コスメとコミュニティの力で、「肌色の多様性」を祝福できる未来をつくる

Lumiskin
コスメとコミュニティの力で、「肌色の多様性」を祝福できる未来をつくる
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Lumiskin リーダー バー・ニャクワ 未裕


天気を敵から味方に。行動を引き出す気象インターフェースの再設計。


私たちは、「天気が敵ではなく、味方になる社会」を目指すプロジェクトです。
近年、気候変動に伴う異常気象は世界的に増加し、人々の生活を脅かし続けています。これに対し、人類は高度な技術を用いてリスクを早期に感知する仕組みを整えてきました。しかし日本では、警報が発令されても避難率は2割未満にとどまり、技術が発達しても「人が動かない」という根本的な課題が残っています。情報が行動に変わらなければ命は守れない——その前提に立ち、私たちは気象情報を、単なる通知ではなく「次の行動を導く仕組み」として捉え直したいと考えています。
きっかけは、夏に参加した国際会議での体験です。国連関係者や各国の学生と議論する中で、日本の若手参加者は珍しいと驚かれました。参加者の多くは途上国から来ており、彼らにとって気候変動の被害は日常生活に直結しているため、強い危機感を持って行動していました。一方で、自分の環境では表面化していないだけで、すでに苦しんでいる人がいるという現実を知りました。この不平等を埋めるために、気候レジリエンスに取り組みたいと思うようになりました。
人々が気象情報の生成と解釈に参加できる設計を導入すれば、観測インフラが不足しているという問題と警報が行動に結びつかない問題という、早期警報システムの二つの限界を解消できるのではないか。
1. プロトタイプの開発:平常時と緊急時で異なる機能を持つ画面やメッセージを複数パターン設計し、最低限動くアプリとして形にします。
2. 限定公開によるテスト:実際に数十名に使ってもらい、「空占い」をどの程度続けてもらえるか、自分ごととして受け取れる表現はどれか、利用ログと聞き取りから反応などを集計し、仮説を検証します。
3. ポップアップやローンチによる公開実験:来場者がその場で空の写真を撮り、複数の避難メッセージを体験できる場をつくります。「この呼びかけなら動ける」と感じた瞬間の質や傾向を調べます。
この3カ月を通して、行動につながる伝達方法の条件を明確にし、次の実証へつながる原型をつくることを目標とします。
「日常の行動習慣が緊急時の避難行動を後押しする」という仮説を検証します。若い世代にとって自然に使える気象インターフェースとしてアプリを開発し、習慣的に触れられる仕組みとして定着させることを目指します。また、ポップアップなどを通じて実社会への発信も並行して行いたいです。
「異常気象がなくなる世界」を願いながらも、気象の変化そのものは避けられないと感じています。だからこそ、たとえ極端な天気が続いていても、人が恐れに支配されず、むしろ共存できる社会であってほしいです。私が考える気象データの面白さは、人間は天気から無意識に影響を受けているため、その動きがデータの中に確かに現れる点にあります。100年後には、防災だけにとどまらず、人間の暮らしのさまざまな領域が気象データと結びつき、人々の行動を後押しする仕組みとして自然に機能していたら面白いのではないでしょうか。誰もが天気に振り回されるのではなく、天気を読み取り、活かしながら生きていける世界。日常と気象の境界がやわらかくつながり、人の意思決定が気象データによって支えられる未来。自分の活動が、そんな「気象データドリブンな社会」の実現に向けた始めの一歩になると嬉しいです。

Clouva リーダー新羅由清
2004年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部に在学中。ワクワクするアイデアを妄想し、友人と語り続ける時間が好き。一方で、その発想を現実に落とし込むのは初めての挑戦で、試行錯誤中。好きなことも嫌いなことも人生経験だと捉え、とにかく自分で動いて確かめたいタイプ。大学では友人と「人生経験サークル」を企画し(デュオです)、月一で「死ぬまでにやりたいこと」を実施中。

Clouva メンバー韓美喜
2004年生まれ、韓国出身。慶應義塾大学環境情報学部に在学中。日本では新宿に15年間住んでおり、多様なカルチャーに触れながら育った。大学ではマーケティングやブランディングを中心に学び、音楽、映画、ファッションなどが好き。将来の夢はゴールデンレトリバーを飼うこと。