- イベントレポート
100年先の未来を描く6プロジェクトが登壇 2024年1月 GARAGE Program実験報告会
大切な人を想うきっかけをもっと日常の中につくりたい
私たちは、大切な人を想うきっかけを日常に増やすことを目指すプロジェクトです。
オフィスの中で誰でも気軽にお花を購入できる「オフィスフラワー」という取り組みを行います。
会社での観賞用にもなるオフィスフラワーを企業様に購入いただき、社員が自由にそこからお花を買うことができる仕組みです。お花は渋谷の花屋や渋谷に多く点在するイベント会場で廃棄されるロスフラワーをアレンジして、オフィスフラワーとして活用する予定です。
オフィスでお花という贈り物を購入できることで、「誰かを想う」機会を創出します。
何か素敵な商品を見つけると「これあの人にプレゼントしたら喜ぶだろうな」と周りの大切な人を想い浮かべることがあります。
誕生日など何かきっかけがあって想いを伝えたり贈り物をしたりするのが一般的ですが、もしもっと身近に贈り物が手に入れられる環境があったなら、記念日じゃなくても誰かのことを想うきっかけになるのではないかと思いました。
特に、お花はお祝い事やお礼のプレゼントとして贈る人が多いもの。働く人が多くの時間を過ごす「オフィス」の中でお花を購入できることで、日常の中で大切な人を想う機会が増えるのではないかと思います。
また、廃棄されるはずのものを贈り物として生まれ変わらせることで、人にも環境にも優しい贈り物の文化をつくることができると思っています。
「大切な人を想う時間が増えれば日常の幸せも増える」。
人によってそれぞれ幸せだと感じることは違います。世の中の全員が幸せだと感じることはないのか。そんなことを昔から考えていた時に「大切な人を想う時間」はどんな人にとっても幸せなんじゃないか、と思うようになりました。
そこで、「大切な人を想うきっかけ」を日常の中に増やすことで、世の中の幸せを増やすことはできるのか、ということを実験したいと思います。
多くの人が働く都心・渋谷という街で、「オフィスフラワー」を通して大切な人を想うきっかけをつくります。
〈3カ月間の具体アクション〉
・ユーザーインタビュー20名
・渋谷の花屋・イベント会場にヒアリング&協力店舗探し
・販売方法のプロトタイプを作成
・オフィス2社でオフィスフラワーの実証実験
計100名に大切な人を想うきっかけを提供できている
何百年先も「大切な人を想う幸せ」は不変だと思っているため、
100年後には今よりも何倍も日常で大切な人を想う時間が増え、比例して世の中の幸福度が上がっている未来を実現したいです。
プロジェクトリーダー新美早紀
関西大学社会学部メディア専攻卒業後、「想いを届けるお手伝いをする」ことを軸にウェディング事業を行うベンチャー企業に就職。その後、当時の女性社長と共に「ハモン」というおくりもの事業を行うチームを立ち上げ、大切な人におくる世界に一つだけのギフトを制作。おくりもの制作の他に、広報支援やライティング、映像制作など様々な形で想いを届ける活動をしている。
&Co.代表取締役/Tokyo Work Design Weekオーガナイザー横石 崇
多摩美術大学卒。2016年に&Co.を設立。”個育て”を軸にしたブランド開発や組織開発、社会変革を手がけるプロジェクトプロデューサー。アジア最大規模の働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」では3万人の動員に成功。鎌倉のコレクティブオフィス「北条SANCI」や渋谷区発の起業家育成機関「渋谷スタートアップ大学(SSU)」、シェア型本屋「渋谷◯◯書店」などをプロデュース。法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。著書に『これからの僕らの働き方』(早川書房)、『自己紹介2.0』(KADOKAWA)がある。
プロジェクトの歩み