Trash Lens
かざして探そう! モノの新たなスタートライン
Trash Lens 山本虎太郎
2025年も未来に向けた実験を大胆に繰り広げる100BANCH。メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2025年 今年の抱負!:巳(実)のなる1年に」。
今日の執筆者は、モノの適切な処分や活用法を調べるハードルを引き下げ、より良いモノのスタートラインを選べる未来を目指す、Trash Lensの山本です。
Trash Lensが目指しているのは、みんなが自治体の分別ルールに忠実に従う未来なのか?違います。
みんながリユースをする世界なのか?違います。
Trash Lensは手放される全てのモノの価値を最大化させることを目指しています。
そのために、生活者の手放す資源の価値創造競争を引き起こす仕組みを作っています。
よく、こんな話が出てきますよね。
「プラごみって、結局分別しても燃やされるんでしょ?」「ゴミを燃焼させるためにも、燃えるゴミにプラごみを混ぜたほうが良い」「だから分別しても意味ないよね」と。
このセリフ、僕が「ゴミを撮ったら捨て方がわかるアプリ作ってるんですよ」と言うと、15%くらいの割合でちょっとドヤ顔されながら言われます。
「それ、フェイクニュースです!」と言いたいところですが、残念ながらどちらかというと本当です。
プラスチック容器包装の約60%がサーマルリサイクル(ゴミを燃焼させて、その熱を再利用する)だからです。
厳密には60%分別しても意味がないとは言えないです。なぜなら焼却炉とかの問題で、分けないと燃焼が不完全になるかもみたいな理由で分別が必要なこともあるからです。
とはいえ、頑張って分別したのに、結局半数以上が燃やされるってまあショックですよね。そりゃあドヤ顔で流布したくなる情報です。
この状況、本っっっっっっっっっっっっっとうに悔しいです。せっかくプラスチックにも、古紙にも、価値がある、日本は比較的捨てる前にゴミを分けるという文化が根付いているから資源としてもっと活かせるはずなのに、燃やされたりして、大した価値を産めていなかったり。
よく分別がされないっていうのが問題として提起されていますが、どちらかというと活用の仕方に課題があると感じています。
はい、そこでTrash Lensですじゃじゃーん
Trash Lensは未来のゴミ分別アプリです。
Trash Lensは特別意識をすることなく、手放そうとしているモノのより良い未来を提示します。
もちろん家具類だったら、近くで使いたいと思っている人がいるかもしれない。
サーマルリサイクルの自治体に住んでいる人も、なんならポイントをもらってプラスチックを回収している企業と出会えるかもしれない。
ペットボトルだったら、子供達を喜ばせるお城を作っているおばあちゃんが近所に住んでいて、絶賛材料を集めているかも知れない。
そんな、手放すもののもっと良い未来を見つけられる、色々な人が生活者の手放すものの価値を高め合っていく、そんな場を作りたいと思っています。
でも、いきなりそんな訳のわからないアプリ、使いたくないです。
なので今は猫かぶってます。
分別が撮るだけでわかりますにゃん
もうすぐ500自治体でわかるようになりますにゃー
近くに捨てようとしているものを買い取るお店があったら表示されますミャー
…といった具合にまずは、生活者にとってモノを手放すときに困った!と思ったら頼れる存在となれるように進化を続けています。
今年の3月までは、これまで着々とモニターの前にへばりついて進めてきた取り組みを、どんどんアプリに反映させて提供可能になる見込みです。
まずは今月中に、これまで42自治体だった対応地域が、500自治体に大幅拡大します。また、要望の多かったゴミ出しカレンダー機能もまもなく提供開始となります。
日々のゴミ出しにお困りの際、Trash Lensがお助けします。
しかしそういった正しいゴミ分別の促進はTrash Lensの目指す世界観の本当の本当に序章の序章。
Trash Lensは2025年に、皆さんの手放そうとしているモノの、思いもよらない未来の可能性をお示しする、本当の意味での「未来のゴミ分別アプリ」へと進化します。
今年のTrash Lensにご期待ください。
メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2025年 今年の抱負!:巳(実)のなる1年に」をお届けしています。他のメンバーによる記事は以下のリンクからご覧いただけます。若者たちの熱や未来への兆しをお楽しみください。