HsP'eers
HSPさんの教育をより良いものにするために
ハイリ―・センシティブ・パーソン(HSP)によって教育機会を損失している人を救うために活動するプロジェクト「HsP’eers」。2024年3月31日に学生団体HsP’eers初となるオフライン・オンラインハイブリッド型のイベントを開催しました。代表の中津井そして、ゲストスピーカーとして夢中教室代表の辻田寛明さまにご登壇していただき、プレゼンテーションを行うだけでなく、学生・保護者・教育関係者という異なる観点から今後の教育について考えるワークショップを行いました。今回はその様子をHsP’eers代表の中津井楓真がお伝えします。
「HsP’eers」は「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)の教育機会喪失を0に」というモットーの元、学生15名が活動している学生団体です。代表の中津井が小学5年生の時にHSPが原因で不登校を経験したことから、同じような思いをしている生徒を一人でも救いたいと創設されました。現在までに、全国各地の小学校で出張授業を行うだけでなく、教育委員会への公園、TEDxをはじめとした外部イベントへの参加を行い累計1500人以上の前で、多様性の大切さについてプレゼンテーションを行なってきました。
今回のイベントは、「みんなが通いやすい学校とはどういう場所なのか」という疑問から企画されたイベントです。今までは出張授業や講演に行くと、どうしても一つの立場からしか議論ができなかったので、100BANCHにて、学生・保護者・教育関係者を集めたイベントを開催しました。
イベントはゲストスピーカーである辻田さまのプレゼンテーションから始まりました。不登校の子のための、オンラインマンツーマン教室をどのような思いで立ち上げたのか、そして約500名の不登校の生徒を見てきた辻田さまが見つけた「幸せな自立」のために必要な要素を熱く語っていただきました。続く、中津井のプレゼンテーションでは、今後の教育現場において必要な3つのファクター「インクルーシブな教育現場」、「学びの主体性」、「自己理解を促進する教育プログラム」について自身の人生の経験談からお話しさせていただきました。プレゼンテーションに関しては以下から視聴できますので、ご興味ある方はクリックしてみてください!
↓中津井プレゼンテーション
↓辻田さまプレゼンテーション
続いて、「教育で『自分らしさ』を確立するためにはどうすればいいか?」という問いのもとでワークショップを行いました。生徒・保護者・教育関係者で違う意見が出たり、類似している部分があったりと、主観的ではなく、客観的に教育について考える大切さ、そして、教育を現場に任せるのではなく、全員で作り上げていく大切さを改めて認識しました。
イベントの最後では、3つのブースに別れて、様々な教育の形を体験してもらいました。一つ目は、Hsp’eersが開発しているヴァーチャル空間での教育を体験してもらう「VRコーナー」、二つ目は、夢中教室のオンラインサービス体験会、3つ目は、ゲームを通じたコミュニケーション促進プログラムです。
参加者からは、「VRでここまでできる時代になったのか!」「夢中教室を実際に体験してみたい!」、「ゲームをコミュニケーションツールの一つとしてとらえることができた」などの声をいただくことができました!
学生団体HsP’eersですが今後は、NPO法人へと形を変え、少しでも過去の自分のように苦しんでいる生徒を救えるように活動していきます。今後とも100BANCHをはじめとした様々な場所で活動を継続していく予定なので、ぜひインスタグラムのフォローお願いします!(https://www.instagram.com/official_hspeers/)
また、ナナナナ祭にも出展予定ですので、ぜひ遊びに来てくださいね!