「自分らしさ100%」で生きられる社会を作るため 親子間のギャップをなくす
- メンバーズボイス
FREE Project活動報告: 家族から幸せな人生を紡げる人と社会を
FREE Projectは家族と向き合い自分と向き合う人を増やすことを目指したプロジェクトです。
「誰かにこう言われたから・社会がこうだから」といった考えではなくて、自分自身に向き合い、自ら選択や行動をしていくことがその人の幸せを作っていく為に必要なのではないかという疑問から生まれました。一人ひとりの幸せを紡げる人を人生の最初の社会である「家族」という視点から増やしていこう。
今回のレポートではこのプロジェクトの生い立ちやこの半年の取り組み、これからについてお伝えします!
自分の人生を生きれていない自分に気づいたことがきっかけだった
最初は代表の草田が学生生活の中で感じた「親と子に価値観の違いが有り、お互いの思いと行動にすれ違いがある事で自己肯定感が下がってしまっているのではないか」という課題意識からプロジェクトを立ち上げました。
自分自身が学生生活で頑張ってきたけど、それは親に認められたいという思いや自分の思いが伝わらないというもどかしさから来るものだったかもしれない。一方で他者にも目を向けると何かに理由付けをして自分の魅力や能力を過小評価してしまう人・親に言われた選択を取ることで自分の気持ちを尊重できずにいる人たちの姿が—。
親子関係の衝突や問題は当たり前化しているけれど、私の感じた課題意識や気づきを何かの形にすることで現状を変えられたら。そんな思いが発端でした。
もがき続けた最初の3ヶ月
2017年10月 100BANCHに入居した当初メンバーが草田1人のみだったので、まずはメンバーを集めようと このプロジェクトに声を掛けてくれた方々全員に会いました。
その時集まった数人と学生向けにアンケート調査をしたり、親の立場の方の意見を聞くべく100BANCHのLoco-working Centerプロジェクトとして活動をしていたNPO法人代官山ひまわりのお母さん方に協力して頂きミニMTGを開催するなど試行錯誤でした。
その中でメタ認知(相対化し、自分の家族を俯瞰してみること)と内省(自分の思いや考えに向き合うこと)の機会が親子に不足していることが問題かもしれないという話がありました。親はどうしても他の家族と比べたり、自分の生きてきた経験を基準に子育てをしてしまうよね、と。そんな対話の中でやはり親自身をダイレクトに変えることは難しいかもしれない—。
親の子供への行動を変える事で子供の行動や考えを変えていこうとしていた当初の考えは同世代への働きかけをすることへとシフトしていきました。また、メンバーも入れ替わったりと本当にもがき続けた怒涛の3ヶ月だったと思います。
それでもメンターのNPO法人ETIC理事の鈴木敦子さんがこのプロジェクトの背中を押してくれたことやPanasonic会長にプレゼンした際に頂いた期待の言葉が草田の支えとなって次のステップに進むことができました。
家族から自分の幸せを紡げる人と社会を
後半の3ヶ月はメンバーとこのプロジェクトのチームとしての方向性を真剣に考え続けた時間でした。
特にメンバーの内関西にいる人との会話にはオンラインだと限界があり、直接数回に渡って関西に足を運んで対話を重ねました。各個人の思い描く家族観や問題意識が多様だからこそチームとしてどう動いて行けば良いのか、非常に悩んだ部分でもあり、だからこそ自分と組織のビジョンを鮮明に描く良い機会になったと思います。
最も大きな気づきは個々に異なるビジョンはあったものの「その人自身が幸せであってほしい」という共通項があることでした。そして、その人自身の幸せを考えるに当たって「家族」という関係性やコミュニティは外せないものだよね、と。
この思いから私たちのビジョンは”家族から自分の幸せを紡げる人やそんな思いをもてる社会を目指した取り組みをしていこう”となりました。
家族に向き合い自分と向き合う人を増やす
自分にとって”幸せ”と思える人生を紡ぐために必要なのは、誰かと比較したり社会の絶対に従うことではなく、自分自身に向き合うこと。そして自分と他者の間に在り、人生で最初の社会である「家族」と向き合うことが自分と向き合う過程の中で重要であると私たちは考えています。
私たちのミッション(=活動目的)は家族に向き合い、自分と向き合う人を増やすことです。
2月・3月はファミリーカウンセラーの方や100BANCHの他プロジェクトの方々とイベントをすることでミッションを形作ることができました。今後はこの実験をより客観的にも価値のあるものにしていくために、情報収集として同世代に向けたカウンセリング・発信としてメディアやプロジェクト内での研究を具体的な取り組みとして行っていく予定です。
どんな社会にしていきたい、どんな場で生きていきたいかと考える最初の一歩はまずは自分や目の前の一人を見つめることから。その中で感じる家族の問題に親側からではなく子供の側からできることは必ずあるはずです。子供の側から家族や社会を変えていく概念を社会に発信するべく私たちは歩みを進めていきます。
100年後の未来には、1人ひとりが思う自分の幸せや家族、社会の幸せに向かって生きられる状態になることを目指して。
公式ブログ
プロジェクト名を ”紡ぎ家” に改め、週次で記事を更新していく公式ブログを始めることにしました。
家族や自分に向き合う人を増やす取り組みをするための1つとして発信することが様々な方々と対話するキッカケにもなればと思っています。
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