EVENT REPORT

2020.09.01 Tue

ゴキブリのお香と映像を駆使し、メディアアートの新しい体験・鑑賞・形態の可能性を探る。ーサイケデリックエクソシズム

  • #ナナナナ祭2020

  • #アート

我々「TParty」は、ナナナナ祭2020でゴキブリを使用して製作したお香を吸いながらサイケデリックな映像を見るというアート作品「サイケデリックエクソシズム」を7/26(日)に発表しました。

※虫やゴキブリが苦手な方は以下閲覧にご注意ください。

INDEX


ーゴキブリを粉末状にしたお香とコードを送付。怪しく艶かしい雰囲気が出るようにフォントや素材を統一し細部にまで世界観を表現。

 

コロナ時代において、アート作品の鑑賞方法は変わろうとしています。特に、メディアアートはテクノロジーを用いることで動的にその形態を変化させ場に馴染むことができます。美術館では作品対観客の1対N対応の鑑賞形態が一般的です。しかし、コロナウイルスによってその鑑賞形態が不能になった際、1対1の鑑賞形態の必要性を迫られました。

 

1対1の鑑賞形態とは、いわばデートのようなものです。相手に没入し集中することができます。そこで、アート作品も没入しやすいような工夫をしました。一人で吸い、深呼吸することでリラックスすることのできるお香、不穏で神秘的な音楽、サイケデリックな映像、それらを組み合わせることで、1対1の鑑賞体験の可能性を模索しました。

※虫やゴキブリが苦手な方は以下閲覧にご注意ください。

ゴキブリ100%で作られたお香は、ブランデーに潜らせることでゴキブリのえぐみを消し、香ばしい匂いを引き出しました。参加者からは、「絶対に吸いたくない。」「思ったよりえぐみがない」などの感想を得ました。

 

実際にイベントを行ってみて、一品ものの芸術作品ではなく、”手法自体”を芸術活動として定義できる可能性を感じました。

課題としては、オンラインで体験者の意見や反応を直接感じることができないため、自分たちのショーがどのような影響をあたえたかが体感としてなかったことです。

 

体験者の意見を直接観察することができなかったので、主観になってしまいますが、メディアアートのように芸術の表現媒体(メディア)自体を提案するという文化活動も広義でメディアアートと呼べるのではないかと思いました。

このイベントを経て、より表現活動を深めるために、人間性を滅した宇宙人のような人と繋がり、関わりを持って行きたいと思います。

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WRITER

Tparty

佃優河

筑波大学情報メディア創成学類所属
BioArtist 生物がコンピュータに接続されている世界観『BioPunk』をテーマに作品を制作
MediaAmbitionTokyo2019出展
CREATIVE HACK AWARD2019ファイナリスト
HP: https://yuga-tsukuda.amebaownd.com

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