MUSUNDE HIRAITE
都市と地域をむすぶ「おむすびツーリズム」の実践
47都道府県のその土地らしいおむすびを取材した書籍「日本のおむすび」を2024年秋に出版する旅するおむすび屋(MUSUNDE HIRAITEプロジェクト)が、出版を記念して2024年9月27日(金)・28日(土)に「日本のおむすび展」を100BANCHで開催しました。旅で出会った130種類以上のおむすびを始め、様々な出会いや学びを写真等を用いて表現しました。その様子を旅するおむすび屋の前田がお伝えします。
私たちは2021年から「日本全国おむすび巡り」と題し、47都道府県のその土地らしいおむすびを取材し書籍にまとめるというプロジェクトに挑戦しました。2年以上かけて全国を旅し、2024年秋にダイヤモンド社から「日本のおむすび」というタイトルで書籍出版が決定しました。取材するおむすびは、地元で昔から食べられているものや地域の特産を活かしたものなどを、地域のおばあちゃん・生産者さん・料理人さんなど様々な方にご協力いただき、その様子をカメラマンさんに写真でおさめてもらいました。
この旅を通じて、日本には生きる知恵が詰まった郷土食や、地域の魅力を活かした食文化がたくさんあることを知りました。これまで食文化にあまり興味を持っていなかった方々にも、楽しくその魅力を伝えたいと思い、旅を追体験できるような展示会を開催することにしました。
旅でカメラマンさんに撮影いただいた写真▼
全国で出会った130種類以上のおむすびをストーリーとともに紹介したパネル▼
旅の様子をまとめた映像▼
「おむすびの数だけ、愛がある」▼
1日3回、全国で出会ってきたおむすびの中から7種類を提供▼
アフターパーティでは全国47種類のおむすびを用意▼
旅でたくさんの食卓を囲んできたので今回の展示会では、食卓を会場の真ん中にレイアウトし、おむすび提供の際にお越しいただいた皆さんと一緒に「いただきます」「ごちそうさまでした」をしました。
「おむすびだって自然だって、特別な事をしなくても自分の日常に既にある。それらに“いただく”という姿勢で向き合うことが大切なんだと思いました。」と話してくれた方がいらっしゃいました。今回の展示会が誰かの日常のきっかけとなれたとしたら、すごく嬉しいです。
今回、展示会を開催したことで「自分も関わりたい!今後一緒に創り上げてみたい」といったお声を多くいただきました。日本の食の魅力を世界にも広げ、次の世代に結んでいくビジョンを共有しながらこれまで自分たちだけではできなかった表現や体験をこれからたくさんの人とつくっていきたいです。
また、「海外での展示会開催にも挑戦したい」とこの場で宣言をしたのでそちらも実施に向けて活動していきます!