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獅子舞の尻尾のような些細なことから——2025年 今年の抱負!

SHISHIMAI habitat city 稲村行真

2025年も未来に向けた実験を大胆に繰り広げる100BANCH。メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2025年 今年の抱負!:巳(実)のなる1年に」。

今日の執筆者は、獅子舞にとって暮らしやすい都市のあり方を探求するSHISHIMAI habitat city(獅子舞生息可能性都市)の稲村です。

全国の獅子舞ニュースから思うこと

こちらの記事は、獅子舞の尻尾の先に生えている毛くらいに、些細なことである。(稲村行真筆)

最近、Googleアラートを駆使することを覚えた。僕が設定しているキーワードはもちろん「獅子舞」。毎日のように獅子舞に関連する日本全国のニュースがブッと携帯を鳴らし、メールとして届くようになった。最近届いたニュースを要約するとこんな感じ。

・獅子舞が小学生の登校を校門前で出迎えるようになった(茨城県龍ヶ崎市)

・小学校の給食輸送用のトラックに獅子舞の絵が描かれた(三重県鈴鹿市)

・獅子舞の顔が描かれたコーヒー豆が発売(富山県高岡市)

・新年会デイサービス、「書き初め獅子舞カラオケ大会」を開催(神奈川県厚木市)

・夫婦の獅子舞が仲睦まじく舞い、新年の幸せを願った(福島県田村市)

・インフルエンザがおさまりますようにと、獅子舞に願掛けした(鹿児島県鹿児島市)

全国のどこかでほっこりニュースは、常々おきていて、いちいち驚いたりほーっとうなったり感情が忙しいけれど。こんな驚きのニュースもあちこちに散らばってるんだなと思って、面白がっている。

そして、たまにXで「こんなニュース見た!」って報告する。そしたら「すごく良い取組み!」というコメントが来たり、引用リツイートしてくれる人もいたりして、意外とこういうニュースって獅子舞を次世代に繋ぐヒントになってたりするんだよなと。

担い手不足で継承が厳しい獅子舞団体も多いけど、それって自分たちの獅子舞だけ見ているからで、日本全国や世界各国の獅子舞まで視野を広げたらこんなに可能性に満ち溢れているんだって気づいてほしい。

 

獅子舞の尻尾の如く

ところで僕は獅子舞の取材に出かけると、たまに獅子舞の尻尾を振らせてもらうことがある。これが獅子舞の役割の中では、最も手軽なポジションだ。2人立ちの獅子舞であれば、後ろ足は前にいる人の前足に合わせて、いちにっと動かしていけば良い。尻尾は適度な間隔で振るのだ。

獅子舞の尻尾の如く、手軽なことから始めてみようではないか!絶滅危惧種に保全と変革を、そして生きとし生ける民俗芸能に、生物多様性を。

なんかこの獅子舞の尻尾、ヘビみたいじゃない?

 

メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2025年 今年の抱負!:巳(実)のなる1年に」をお届けしています。他のメンバーによる記事は以下のリンクからご覧いただけます。若者たちの熱や未来への兆しをお楽しみください。

https://100banch.com/magazine/resolution2025/

 

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