人類共通の”食”を通じ、誰もが夢を語らう場を作り、日本に限らず世界から夢を集める
polca Cafeteria
人類共通の”食”を通じ、誰もが夢を語らう場を作り、日本に限らず世界から夢を集める
2018年8月9日、100BANCH GARAGE Program応募者見学説明会と併せて、プロジェクトの活動成果報告会を開催しました。
あらためて、GARAGE Programとは———
これからの100年先の未来をより豊かでおもしろい方向へと動かすために、常識にとらわれない35歳未満の野心的な若者リーダーのプロジェクトを支援するプログラム。審査基準は、各界のトップランナーである総勢23名のメンター陣が、“これからの100年をおもしろくするプロジェクトとして支援したいと思うか否か”。現在までに73ものプロジェクトが採択されています。
今回は、4プロジェクトの発表内容をレポートします。
polca食堂 リーダー:前田 塁
「食」に焦点を当てる100BANCHプロジェクトが多い中、あえて「食の場」に注目したプロジェクト。
polca食堂は夢に向かって頑張ってる人を応援する”0円”食堂。食事を共にすることで、夢を追いかける人たちが刺激しあえるコミュニケーションの場を提供することを目的としています。
プロジェクト詳細:https://100banch.com/projects/polca-cafeteria
“0円”食堂の運営資金は株式会社CAMPFIREが展開するフレンドファンディングアプリ「polca」を用いて調達。前田は、本サービスで若者を支援する「元祖polcaおじさん」としても知られています。
前田:100BANCHに入居して、polca食堂の認知度の向上を実感しています。SNS上で「東京だけでなく、地方でもやってほしい」という多くの要望を受けているため、日本各地を周り始めたところです。つい先日も京都に行ってきました。
来たる10月28日に一周年を迎えるpolca食堂。夢を抱く全ての人が安定した食を確保し、夢に向かって全力投球できる社会を目指していきます。
Teenet リーダー:柳川優稀
10代のクリエイターを支援するため、育成プログラムやポートフォリオ自動作成サービスを展開するTeenet。同年代の中高生に、早くからベンチャー企業や様々な研究プロジェクトなどに参加して刺激を得てもらいたいという思いで活動をしています。
プロジェクト詳細:https://100banch.com/projects/Teenet/
現在は以下の3事業を中心に取り組んでいます。
柳川:Teenetは東京で活動しているのは自分のみ。ほかのメンバーは海外や地方在住で、学業と両立させながらリモートで連絡を取り合いながら活動しています。
既にGARAGE Programとしては卒業済みのTeenet。進化したプロジェクト内容で、今後も若い力に勢いを与え続けていくことを期待します。
teplo リーダー:河野辺和典
ユーザの年齢・、性別・、生活パターン・、味の好み・、心拍数・、体温などを分析するソフトウェアと、解析したデータに基づきパーソナライズされたお茶を作れるIoTボトルを開発するteplo。
インド人のCTO Mayuresh Soniと共にプロジェクトを推進しています。
プロジェクト詳細:https://100banch.com/projects/11142/
河野辺:各個人に合わせたインターネット広告が表示される現代。IT産業がリードした効率化〜パーソナライゼーションまでの変化は、衣食住にも起こるはず。まずお茶という切り口で、食のパーソナライゼーションを実現したいです。
キャプション:teplo1.0。ボトルの中のヒーターとバッテリーがBluetoothを介して繋がり、アプリと連携してお茶の抽出温度を設定する仕組み。いつでもどこでも、自身の状態に合わせた美味しいお茶が楽しめる。
現在、来年発売予定のteplo2.0を100BANCHで製作中。製品の導入先も併せてメンターと検討しています。
今月100BANCHに入居したばかりのteplo。
食のパーソナライゼーション時代の先駆者となれるのか、今後の活動に期待が高まります!
180mg/dl リーダー:丸山亜由美
多くの人が糖尿病は無関係だと考えている状況に課題を抱き、糖尿病とそうでない人の境目が無くなるようなコミュニケーション・デザインの創造を目指すプロジェクト。糖尿病の予防や治療に新たな楽しみや喜びを作ることを目標としています。
プロジェクト詳細:https://100banch.com/projects/11175/
丸山:20才で糖尿病になり、今年10年目を迎えます。「治療や予防に創造性を加え、楽しさを見出せるようになるのでは」、と思い本プロジェクトを立ち上げました。
専攻の異なる複数の学位を修め、外資系製薬会社でトップセールスとして活躍するなど、様々なコミュニティに関わった経歴を持つ丸山。なんと100BANCHにはたった1人で入居を決意!
GARAGE Programで採択された他プロジェクトと積極的に関わりながら、健康に良いとされる食事や運動、糖尿病の治療に必要な採血や服薬などが普及されるようなコミュニケーション・デザインを開拓する活動に注目です。
撮影:小野瑞希
プロジェクトの活動成果報告が終わると、参加者は2FのGARAGEを見学したり、事務局メンバーにGARAGE Program応募の質問をしたり、それぞれが思い思いに100BANCHの取り組みを知る時間となりました!