- イベントレポート
Computational Creativity×石川善樹: 私たちはまだ、本当の「コンピューター」を知らない—— AIとともに“新たな神” となる3人の使徒たち 前編:『食』編
AIに関する話題といえば、ソフトバンクのPepperやアップルのSiriなどが私たちの生活を便利にする一方で、将棋や囲碁といった知の競技においてトッププロが敗れてしまうなど、「AIは今後私たちの脅威となるのではないか?」といった話も多く聞くようになりました。これからの時代において、AIは私たちが「競争」する相手なのでしょうか?
クリエイティビティの本質、その答えは「自然」にあります。私たちは自分たちが生み出した「人工物」を用いて、自然の持つ圧倒的なクリエイティビティに挑んでいかなければなりません。これからの時代において、AIは私たちが「共創」する相手なのです。人間とコンピューターによる新しいクリエイティビティの形について考えます。
19:30〜 Computational Creativityプロジェクト報告
(テーマ:新しいレシピの創造)
19:55〜 トークセッション(ゲスト:石川善樹)
20:30〜 懇親会
本プロジェクトのテーマは、「人間」×「コンピューター」という視点からの「Computational Creativity」という新たなクリエイティビティの探求です。
100BANCHでは、「食」と「ファッション」に関するデータ解析を実施。例えば「食」では、食材間の関係性や、国によっての食文化の違いなど、さまざまな切り口でデータ解析、ビジュアライゼーションすることで、今まで見たこともなかった食の構造や、レシピの可能性の提示にトライしてきました。
予防医学研究者、博士(医学)石川 善樹
1981年、広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学で博士(医学)取得。公益財団法人Wellbeing for Planet Earth代表理事。
「人がよく生きる(Good Life)とは何か」をテーマとして、企業や大学と学際的研究を行う。
専門分野は、予防医学、行動科学、計算創造学、概念進化論など。
近著は、フルライフ(NewsPicks Publishing)、考え続ける力(ちくま新書)など。
出雲 翔│リーダー
株式会社ハビテック、電脳クリエーター。慶應義塾大学商学部卒業。専門は、機械学習、統計解析、データビジュアライゼーションなど。ビッグデータの解析、ビジュアライゼーションなどを通じて、人間とコンピュータの共創によって生まれる創造性、「Computational Creativity」に取り組んでいる。
風間 正弘│データ解析
株式会社ハビテック、データサイエンティスト。東京工業大学工学部機械宇宙学科卒業後、東京大学大学院学際情報学府修士課程において、機械学習の研究を行い、主に推薦システムを取り扱う。また、東京大学i.shcoolでデザイン思考や人間中心イノベーションについて学ぶ。データ解析と人間行動に興味。修士課程修了後、IT会社にデータサイエンティストとして入社。
西田 貴紀│データ解析
Sansan株式会社 Data Strategy & Operation Center R&Dグループ 研究員。一橋大学大学院経済学研究科 博士前期課程修了。専門は計量経済学、労働経済学。在学中は、非正規労働者の教育訓練に関するデータ解析に取り組む。Sansan株式会社では、ビジネスネットワークのデータを活用し、労働移動に関する研究等に従事。プライベートでは、ファッションに関する研究も行っている。
100BANCH