糖尿病とそうでない人の境目が無くなるような
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SDGsを実践する小学校へ180mg/dlが出張授業
180mg/dlプロジェクト詳細
授業を行ったのは八王子市立上壱分方小学校。6年2組の担任でいらっしゃる栢之間 倫太郎先生は、国連が定めた持続可能な開発目標であるSDGs(Sustainable Development Goals)をクラスの学習へ積極的に取り入れていらっしゃる活動家。今回は「すべての人に健康と福祉を」をテーマに、6年生の保健の授業を2時間担当させていただきました。
前半は6年生全体へのレクチャーで、「給食は理想のご飯、痩せているのは本当にいいこと?」「なんで人は病気になるの?、身体に優しいご飯の食べ方」「自分の良さって何だろう?、みんなの良さを生かすには? 」という3つのテーマをお話ししました。
生徒の皆さんからは「これからは色々な人のことを気にかけられるようになりたい」「嫌なことがあった時、全部遺伝子のせいにしてたけど、これからは努力してないからだって思う」「世界の中で食べ物に困っている人々がいるから、好き嫌いがくだらないなと思った」と感想が寄せられました。
続いての後半は6年2組を対象にした食の多様性ワークショップを開催しました。お題は「5人の子供達でクリスマスパーティーを開くことになりました。みんなで食べられるメインとデザート1品ずつ考えましょう。ただし、参加者の中にはベジタリアン、ハラル、小麦アレルギー、糖尿病、乳アレルギーの人が1人ずついます。」というもの。
事前学習でこれらの食の多様性について調べてもらい、実際に5人ずつのグループに分かれてメニューを考えて発表しました。「あわのパエリア」「豆乳クリームのケーキ」「カットの大きさが違う米粉のピザ」など誰もが食べられる美味しく楽しいメニューが登場し、「魚は養殖でなくて天然のものを使います。魚のエサにハラルの人が食べられない原料が入っているかもしれないから」と、細かなところまで思いやりの行き届いたワークが展開されました。
今回声をかけてくださった栢之間先生からは「専門家の方から得る学びは、僕ら教師からの学びとはやはり質が違うと思います。それに子供の意欲も普段とは違いました。また機会があれば、ぜひいらしてください。」とコメントをいただき、運営メンバーにとっても大変よい学びの機会となりました。これからも色々なところへワクワクできるヘルスケアを届けて参ります!
<本授業の運営メンバーはこちら>
丸山 亜由美 (臨床検査技師/デザイナー・180mg/dl主催)
山川 夏菜 (栄養士・女子栄養大学 3年・100BANCH PS)
吉澤 悠花 (東京学芸大学4年)
梶田直希(東京大学2年)
渋谷朝香(津田塾大学1年)
原田凌(東京大学2年)
吉野颯海(東京大学1年)
撮影:加藤翼
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