恐怖心・好奇心と向き合う体験型アトラクションで未来の人々の好奇心や生きる力を育む
Omoracy
恐怖心・好奇心と向き合う体験型アトラクションで未来の人々の好奇心や生きる力を育む
人の恐怖心と好奇心に訴える「面白い」「新しい」体験型アトラクションを開発・提供しているプロジェクトOmoracy。未来の人々の好奇心や生きる力を育むことを目指しています。
そんなOmoracyが今回のナナナナ祭2024で挑んだのは、アトラクション『どこでもバンジーVR』の「自動装置の公開実験」です。これまでアナログな体験装置だった本アトラクションですが、ついに自動体験装置が登場。訪れた方々にアップデート中の次世代アトラクションを体験いただきました。
100BANCH GARAGE Programの15期生である僕たちOmoracyプロジェクト(株式会社ロジリシティ)は、ナナナナ祭2024で、どこでもバンジーVR「自動装置の公開実験だ!」を開催しました。
TVでも数多くご紹介いただいている「どこでもバンジーVR」は、オペレーターが人力で参加者の身体を逆さにしてバンジージャンプのVR体験を提供するという非常にアナログなアトラクションですが、今回の「自動装置」はなんと、そのアナログなオペレーションをボタン操作1つで簡単にデジタル制御できるようにする次世代型の体験装置です。2023年より水面下で開発を進めてきたこの自動装置は、今回のナナナナ祭2024で初めて不特定多数のお客さんに体験してもらい、一連のオペレーションを実際に検証する段階に至りました。
アナログバージョンの「どこでもバンジーVR」はこれまで、東京タワーや大阪あべのハルカス、福岡E・ZO FUKUOKA、そして出張イベントなどで総計7万人以上に体験して頂いています。今回の公開実験は、更なる飛躍を目指してこしらえた自動装置のデビュー戦となりました。
イベントはナナナナ祭2024の開催期間である年7月12日(金)から14日(日)までの3日間にわたってフル開催しました。
使用したVR映像は出張イベントの時などに使用している“東京都庁(243m)からバンジージャンプする”というコンテンツ。
これまでのアナログ版のどこでもバンジーVRと同様に老若男女問わず多くの方々が参加し、会場となった100BANCHの1Fは絶叫や爆笑など賑やかな声で溢れました。
その体験人数は3日間合計で237人にものぼりました。
1日目:76人(7月12日(金)12:00〜20:00)
2日目:94人(7月13日(土)12:00〜20:00)
3日目:57人(7月14日(日)12:00〜18:00)
VR体験に参加していただいた方にはアンケートを実施しました。お子さんの体験はアンケートに含まず、実際に体験していただいた大人の方を対象としています。また、日本語の読めない海外の方も対象外です。有効回答数は177件でした。
<満足度の結果>
<評価理由のコメント抜粋>
「非常に良かった」
「良かった」
「どちらでもない」
公開実験イベントを通じて得たのは、ただ単に満足度だけではありません。
より本物らしいバンジージャンプ体験を実現する次なる開発のために、「VR体験をしている最中にVRゴーグルや体験装置の存在がどれくらい気になったか」や「お客さんの身体のどの部分に負荷が掛かっていたか」などもアンケートでヒアリングしました。
本物のバンジージャンプらしさをVR体験として実現するには、VRゴーグルや体験装置の存在を忘れるほどの没入感が必要です。そのため、「腕の力で体重を支えてしまう場合がある」という体験装置の現状も改善する必要があります。今回のアンケートでは43人(24%)が「自分の体重を制御するために腕に力が入っていた」と回答。僕たちの理想にはまだ達していません。
現地では、僕たちの検証したいポイントや課題感をホワイトボードで公開していました。すると、参加者が口々に惜しみなくアイデアを出してくれました。イベントに参加してくださっていたPanasonicのエンジニアさん達も、一緒になって僕たちの課題に向き合って、安全向上のための具体的なアドバイスを提供してくれました。
他にも、実は、体験装置の動きとVRゴーグルの映像のタイミングが一致しないという問題点が発生していました。この問題を解決するために思案していたところ、イベント会場に来場していたネットワークエンジニアの方からその場で解決策の仮説を提案してもらえました。これも公開実験の利点でした。
有機的なデータが様々に得られた公開実験になったと思います。
ところで、今回のナナナナ祭2024の全体コンセプトは「とにかくえんぎがいい祭り」でした。祭りの内外で「ご縁」が生まれるよう様々な企画が行われていました。当プロジェクトリーダーの野々村もハガキサイズのお手製の冊子を作り参加者に配布しながら一人ひとりとお話しさせて頂きました。
実際に今回の公開実験イベントでは、多くの貴重なご縁が得られたと思います。来場した一人ひとりから様々な改善アイデアを提案してもらったり、中には、「このサービスを海外の高層ビル不動産業者に提案したい」とのオファーもいただきました。
どこでもバンジーVRの未来は、これらのご縁によって広がっていくと思います。
自動体験装置によって、より怖く、より本物のバンジージャンプに近くできることを目指したい!
そして、Omoracyな体験(おもしろい・あたらしい・ドキドキ体験)を世界に届けたい!
これを読んでくださっている皆様もぜひ応援のほど宜しくお願いいたします!🙏