- イベントレポート
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年4月 GARAGE Program実験報告会
あなたはスマホに どれだけ夢を奪われていますか?
秘密基地プロジェクトは、スマホで時間を無駄にすることが夢・目標を叶えるための時間を奪っているという課題に対し、閉じ込めボックスや学生のコミュニティーを用いて、スマホの依存性に対してセルフコントロールをするという意識を醸成することで、夢・目標を追いかけ叶える若者の溢れる社会の実現を目指し、活動していきます。
高校生のときにスマホで時間を無駄にしてしまっていた経験をきっかけに、なぜスマホはこんなにも依存してしまうのかに興味を持つ。調べていくと、アプリなどの開発者側がインターネットに依存させるように仕組みづくりを行っており、心理学の研究では電源の入っていないスマホでさえも人の集中を妨げることが明らかになっているという。このことから、本来人間が能動的に使うはずのスマホが、人間がスマホに使わされるようになってしまう恐怖を感じた。このようなスマホの依存性は日常生活を妨げるだけでなく、夢・目標を叶えるために費やすべき時間が奪われていることが最も大きな問題だと感じ、スマホで時間を無駄にしないためにセルフコントロールをしていくことが必要だと考えた。
スマホで時間を無駄にしてしまい、夢・目標のために費やすべき時間が奪われているという問題を解決するためには、① セルフコントロール力の向上方法の解明 ② スマホに対してセルフコンロールをしようという意識の醸成の二つが必要だと考える。
自分をコントロール方法を研究をする①も必要だが、②のそもそもスマホの依存性に対して自分をコントロールすべきだという意識がない人々にも、将来の可能性が奪われていることとセルフコントロールの必要性に気づいてもらうことで、より多くの人々のスマホで時間を無駄にしてしまうという問題を解決できると考えている。
勉強や作業などのやりたいことをスマホに邪魔されずに没頭できるようにする「スマホ閉じ込めボックス」を用いて、高校などの学生の集まる場でイベントを行う。YouTubeとInstagramを中心としたSNSを用いて、スマホで時間を無駄にしてしまっている人たちにセルフコントロールの必要性と秘密基地の存在を知らせる。これらの活動を通して、秘密基地の理念に共感してくれる学生を集め、スマホと共存しながら夢・目標を叶えるためのプラットフォームとなるコミュニティーを創る。そして、秘密基地カフェとして学生が集まり夢を語り合う場の実現をする。
夢・目標を追いかけ叶える人々が溢れる未来をつくる。 デジタルネイティブ第二世代の私たち若者は、日々スマホに多くの時間を費やしている。必ずしもスマホを使うことが悪ではない。しかし、やりたいことがあるにもかかわらずスマホがやめられないという問題は、今は目には見えなくとも将来の可能性を徐々に蝕んでいる。そこで、夢・目標を叶えるために費やす時間を秘密基地が創り支えていくことで、夢・目標を追いかけ叶える人々が溢れる未来をつくっていきたい。
慶應義塾大学環境情報学部1年
秘密基地PJ樋口葵伊
2002年生まれ。両親の影響で幼い頃からテニスに打ち込み、中学で全国大会に出場。高校では1年間アメリカに交換留学を経験。これらの経験から自分をコントロールし努力することに自信を持っていたが、唯一スマホで時間を無駄にしてしまうことだけは自分をコントロールできず挫折。それをきっかけに、現在慶應義塾大学のSFCにて「インターネット依存解決のためのセルフコントロール力の向上方法」の解明について脳科学から研究中。
NPO法人ETIC. Co-Funder/シニアコーディネーター鈴木 敦子
早稲田大学第二文学部卒業。在学中より中国・アメリカなど海外留学・放浪を行う。また各種アルバイトを経験し、ETIC.の前身である「学生アントレプレナー連絡会議」の勉強会などに参加。自らも起業したいと、能力未熟のまま卒業直後に起業する。ルームシェアのコーディネートの事業を2年半経営して廃業。97年のETIC.事業化に伴い、事務局長に就任しインターンシップのコーディネート、若手起業家支援などの各種プログラムを実施。現在は、マネジメントサイクル全般、主に人事、組織作りなど担当。年間約200名の起業家や学生の起業相談、キャリア相談を受け、約100社のベンチャー企業と学生のインターンシップのコーディネートなどの実績がある。
プロジェクトの歩み
入居開始
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2022年4月 GARAGE Program実験報告会