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記憶をつなぐ空き家活用やAIを用いたビジョンの可視化、本×着物のアップサイクルなどGARAGE Program第101期の3プロジェクトが100BANCHに入居
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもと、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む未来創造拠点「100BANCH」は、アクセラレーションプログラム「GARAGE Program」の第101期採択プロジェクトを決定。2025年12月に3プロジェクトが入居しました。
GARAGE Programは、これからの100年をつくる若きリーダーのプロジェクトとその社会実験を推進するアクセラレーションプログラムです。未来を追求する35歳未満の若者たちに、活動場所とメンターによるサポートを提供。採択プロジェクトは3カ月間、このプログラムを活用しながら、未来に向けたそれぞれの実験に取り組んでいきます。第101期のプロジェクトの詳細は以下の通りです。
ikigAI
自分らしさを育てるAI研修・探究授業で、行動意欲と共創力が芽生える社会へ。
AIビジョンボードを活用した企業研修と大学授業を通じて、学生と若手社会人の自己理解やライフデザイン確立を支援し、行動意欲と心理的安全性の向上を目指すプロジェクトです。 このプロジェクトは、AIビジョンボードを活用して、若者や社会人が自身の価値観・理想・強みを可視化し、自己理解と他者理解を深めることを目的としています。近年、「自分に合った生き方や働き方が分からない」という課題が学生や若手社会人の間で顕在化しています。こうした背景を踏まえ、教育機関ではキャリア形成プログラムとして、企業ではチーム研修の一環として導入し、自分らしい目標設定や行動計画を行えるよう、支援しています。AIを活用した可視化と対話のプロセスを通じて、従来の一方向的なキャリア教育では得られなかった「自発的な行動意欲」と「他者との共創的理解」の両立を実現していきます。観者のイマージュの中に空間の実在性を立ち上げ、建築・空間の領域を拡張することを目指します。
https://100banch.com/projects/ikigai

ReFamily
空き家の価値を見直し、役目を終えた家の思いを未来へつなぐ!
空き家を「眠った資源」ではなく、そこに暮らしてきた人々の思い出や記憶を未来へつなぐことを目指すプロジェクトです。
ReFamilyは、空き家に残る思い出や記憶を丁寧に可視化し、元の所有者の不安をやわらげながら、次の家族や地域へ橋渡しする仕組みをつくります。単なる不動産ではなく「思いが循環する場所」として空き家を再定義し、活用の障壁となる「心のモヤモヤ」に寄り添います。まだ住める家を未来につなぐことで、空き家を取り巻くさまざまな課題の解消に取り組んでいきます。
https://100banch.com/projects/refamily

Kimono Edition
日本の着物とフランスのルリユール文化を紡ぎ、美術工芸品としての「装釘(そうてい)」を創造する
「装釘」を通じて着物の資源循環と高付加価値化を目指すプロジェクトです。
廃棄・休眠在庫となっている着物の帯地を、フランスのルリユール文化から着想を得たオーダーメイド装釘へと再活用します。ヨーロッパでは16世紀頃から、本を知的財産として保存するだけでなく、「装釘」を含む物質としての書物そのものに価値を見出す文化が形成されてきました。この文化をジャパナイズし、本・ノート・アルバムなどの表紙に着物の帯地を使用し、職人の手で再装釘を施すことで、全て一点物の美術工芸品へと生まれ変わらせることを目指します。価値があるにも関わらず廃棄されている着物を高付加価値化し、資源循環を実現することがゴールです。
https://100banch.com/projects/kimono-edition

なお、GARAGE Programでは常時、エントリーを受け付けています。2月入居となる103期生の応募締め切りは12月22日です。
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