理想の服を探す人と作る人をつなぎ、「最高の一着」で自信をまとえる世界を。

TailorYou

プロジェクト概要

私たちは理想の服を妥協せずに手に入れられる社会を目指すプロジェクトです。
TailorYouは、理想の服を「諦めない」ためのリメイクマッチングプラットフォームです。「この服、Vネックだったらいいのに......」など、どの服もちょっとずつ違っていて、頭の中にある理想の一着がなかなか見つからない──そんなもどかしさを解決したいという思いからこのプロジェクトが生まれました。依頼者は「こんな形にしたい」「こんな服が着たい」という希望を登録。作り手は「やってみたい」と思う案件を選んでマッチングします。ちょっとしたお直しから大胆なリメイクまで。フラットで気軽につながれる、温かい環境を目指しています。

  • 食ファッション
  • 12経済活動は人間性を取り戻し、価値を軸とした"交歓"社会が成立する
  • #服
  • #リメイク
  • #アップサイクル
  • #オシャレ
  • #民主主義
  • #99期

動機

TailorYouの原点は「白ワンピ事件」です。昨年の夏、理想の白ワンピースを探し続けましたが、袖や素材など、細部まで理想を満たすものには出会えませんでした。結局妥協して買った一着は、着るたびに「もしこうだったら」というモヤモヤが浮かんでしまいました。まわりに聞いても「この服がVネックなら」「昔のあの形が欲しい」と同じような悩みがたくさん。誰もが 「ちょっとだけ気に入らない服」 を抱えている。そこから、誰もが妥協せず、これかわいいでしょ、かっこいいでしょと自分なりの自信をもって着られる服を手に入れられる世界になったら、という考えに至り、この課題を仕組みで解決したいと強く思うようになりました。

仮説

「理想の服が見つからない」は、「半分作る」で解決できるのではないか?
服を探しているとき、この服Vネックだったらいいのに、などと思ったことはないだろうか。そんなとき、既存の服を理想に近づけるリメイクがもっと気軽にオーダーできる世界だったら、自分のイメージ通りの服が手に入るのではないか。それによって、妥協せずに最高の一着を手に入れられ、大好きな服とともに自信をもって日々を過ごせるのではないか。そんな仮説を立てています。
また、既存のアパレル企業から廃棄される可能性のある服を、リメイク素材として使用できるかもしれません。循環型社会における社会的ニーズにも応えられるのではと考えています。

実験

理想の服を「半分作る」体験で、個人的・社会的ニーズを満たす方法を模索する。
1. 依頼成立100件を目安に満足度を測定
2. 廃棄服を素材に使ったリメイクを少なくとも1件実施
3. 公式LINEを整備し、依頼~マッチングをスムーズに
4. リメイク会などのイベントを通じて、TailorYouの世界観を発信

目標

TailorYouを、もっと広げる。
1. 依頼成立100件
2. 廃棄服を活用した事例を1件以上つくり、企業に提案可能な状態に
3. 公式LINEを完成させ、誰もが気軽に依頼できる仕組みを実現
4. TailorYouを知って「やってみたい」と思う人を増やす

未来

現在のアパレル市場では、「選ぶ」ことが前提で、個人の細やかなニーズに応えきれていません。活動を通じてわかったのは、①大手アパレルのOEM企業は顧客の声よりもデザイナーのセンスやトレンド、売上が優先されていること、②仕立て屋は冠婚葬祭やビジネス用が中心で普段使いのサービスが少ないこと、③繊維商社は法人向けで個人が素材を手に入れにくいことです。
TailorYouは「欲しい服を持つ人」と「作れる人」をつなぎ、リメイクを民主化します。
100年後には、「こんな服が着たい」と思ったときに、誰もがすぐに手に入れられる社会をつくる。誰もが「最高でしょ」と胸を張って自分らしい一着とともに毎日を送れる未来に向けて、私たちはTailorYouを育てています。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    御多分に洩れず「お姫様みたいな格好」に憧れていた幼少期。ところが小学生になると「勉強する場所におしゃれはいらない」と、可愛い服を着たい自分を抑えて逆張りのストイック路線に。
    中学生になると、お下がりの影響もあり一気に“お姉さん服”へ。塾に行く服選びで毎日がファッションショーに。可愛い組み合わせを見つけると勉強がつらくても「鏡の中の自分」やかわいいと言ってくれる周りからの声に励まされました。
    高校生になるとより自分で服を選びはじめ、「似たのばかり」と親に言われないよう、やや慎重に選んでいました。毎日違う気分に合う服がある状態を目指し、系統もさまざまに挑戦しました。特に、麦わら帽子を探したときは「絵に描けるほど理想が明確なのに見つからない」経験をし、ブランドを立ち上げたいと夢見たこともありました。
    大学に入ると自由に買えるようになった反面、「似た服は一つでいい」という考えも根付き、納得できる一着を探し回るように。その結果、「理想の服が見つからない」という今の課題をより強く意識するようになりました。"
  2. 渋谷の街のエピソード
    服を買うときは、109のショップをすべて見て回ることが多いです。最初は「白いワンピースが欲しい」くらいの漠然としたイメージでも、ショップを回るうちに「袖のラインはこの形が素敵」「丈はこれくらいがいい」など、自分の服の細かい好みが少しずつはっきりしていきます。そして、それぞれの服の気に入ったポイントが、自分の服選びの条件になり、最高の一着を求めて探し続けています。
  3. メンバーたちの意外な一面
    金坂純伶は、一見大人しそうに見えて、度胸と情熱があります。ボケ担当ながら、どんなボケでも拾ってくれるすごい人です。郡司江美は、一見ギャルに見えて、緊張しいな性格に打ち勝とうと頑張ってます。たまにやや高すぎるような目標をも「できそうじゃない?!」という言葉で可能性を広げてくれるすごい人です。
    黒川明日香は、しっかりしている人だと思っていましたが、何もないところでもコケます(黒川注:物理的に)。ひとりでもズンズン進んでいってすごい繋がりを持ってきてくれるけれど、悔しい経験もたくさんあるみたいです。(by純伶)
  4. 意気込みをお願いします!
    一人一人に向き合い、本当に必要とされる仕組みをつくっていきたいです。

プロジェクトメンバー

  • TailorYou 共同創業者黒川明日香

    慶應義塾大学 経済新人会マーケティング研究部に所属。学内外のビジネスコンテストで複数回入賞し、運営統括も務めた。LinkedIn Student Club 1期生として、2100名以上の学生集客を実現。「欲しい服のイメージはあるのに探すと見つからない」張本人で、妥協せずに服が買える世界を実現したいと熱意を燃やしている。

  • TailorYou 共同創業者金坂純伶

    慶應義塾大学 文学部 人文社会学科 美学美術史学専攻。幼少期から服が好きで、大学では学生服飾団体Keio Fashion Creatorに所属し、ディレクターとして活動(2024年度で引退)。将来の夢はアパレルブランドを立ち上げること。

  • TailorYou SNS担当郡司江美

    明治学院大学 経済学部 国際経営学科。大学に通いながら美容学校と両立し、美容師の国家資格を取得。地域活性化への関心から、地元栃木でマルシェの企画運営を手掛けた。美容室の集客支援として、SNS運用やイベント企画に関わる。休日には、セレクトの古着屋さんを巡ったり、ブランドのアーカイブなどを漁ったりして、ファッションを楽しんでいる。

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