Tax education
税教育で、正しく理解し、損をしない子どもたちを
5月3日(金・祝)15:45から100BANCH 3階にて、子どもたちの税金のリテラシーを高めるために作成されたボードゲーム『税金とり』のお披露目会を催しました。
制作したさんきゅう倉田は、大学卒業後、東京国税局を経て、よしもとクリエイティブ・エージェンシーで芸人になったという経歴の持ち主です。
芸歴は9年。月に4回ほど、相方と、経歴を活かした漫才を披露しています。しかし、お笑いライブを見に来る若い女の子たちは、税に関する言葉を知らないことが多く、「確定申告」や「住民税」と聞いてもピンときません。
仕方のないことです。日本の義務教育では税やお金について触れる機会が多くありません。社会人になってから困惑する人たちも大勢います。
そこで、子どもたちの税金のリテラシーを上げるべく、たのしく税金を学べるゲームとして、『税金とり』を制作するに至ったそうです。
今回のイベントでは、4月に完成した『税金とり』の紹介と体験を行いました。
『税金とり』は、ひとり1枚ずつ役職カードを取り、国の左側のプレイヤーからゲームを始めます。役職ごとの能力を使って、はじめに与えられた300万円の資産を増やしていき、終了までに最も資産が多くなったプレイヤーが勝利となります。
ひとりでお金を増やす役職もいれば、他の役職と取引をしてお金を増やす役職もいます。資産が増えると、増えた金額の10%をその都度、国に税金として納めるルールとなっており、国は見ているだけでお金が増えていきます。
国、会社、社員、個人事業者、アルバイト、ニート、公務員、政治家、銀行員、投資家の10の役職がありますが、それぞれの能力は平等ではありません。たとえば、ニートは全くお金を稼ぐことができませんが、会社や投資家はリスクを背負いつつも、大きく資産を増やすことができます。
ゲームを通じて、社会のしくみやお金を稼ぐことの楽しさを知ることができる設定です。
参加した方々は他人同士でしたが、ゲームが進むに連れて会話が増え、笑顔を見せていました。
現在、『税金とり』は、小中学校、高校向けに無料で配布されています。同時に一般販売も行っており、2個セット4,200円となっています。この場合、一つは購入者の手元に届きますが、もう一つは、無料配布に回されます。
賛同して購入した方々の気持ちが、子どもたちのところへ届くようになっています。ご質問がある方や購入を検討される方は、下記からご連絡をお願いいたします。
40@thankyoukurata.com https://twitter.com/thankyoukurata
プロジェクトの実験報告が終わると、参加者は登壇者への質問や2FのGARAGEの見学、事務局メンバーにGARAGE Program応募を質問するなどを、それぞれが思い思いに100BANCHの取り組みを知る時間となりました。
次回は【GARAGE Program応募者向け見学説明会&プロジェクト成果報告会】を5月30日(木)に開催します。
各プロジェクトの活動の様子を知りたい方や、GARAGE Programへの応募を考えている方は是非ご参加ください。