ユーザーがAIとリメイクデザインすることで実現する
たのしいサーキュラーエコノミー
HIZUMI
ユーザーがAIとリメイクデザインすることで実現する
たのしいサーキュラーエコノミー
HIZUMI 加藤優
2024年も未来に向けた実験を大胆に繰り広げる100BANCH。メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2024年 今年の抱負!:龍のように」。
今日の執筆者はリメイクデザインAIでたのしいサーキュラーエコノミーを目指す、HIZUMIプロジェクトの加藤です。
明けましておめでとうございます.HIZUMIの加藤優です.
新年の抱負ということで,まずは2023年の振り返りから!
昨年は人生で一番濃い一年でした.嬉しいことにHIZUMIでは100BANCH,経産省の未踏事業,soilなどのプログラムに採択していただきました!100BANCHは自分にとって念願の場所だったので,入居前から交流があったAcademimicの浅井さんに3ヶ月間の計画について相談に乗ってもらっていました笑 自分でアクションを起こさないと採択期間がすぐに終わってしまうという危機感があったので,入居してすぐに無理を言ってポップアップを開催させてもらいました.初めはシステムが完成していない状態でポップアップをすることに対して,エンジニアとしては少しだけ抵抗はあったのですが,今となってそこで得た学びや知見が開発の方針に生かされています.
ポップアップの記事↓
https://100banch.com/magazine/49572/
また,100BANCHマガジンや6/100BANCH BOOKで素敵な記事も書いてもらいました.選出していただいた則武さんをはじめとする運営の皆さま,執筆していただいた庭野さん本当にありがとうございます!!
リーダーインタビューの記事↓(ちょっと暗い100BANCH好きです)
https://100banch.com/magazine/54283/
そして,あっという間に半年が経ち,最後の実験報告会を迎えました.
実は6月のポップアップ後から,方針も何度も変えて開発を続けていたのですが,なかなか満足いくものが作れないしんどい時期が続いていました.「描いた未来を実装する」このギャップを埋めるのは,言葉以上の重みがあるなと...
そんな中,11月に昨年度に制作した作品「まちに擬態したいAI」が幸運なことにGOOD DESIGN NEW HOPE AWARDで優秀賞をいただき,授賞式で同年代のプロダクトデザイン,建築,サービスデザインなどいろんなジャンルでデザインをしている方と出会い(100BANCH出身の方が何人も!)お話をする機会をもらいました.そこで改めて「デザインは勇気がいる行為なんだ」と気付かされました.あと一本線を引いてみる,あと一つ模型を作ってみる,あとー行プログラムを書いてみる.そんな地味で苦行のような作業の先に,自分が少しでも納得できて誰かが感動できるモノが生まれるんだと思います.頭で思いついた綺麗な理想が崩れても現実と向き合う.そんな勇気が必要なんです.
HIZUMIを通してぼくらは誰もが作り手になれる世界を作っています!そして,それを支える誰もが作り手になれるシステムは,スキルのある人がもっと楽しめる仕組みではなく,使い手がつくることへの勇気を持てるシステムだと思っています.
元々手先が器用ではない自分は何もできない状態から3年前からたくさんの”つくる”ことを始めました.まだまだ手探りですが,毎回展示に来てくれる学生時代の友人から,つくることに興味を持って自分も制作側で展示に参加したと報告を受けることがあったんです.直接的な影響がどれだけあるかはわかりませんが本当に嬉しかった.
僕はエンジニアが企画段階から関わるプロジェクトはエンジニアの思想がシステムに強く反映できると思っています.HIZUMIチームのメンバーはみんなつくることが大好きです.だからきっとぼくらとものづくりをするのは楽しいです笑 そしてシステムを使うユーザーの方にもその想いは伝わると思っています.
「大丈夫.つくることはきっと楽しい」
HIZUMIを使う人がそんな勇気を持てるようにシステムを作り続けます.
長くなりましたが,改めて新年の抱負を考えてみると「少しでも納得ができるものを作る勇気」を持つことなのかなと思います.HIZUMIを中高同期の森口と始めてかれこれ2年の月日が経ちました.悔しいですが,まだ納得がいくものは作れていません.でも僕らはまだワクワクし続けています.勇気を持ち続けられています.この先に何があるのか.進み続けたいと思います.今年もよろしくお願いします!!!
メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2024年 今年の抱負!:龍のように」をお届けしています。他のメンバーによる記事は以下のリンクからご覧いただけます。若者たちの熱や未来への兆しをお楽しみください。