- イベントレポート
直接会えなくても、私たちは患者さんを救うことができる。 オンラインホスピタルアートの可能性——みんな元気にな〜れ#ホスピタルアートづくり
—当日参加者の元に届けられた実験キット
今回私たちは、ホスピタルアートの魅力を伝えながら、参加者と共に黄色いアート作品を作成するイベントを企画しました。このイベントを企画した理由は、新型コロナウイルスにより、入院患者や福祉施設にいる利用者が面会謝絶を余儀なくされている状況にあるため、PAIN PAIN GO AWAYのプロジェクトを通じて、元気を与えたいと感じたたためです。
黄色いアートをSNSに投稿し、閉鎖空間にいる方々に素敵なアート作品と出会う機会を与えるムーブメント「serve the yellow art」からゲストとして、発起人である小林ひかりさんと月村栄理奈さんにお越し頂き、アート作品が人を救ったお話を参加者にして下さいました。
イベントでは、お届けした黄色い画用紙に「エネルギー」をテーマとして参加者のみなさんにお絵描きをしてもらいました。力強い太陽を描く方、笑顔いっぱいの女の子を描く方、参加者の個性溢れる素敵な作品が集まりました。それらの作品を活用し、認知症患者へ届ける動画撮影をしました。zoom上で振り付けや演出を行うのは大変でしたが、参加者の皆様が自然と笑顔になり、一体感を生み出すことができました。
また、serve the yellow artという黄色いアート作品をSNSに投稿し、閉鎖空間にいる全ての人々に素敵な作品と出会う時間・機会を提供するムーブメントを始めたゲストをお呼びすることによって、アートの力を参加者にお伝えすることができました。これまでに集まっていたserve the yellow artの作品を観覧する時間を提供し、色彩によって心が癒される体験もして頂けたのではないかと思います。
@ka_kiiiiku.jp_natto 100BANCHのナナナナ祭にて、「みんな元気にな〜れ##ホスピタルアートづくり」というイベントを開催致しました。黄色は元気、希望といった明るいイメージを与えることができます。この動画から、多くの人たちが元気になってもらえると嬉しいです。##100banch ##ナナナナ祭 ##zoom撮影
来てくださった方から、「とても楽しかったし、作成したアートによって、誰かが救われると考えると自分まで幸せになった。」という声を頂けました。
イベントを通じて、認知度の低いホスピタルアートの存在を知ってもらえただけでなく、ホスピタルアートの可能性まで体感してもらえたのは良かったと思います。出来上がった作品は、9月に認知症患者へ届ける予定です。
患者さんと直接会えなくても、救える方法があるのだと再発見できました。これまでPAIN PAIN GO AWAYは患者との参加型アートを通じて、医療施設に彩りを加えてきましたが、病院空間をデザインする方法は未知の世界が広がっていると感じることができました。これからも、多くの方々を巻き込んで、力強いアート作品が、人々を救える未来を作っていきたいと思います。
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