
- メンバーズボイス
血糖値と連動した照明アイテム「looook」で病への向き合い方のアップデートに挑戦—ナナナナ祭2022を終えて

当日は血糖値コントロールをされている患者さんとご家族にお集まりいただき、血糖値データを色に変換するハッキングイベントを実施しました。
リアルタイムの自分の血糖値データと連動する照明アイテム「looook(ルーク)」を手に持つ1型糖尿病のお子さん。目に見えないバイタルデータを、looookの色の変化で表現しています。
looookは糖尿病患者さんやそのご家族に向けて『血糖値管理にOFFの時間を。』をコンセプトにLangerhansプロジェクトが開発しました。24時間365日一生をかけて向き合い続ける必要がある慢性疾患だからこそ、ヒューマンタッチを大切にしたUI/UXを意識しています。
人によって血糖値の状態はさまざまです。ナナナナ祭2022では、複数の糖尿病患者さんの血糖値の移り変わりをワークショップや展示で表現しました。運動や食事によって、繊細に変化していくバイタルデータを「数値」ではなく子供でも理解ができる「色合い」で可視化していくことは、患者さんの病への向き合い方のアップデートに繋がりました。
Langerhansプロジェクトでは引き続き、患者さんが当事者としてほしいと願うものをテクノロジーを使って社会実装していきます。
Langerhans リーダー細目 圭佑
1992年生まれ。慶應義塾大学理工学部応用化学科を卒業後、リクルートに勤めながらパラレルキャリアを実践し、2019年に患者当事者を起点とした血糖値活用プロダクトを開発するLangerhansを創設。自身も1型糖尿病の当事者として、患者/健常者を問わず日常を豊かにするために血糖値にアクセスする未来を描く。アライアンス型の新規事業開発を専門としており、多領域でアントレプレナーとして活動。Langerhansの他に宮城県名取市で減塩プロジェクトを推進する有限会社エンゼル取締役、渋谷区特化型の官民学連携エリアマネジメント/PR企画を担う渋谷ブレンド株式会社代表取締役社長を兼任。