循環型スニーカーブランドを通じて、獣害問題や染織産業の抱える課題の解決に挑む

Re:Spect
循環型スニーカーブランドを通じて、獣害問題や染織産業の抱える課題の解決に挑む
理想の服を探す人と作る人をつなぎ、「最高の一着」で自信をまとえる世界を。
私たちは理想の服を妥協せずに手に入れられる社会を目指すプロジェクトです。
TailorYouは、理想の服を「諦めない」ためのリメイクマッチングプラットフォームです。「この服、Vネックだったらいいのに......」など、どの服もちょっとずつ違っていて、頭の中にある理想の一着がなかなか見つからない──そんなもどかしさを解決したいという思いからこのプロジェクトが生まれました。依頼者は「こんな形にしたい」「こんな服が着たい」という希望を登録。作り手は「やってみたい」と思う案件を選んでマッチングします。ちょっとしたお直しから大胆なリメイクまで。フラットで気軽につながれる、温かい環境を目指しています。
TailorYouの原点は「白ワンピ事件」です。昨年の夏、理想の白ワンピースを探し続けましたが、袖や素材など、細部まで理想を満たすものには出会えませんでした。結局妥協して買った一着は、着るたびに「もしこうだったら」というモヤモヤが浮かんでしまいました。まわりに聞いても「この服がVネックなら」「昔のあの形が欲しい」と同じような悩みがたくさん。誰もが 「ちょっとだけ気に入らない服」 を抱えている。そこから、誰もが妥協せず、これかわいいでしょ、かっこいいでしょと自分なりの自信をもって着られる服を手に入れられる世界になったら、という考えに至り、この課題を仕組みで解決したいと強く思うようになりました。
「理想の服が見つからない」は、「半分作る」で解決できるのではないか?
服を探しているとき、この服Vネックだったらいいのに、などと思ったことはないだろうか。そんなとき、既存の服を理想に近づけるリメイクがもっと気軽にオーダーできる世界だったら、自分のイメージ通りの服が手に入るのではないか。それによって、妥協せずに最高の一着を手に入れられ、大好きな服とともに自信をもって日々を過ごせるのではないか。そんな仮説を立てています。
また、既存のアパレル企業から廃棄される可能性のある服を、リメイク素材として使用できるかもしれません。循環型社会における社会的ニーズにも応えられるのではと考えています。
理想の服を「半分作る」体験で、個人的・社会的ニーズを満たす方法を模索する。
1. 依頼成立100件を目安に満足度を測定
2. 廃棄服を素材に使ったリメイクを少なくとも1件実施
3. 公式LINEを整備し、依頼~マッチングをスムーズに
4. リメイク会などのイベントを通じて、TailorYouの世界観を発信
TailorYouを、もっと広げる。
1. 依頼成立100件
2. 廃棄服を活用した事例を1件以上つくり、企業に提案可能な状態に
3. 公式LINEを完成させ、誰もが気軽に依頼できる仕組みを実現
4. TailorYouを知って「やってみたい」と思う人を増やす
現在のアパレル市場では、「選ぶ」ことが前提で、個人の細やかなニーズに応えきれていません。活動を通じてわかったのは、①大手アパレルのOEM企業は顧客の声よりもデザイナーのセンスやトレンド、売上が優先されていること、②仕立て屋は冠婚葬祭やビジネス用が中心で普段使いのサービスが少ないこと、③繊維商社は法人向けで個人が素材を手に入れにくいことです。
TailorYouは「欲しい服を持つ人」と「作れる人」をつなぎ、リメイクを民主化します。
100年後には、「こんな服が着たい」と思ったときに、誰もがすぐに手に入れられる社会をつくる。誰もが「最高でしょ」と胸を張って自分らしい一着とともに毎日を送れる未来に向けて、私たちはTailorYouを育てています。
TailorYou 共同創業者黒川明日香
慶應義塾大学 経済新人会マーケティング研究部に所属。学内外のビジネスコンテストで複数回入賞し、運営統括も務めた。LinkedIn Student Club 1期生として、2100名以上の学生集客を実現。「欲しい服のイメージはあるのに探すと見つからない」張本人で、妥協せずに服が買える世界を実現したいと熱意を燃やしている。
TailorYou 共同創業者金坂純伶
慶應義塾大学 文学部 人文社会学科 美学美術史学専攻。幼少期から服が好きで、大学では学生服飾団体Keio Fashion Creatorに所属し、ディレクターとして活動(2024年度で引退)。将来の夢はアパレルブランドを立ち上げること。
TailorYou SNS担当郡司江美
明治学院大学 経済学部 国際経営学科。大学に通いながら美容学校と両立し、美容師の国家資格を取得。地域活性化への関心から、地元栃木でマルシェの企画運営を手掛けた。美容室の集客支援として、SNS運用やイベント企画に関わる。休日には、セレクトの古着屋さんを巡ったり、ブランドのアーカイブなどを漁ったりして、ファッションを楽しんでいる。