• イベントレポート

楽曲で素粒子「ミューオン」に想いを馳せる

研究とポップカルチャーの融合を掲げる「Academimic」は、2024年6月8日に大谷助教、作家・田口十る氏、サイエンスコミュニケーターの宮田龍氏を交えたトークイベント「ミューオン~あなたを透過する素粒子の謎~ KEK×Academimic」を100BANCHにて開催しました。当日の様子を、Academimicの浅井が振り返ります。

 

物質を透りぬける素粒子「ミューオン」を楽曲化

AcademimicはKEK・総研大の大谷将士助教とともにミューオンをテーマにした楽曲「アトカタ-Muon meets ruins-」を制作し2024年5月20日に公開しました。ミューオンは物質を透りぬけていく「透過性」という特徴を持っており、研究者はピラミッドや火山などの内部構造の可視化等に利用してきました。そんなミューオンの透過性をテーマに創作家・田口十るさんが楽曲と映像で作品を制作しました。

 

 

今回、楽曲の公開を記念して、研究者、作家を交えたトークイベントを開催。素粒子ミューオンとはなにか、ミューオンの作品化のきっかけや、創作時の裏話、研究をクリエイティブに落とし込むにあたっての苦労などトークが白熱しました。

 

ミューオン研究に馴染みがなかった人たちへ届ける

今回目標に据えていた若年層の方々の来場についても、10-20代が過半数を占めており、また科学系イベントではありましたが男女の割合がほぼ半分ずつと、想像以上の結果になりました。また作品、イベントを通してミューオンに対する理解も深まったとの大変嬉しい回答が得られ、今後もこのようなアプローチで研究の情緒的な価値を発信していきたいと考えています。

 

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