- イベントレポート
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2023年3月 GARAGE Program実験報告会
クリーン×カワイイ化粧品 人も環境も社会も美しい未来を創造する
「何かを犠牲にして得た美しさならいらない」人を美しくする化粧品が社会問題に絡んでいると知って、人生をかけて愛していた化粧品を楽しめなくなった。
Rulieは地球や社会に対する罪悪感を解決しつつ、カワイイ商品がほしいというワガママも叶える"クリーン"と"カワイイ"を両立する化粧品ブランドだ。私たちだからこそできる、事業の透明性の担保、問題提起を行っていく。
小学校高学年の頃、「小学生には必要ないわよ」と言われ、母に化粧品を買ってもらえなかった私は、家ではYouTubeで人が化粧で変身する様子を見て、学校帰りには売り場でキラキラ輝く可愛い化粧品を見て楽しんでいた。中学生になって自分がメイクをするようになると、コンプレックスに思っていた部分をチャームポイントだと思えるようになり、人の外見だけでなく内面まで美しくする化粧品にさらに魅了された。
しかし、高校生になると社会問題を知り、人を美しくする化粧品もまた何かを犠牲にしている現実を知った。プラスチックパッケージや成分の環境汚染、原料採掘の際の児童労働問題、大量生産大量廃棄のビジネスモデル。それらを知って、大好きな化粧品を使うときに罪悪感を感じるようになった。そんな時に、肌・環境・社会に配慮する「クリーンビューティー」という概念を知り、救われた気持ちになった。しかし、売り場に行ってクリーンビューティーの化粧品を手に取りながら、心の中ではドラックストアで売っているプラスチックのパッケージのクリーンビューティーでない商品に惹かれていた。現在日本にある3つのクリーンビューティーブランドの商品は価格が高く、ターゲットとする年齢層が高いために高校生大学生のニーズを捉えた商品がないと感じる。「クリーンビューティーの商品を手に取らなきゃいけないと思っているけど、本当に欲しいのはこれじゃない。」という本音から、「環境への配慮と可愛さは両立できるのか」という問いが生まれ、「自分が本当に欲しいと思うものを形にして世の中に届ける」このプロジェクトが始まった。
「環境に優しくいなきゃいけないのはわかってる。けど、正直必要性がわからないし、我慢したくない。」こう思っている人が、日本にどれだけいるだろう。
肌にも環境にも社会にも優しく、カワイイ化粧品が作れたら、きっと世界をより美しくできる。
クリーン×カワイイ商品を作ることは、これまで社会問題に興味はあったが行動に移せていない若者たちへ大きなインパクトを起こすだろう。
1.展示場を活用し、クリーンビューティーに対する生の声を調査
-クリーンビューティー講座を開設。クリーンビューティージャパンコミュニティーマーケターである代表がクリーンビューティーについて楽しく学べる場を作る。
→どのような概念としてジャパニーズクリーンビューティーを確立するべきなのか、どうしたら受け入れられるのかを調査
-アイシャドウのタッチアップイベントを開催。メンバーが実際にRulieのアイシャドウを使ってメイクをしながらクリーン×カワイイ アイシャドウについて話す。
→対話の中で市場調査をする。
-Z世代クリーン×カワイイ化粧品の企画会議
→若者のニーズをさまざまな方向から調査しつつ、クリーンビューティーを知ってもらう、自分ごととして考える機会にする。
持続可能なビジネスモデルを模索する
2. 展示場を活用し、ブランドの透明性を実現
-製造者の顔を見ながら、作り手の想い、商品の工夫した点を聞ける場を作る
3. 私たちのプロジェクトに共感する協力者を500人集めるために施策を考え、実行する
・9月のクラファンで製造費500万円を集める・500人のRulieのコアな応援者を集める(現在200人のラインのオープンチャットを500人に)・数年内にビジネスとして成り立たせるためのモデル構築を行うということを見据えて今回のブランドの戦略立てをする。
私は活動を通して、化粧品を使うことで人も環境も社会も美しくなる世界を実現したい。現状では、環境に配慮することは価格やデザインなど、何かを我慢することが伴う場合が多い。それは、需要を生んだり技術開発を進めたり、新たなビジネスを生むなどのイノベーションを起こすことで変化していく。私は、社会性と事業性の両立をしたビジネスモデルを構築することでこの未来へ貢献する。
そして、外見だけでなく、内面やあり方を含めた本質的な美しさを追求し、自分を愛せる人で溢れる世の中を実現する。
代表児玉英里
