMee」プロジェクトページ:
https://100banch.com/projects/15401/

 

 

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WRITER

STEMee

五十嵐美樹

リーダー

東京大学大学院修士課程修了、東京大学大学院客員研究員。学部時代は、上智大学理工学部機能創造理工学科にて工学を学び、「ミス理系コンテスト2013」でグランプリを受賞。子どもたちに向けた科学実験教室やサイエンスショーを全国各地で主催している。また、大手電機メーカーでのエンジニア就業経験を活かし、理系女子キャリアイベントの講師としても活動。これら女の子に向けた活動が認められ、2018年「日産財団リカジョ賞」準グランプリ受賞。Great Explorations in Math and Science取得。理系女子未来創造プロジェクト理事。

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