インドに学ぶ、自己実現への道とは何か？インドからの刺客トークイベント開催

僕らが考える「インド的な要素」とは

さて、みなさん「インド」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか？人口の多さ、多民族国家、カレー、チャイ、宗教、色々なキーワードを思い浮かべると思います。事実、インドという概念を一つのキーワードで括って説明することは不可能であり、さらにみなさんが頭に描くインドと現実のインドにはギャップがあることも多々あると思います。僕もインドのイメージの大半はいわゆるボリウッド映画などによるものが多く、実際のインドについての知識はあまり多くはありません。

しかし、イメージとしてのインドに学ぶことは多いと僕自身は考えております。過去の偉人たちがインドを訪れ、人生の転換点になったことは紛れもない事実であり、今でも世界中のバックパッカーが一度は訪れたい国であることには間違いありません。

そこで、僕らのプロジェクト「インドからの刺客」では様々な観点からインドが持つ魔法について分析を行ってきました。2023年のナナナナ祭の展示でもその一端を紹介しましたが、改めてその内容をご説明します。

分析の方法は、ざっくりお話すると聞き取り調査がメインでした。様々な人にインドのイメージやインドの力はどこにあるのか？ということを聞いて回ったり、〇〇のインドと呼ばれる場所にフィールドリサーチに行ったり、インド人YouTuberに質問をしたり。

そして調査結果をまとめた結果、以下の３つの要素が浮かび上がりました。

「信仰」「奇跡」「カオス」

この3つの要素を用いて、インドにみなさんが期待すること=自己実現への近道、を紐解いていきたいと思います。

自己実現に大事なこと

本イベントでは、ゲストにCAMPFIREパートナーである大堀悟氏をお招きしました。彼はクラウドファンディングという手段を通じて、数百名の自己実現をサポートした実績があり、インドの３つの要素と自己実現の関係性について探索するというトークセッションを行いました。それぞれの要素についての趣旨をお伝えします。

-信仰
人生においては他人を信じるということが重要です。クラウドファンディングのケースでは、自分のプロジェクトを信仰してもらうことも大事ですが、他人のプロジェクトに興味を持ち、支援をし成功を願うという行動こそが大事です。それによって輪廻転生の思想にある通り、今の良い行いが次の良い行いへと循環するというサイクルを生み出すことができます。

-奇跡
他人が無理だと思っていても、自分がやりたい挑戦をすること。インド映画ではサクセスストーリーが非常にポピュラーなテーマになっています。差別や政治的な腐敗が横行する中でも、信念を持ち諦めずに進む。気づけば周りには、あなたを信じる他人が集まり、奇跡が起きるのです。奇跡は偶然ではなく必然であることを、みなさんは知っておくべきだと思います。

-カオス
インドでは善悪の概念が引っくり返ることも良くあります。それは、常識が間違っているということではなくて「常識を超えている」状態とも捉えられます。常識という枠の中で考えるのではなく、一度前提を疑い思考の無法地帯へと飛び込むことで、発想が豊かになります。しかし、一人でその境地に向かうことは困難である一方、価値観がバラバラな人やノリの良い人たちと「カオスな仲間」を作ることでその境地への近道が開かれます。

「インドからの刺客」はどこに向かうのか

自己実現において重要なのは、実は自分ではなく「他人」の存在なのかもしれないと僕は感じています。他人を信じ、自分を信じてくれる他人と一緒に、カオスになりながらも前に進んでいく。その先にきっと自己実現が待っていると僕は考えています。

インドからの刺客のメンバーは、みなさんのことを信じたり、カオスになって巻き込んでいくことに非常に長けていると考えています。そんなインド的な長所を活かして、今後はみなさんの自己実現を支えていけたらと考えています。