幼少期のころから化粧品に興味がありました。高校生になって環境問題や社会問題に意識が向き、
自分の大好きな化粧品が環境に負担をかけているということを知りました。
そんな中、クリーンビューティーという言葉に出会い、その言葉の意味や役割、将来性にひかれ、
今回コスメブランドを立ち上げるに至りました。
代表補佐時田聖菜
愛知県で生まれ、記憶がないころに東京へ引っ越してきました。小学校時代はそろばん教室に通っており、そこで数学が大好きになりました。それが高校時代の文理選択で理系を選択することにつながりました。今は経済学部に所属していますが、そろばんから培った数学好きということを生かして、授業に取り組んでいます。
営業植草愛海
幼い頃から可愛いものが大好きで、可愛いものがあればすぐ買ってしまうそんな私。
小学生の頃からの付き合いの代表が立ち上げるRulieに少しでも力になればと思い参加したプロジェクトですが、今では少しでも多くの方にRulieを通して環境にも可愛いコスメが広まる事を願っています。
営業西澤みゆう
今では大好きな自分の一重の目も、「二重が可愛い」と言う人が多い中で、元々はコンプレックスに思っていました。私は、将来一重の人も使いやすいコスメを作りたいと考えていて、その夢の一歩目としてRulieに参加しました。
営業小俣れもん
かわいいに目覚めたのは高校1年生の時でした。ずっと、かわいいを使う側だった私でも、「取り敢えずなんでもやってみる」の気持ちで、rulie営業部署からすべてのかわいいを求める方へ、rulieの思いを届けたいです。
HP部署雨宮佳音
高校生の頃にプログラミングに出会い、自分でコードを書いてアプリをつくることの面白さを知りました。大学は情報工学科に進み、現在はRuby on Railsなどを使ったエンジニアインターンをしています。プログラミング経験を活かし、Rulieの素敵なホームページをつくりたいです。
HP部署近藤りさ
小学生の頃に見たディズニーとピクサーのドキュメンタリーをきっかけに抱いたコンピューターグラフィックデザイナーという夢。それがきっかけとなり、高校生で進路を決める際、コミュニケーションデザイナーになりたいと思うようになりました。まだまだ未熟ですが、Rulieのビジュアルを支えられるように精一杯頑張っていきます。
sns部署ラビーンアメリー美花
ハーフの私は、どんな人種の人も使えるコスメを作りたいと言う夢があります。ハッピーなパワーが自分の武器だと思っているので、Rulieではその力を活かして、雰囲気づくりで貢献したいと思っています。
sns部署武山美悠
自分の想像したものをかたちにする、という大好きな作業を通して、Rulieの溢れる魅力をSNSという視覚重視の媒体を通して伝えることに貢献したいと考え、活動をさせていただいています。
sns部署松本恵
コスメと醜態恐怖症に興味を持ち、カワイイの多様化を目指して活動しています。
資金調達佐々木ここな
小学生の時から、勉強においても他のことにおいても全て中の下で「秀でた特技がないこと」がコンプレックスでした。そんな私に、「逆になんでも大体はできるってことでしょ?じゃあその分色んなことにチャレンジできるね」と言ってくれた方のお陰で今の私は存在します。やってみたいと思ったことはすぐに飛びつきやってみようと思い、今回Rulieに参加させて頂きました。
資金調達李あやか
資金調達長谷川まほこ
sns部署細田和子
Rulieの、素敵な想いと魅力溢れる商品をより多くの方に届けて、新しいコスメの形を広げていく為にこのプロジェクトに参加させていただきました。一つの商品を作りあげるのにも本当にたくさんの細かな努力や手順があることを知り、益々広報の意義や理解が深まっています。Rulieの魅力がどうしたらもっと伝わるか、試行錯誤を重ねながら撮影に携わらせていただいています。
NPO法人ETIC. Co-Funder/シニアコーディネーター鈴木 敦子
早稲田大学第二文学部卒業。在学中より中国・アメリカなど海外留学・放浪を行う。また各種アルバイトを経験し、ETIC.の前身である「学生アントレプレナー連絡会議」の勉強会などに参加。自らも起業したいと、能力未熟のまま卒業直後に起業する。ルームシェアのコーディネートの事業を2年半経営して廃業。97年のETIC.事業化に伴い、事務局長に就任しインターンシップのコーディネート、若手起業家支援などの各種プログラムを実施。現在は、マネジメントサイクル全般、主に人事、組織作りなど担当。年間約200名の起業家や学生の起業相談、キャリア相談を受け、約100社のベンチャー企業と学生のインターンシップのコーディネートなどの実績がある。
プロジェクトの歩み