- イベントレポート
科学の根源にある面白さをわかちあうには——DESIGNART TOKYO 2023アーカイブ
夜中に宇宙を思うとき、生を受ける神秘に触れたとき、はじめて化学反応を見たとき。
自然がもたらす不思議な感覚「センス・オブ・ワンダー」。日本語訳のないこの感覚はきっと誰もが幼少の頃に体験したことがあるのではないでしょうか。
今回、自然の不思議に魅了された研究者とアーティストをゲストに迎えそれぞれの創作や研究の中でのセンス・オブ・ワンダーを掘り下げます。
また、登壇者だけでなく参加者とも自然に触れて感じる驚きや情緒を共有し、捉えどころのない、だけど確かにあるセンス・オブ・ワンダーの輪郭をなぞっていきます。
【イベント詳細】
日にち:2023年10月28日(土)
時間:19:00〜21:00
会場:100BANCH 3F
参加費:無料
【タイムスケジュール】
19:00 – 19:10 オープニング
19:10 – 19:20 テーマ説明「センス・オブ・ワンダーについて」
19:20 – 19:30 登壇者紹介
19:30 – 19:45 アーティストから見たセンス・オブ・ワンダー
19:45 – 20:00 研究者から見たセンス・オブ・ワンダー
20:00 – 20:20 ディスカッション「センス・オブ・ワンダーを求めて」
20:20 – 20:30 まとめ、Q&A
20:30 – 20:40 クロージング
【参加方法】
上記「イベントに参加する」よりお申し込みの上、当日受付にてチケットをご提示ください
Academimic
研究をもとにクリエイターが作品を作って公開し、科学とは縁遠い一般の方々に科学の一端が触れる仕組みを作る試みを行っているプロジェクトです。
Academimicプロジェクト 主宰浅井 順也
大阪大学大学院にて脳神経科学を専攻。
魚が鏡を見て自分と認識できるか、ヒトの背後の音源定位の能否など空間認知機能を研究。
広告会社に入社後PR業務と並行して遺伝子をカセットテープで表現するアート作品等制作。
WIRED Creative Hack Award ,Circular Creativity Labアワード 受賞等。
サイエンスコミュニケーター宮田龍
株式会社アラヤ 研究開発部にてIoBやアラヤの研究のサイエンスコミュニケーションを担当。「閉塞感のない社会」の実現を目指し、科学技術と社会の未来についてSF作品など使って話し合うイベントや展覧会などのサイエンスコミュニケーション活動に従事。
影響を受けたSF作品:「Detroit: Become Human」「機動戦士ガンダム」「ドラえもん」
Twitter:@myt_ryu
研究者甲斐 義輝
医療法人社団煌の会 山下湘南夢クリニック
高度生殖医療研究所 研究室長
博士(再生医科学)
大学・大学院で分子生物学と細胞生物学を専攻、博士課程修了後は企業の研究員として抗がん剤の開発に携わる。その後、生殖補助医療の道に入り生命誕生の神秘性に魅せられて、現在は生殖補助医療の発展のための研究に取り組んでいる。https://researchmap.jp/yoshiteru_kai
アーティスト諏訪 葵
1991年東京生まれ。東京藝術大学大学院 美術研究科博士課程に在学中。インスタレーション、平面、映像を中心にメディアを横断しながら作品を制作している。小学生の頃に液体の色が変化する化学反応を見た時に鮮烈に感じた感覚が現在まで続く作品制作の大きな動機になっており、現在は科学的な現象や概念と自己の知覚や感性との関わりによって生まれる「場」や「接面」に着目している。近年の主な受賞歴は第二回KYOBASHI ART WALL奨励賞(2022)、2022 年度グッドデザイン・ニューホープ賞 入選(2022)、 NONIO ART WAVE AWARD 2019 準グランプリ(2019)など。 http://aoisuwa.info/