LiA
表現の混ざり合いが生まれる空間を社会に出現させたい!
毎日通っているあの道が、毎日見ている光景が、時間、場所、人々によって常に変化していたら・・・まちをもっと自分ごととして捉えられるかもしれない。「LiA」は表現の混ざり合いが生まれる空間を社会に出現させることを目指すプロジェクトです。
ナナナナ祭2023では、Bloxellという空間創造プロダクトを作成し、変化し続ける空間を展示し、みなさんの反応を聞いてみました。展示をつくる上での発見をLiAの滝川がお伝えします!
あの作品や、あの絵画、あのアートはどんな思いでつくられたのだろう、どんな流れで生まれたのだろう。私たちは、そんな表現が作品になるまでの“過程”にもっとフィーチャーしてもいいんじゃないか、そんな思いで活動しています。
作品の過程、なんて、そんな大げさなことじゃなくたっていい。例えば、日々活動している中で、なにかふと思うことはありませんか?そんな思いは、過程だからこそ共有できる、過程だからこそ混ざり合えるのではないでしょうか。
美しい作品になる前の“過程”、そこには、それぞれの思いや、こだわり、本気になっていることが凝縮されているでしょう。
今までは、そんなみんなの“過程”があつまることで完成するイベントを何回か開催しました。
今回のナナナナ祭では、箱の中を飛び出して、空間自体を“過程”にさせるプロダクト「Bloxell」を作成し、展示しました!
空間自体が“過程”と言われてもピンとこないかもしれません。
もう少しかみ砕くと、使う人によって、空間自体が常に変化し続け、完成がない空間ということです。そんな空間を、私たちは、「Bloxell」を使って作りたいと思っています。Bloxellはハンドスケールの小さなピースが組み合わさって大きな家具や空間をつくっていくプロダクトです。
ナナナナ祭では、展示空間のすべてが人々によって変化していく空間を意識して、行いました。たくさんの人が、楽しそうに変化させてくれていたのが印象的です!
「自分たちで空間がつくれたら絶対楽しい!」「これが家具だけじゃなくて空間にもなるんじゃない?」「どれだけ高くつくれるんだろう?」「こどもたちに遊ばせたら、大人には分からなかった気づきが得られそう!」など、たくさんの言葉をいただけました!
このように、人々によって変化し続ける空間は、みなさんにはどんな反応で受け入れてもらえるのかを知ることができました!
“過程”には、それぞれのこだわりや本気になっていることが凝縮されていると思っています。そんなこだわりが、過程だからこそ、共有でき、混ざり合える気がします。
ナナナナ祭では、みんなの、こだわりや本気になっていることも集めました!
わたしたちは、今後、「Bloxell」をまちの中に実装することを目指します。そして、まちに“過程”があふれ、人と人、思いと思いが共有され、混ざり合えるような未来に向かって歩いて行きたいです!