恋愛や性の価値観をディープに話せる出会いの場・対話の仕組みづくりをしたい!
- イベントレポート
照れくさい言葉もゲームで伝える、心温まる体験「お互いのことどのくらい知ってる?」——ナナナナ祭2024を終えて
誰もが対等で自分らしいリレーションシップを構築できる未来を目指すプロジェクトSekirara Card。開発したカードゲームを使って、対話しやすい場づくり・仕組みづくりに取り組んでいます。
ナナナナ祭2024のブース「友達、恋人、家族と!セキララになれる時間」では質問カードに答えることで、ナナナナ祭に一緒に来場した人との仲が深まるゲームを実施しました。驚きや嬉しさなど回答によって様々な盛り上がりを見せた当日の様子を、Sekirara Cardの藤原がお伝えします。
私たちSekirara Cardは100BANCHに2023年に入居し、そこからコミュニケーションカードゲーム「セキララカード」(カップル用・フレンズ用)を制作・販売開始しました。
現在は、そのセキララカードの認知拡大、そして新商品開発(家族用・職場用)に力を入れています!
ナナナナ祭では、セキララカードをただ体験してもらい、販売するだけではお祭りっぽくないので、もっとお客さんが主体的になって楽しめるアクティビティをしたいと思いました。
「セキララになれる時間」ができるまで
短時間でできて、勝ち負けがあって、それでかつ、私たちが大切にしているコミュニケーションを啓発するようなこと。そのアイディアを考えていた時に、アメリカのポッドキャストで「How well do you know your partner?」(どのくらい相手のこと知ってる?)という夫婦間でお互いのことをどのくらい知っているか競い合うゲームが流行っていると聞いたことから、これならゲーム性もあって、コミュニケーションの啓発も同時にできると思い起用しました。
準備は、質問作りから始まります。
その前にどんな関係性の方々がナナナナ祭に来るのか、リストアップしました。友達、カップル、親子、兄弟、夫婦、チームメイト、同僚、上司部下、ルームメイト以上の9つの関係性を挙げてから、その関係性のペアがどんな質問だとお互い知っていそうか、2人の絆を見極められるか、考えてそれぞれの関係に対して15個ずつ質問を考えました。(合計135問)
例えば、友達同士に「Aさんの一番の才能は?」上司部下に「Aさんは、職場で〇〇な人と呼ばれている?」など
その質問をスプレッドシートにまとめました。
ホワイトボードを2つ用意して、それぞれ答えを書いてもらって、2人の答えが一致したら1点、10点満点でセキララカードプレゼントというゲームにしました!
楽しく盛り上がれば、普段照れくさいことも言いやすい
実際にやってみて、お客さんの反応がめちゃくちゃ良かったです!やっぱり、2人の答えがあっているときの盛り上がり、答えが合わずにびっくりしている時の顔、白黒はっきりわかるのが、ゲームとしてわかりやすくて万人ウケした気がします。
答えを出してから、「私自身についての質問だったけど、私の回答より相手が言ってる方が正しいかも。」と、自分よりも相手の方が自分のことを知っていたりすることもあって、それも素敵な場面の一つでした。
一番印象に残っているのは、小学3年生の女の子がお母さんとゲームに参加して、お母さんについての質問をしたときに全部正解して、お母さんが「ここまで娘が私のことを理解していると思っていなかった。愛を感じる。」と伝えてくださったことです。
セキララカードでは現在、家族用と職場用のコミュニケーションカードゲームを開発中で、そのためにも、親子や、上司と部下の関係の温度感を肌で感じることができて良かったです。やっぱり軽すぎず重すぎず、大切とわかっているけど普段しない話題、そんなちょうどいいくらいのテーマをゲームだからこそ持ちかけることができると思いました。
照れくさいけれど、伝えると自分も相手も嬉しい感謝や愛の言葉。それを伝える手段がもっとあれば、社会はちょっとよくなると思います。
そんな機会を作っていくために、私たちセキララカードはこれからも頑張ります!
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