デザイン×医療×テクノロジーの融合による、「人」が中心な医療の実現を!
Colonb's
デザイン×医療×テクノロジーの融合による、「人」が中心な医療の実現を!
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波多野裕斗
みなさん、はじめまして。医療系団体Colonb’sの沼田裕輝と申します。
Colonb’sは、「医療の明日を、ボーダレスに」というコンセプトのもと、医療系学生・美大生をはじめとするメンバーで結成されたチームです。医療がより多くの人にとって親しみやすいものになる未来を目指し、日々活動しています。
そんな我々Colonb’sが今回、Adobeと一緒に、「デザイン× 医療」というテーマのもとでワークショップを開催しました!
今回のワークショップは大学生が対象で、医大生・美大生を中心に約30名の学生が集まりました。
まずは、これまでのAdobe DESIGN JIMOTOを企画してきた、Creative Cloud Community Mgr.の”Shioriさんから、DESIGN JIMOTOについての説明をいただきました。「デザインの力で何ができるだろう」という視点から、全国各地で開催されてきた課題解決型プログラムの DESIGN JIMOTOですが、医療がテーマとなったのは今回が初めてです!
今回のワークショップはイントロダクションに1時間、クリエーションに2時間20分、そして最終発表に1時間という、とてもハードなスケジュールでした。ウェブサイトやアプリのプロトタイプを作るのにとっても便利なAdobe Xd を活用してアイディアを形にするのが今回のルールでした!
参加者は2人もしくは3人のグループに分けられ、力を合わせて最後のプレゼンテーションの準備をすることとなります。まずはアイスブレイクということで、同じチームになった人のネームプレートに似顔絵を描きました。これが意外と盛り上がるんです!
続いて、Colonb’s代表の波多野から、今回のワークショップで解決するテーマが発表されました。
「毎日薬を飲む」をリデザインする。
お医者さんから抗生物質を処方されて「最後まで飲みきってくださいね。」と言われたのに、途中で症状が治ってしまったからと、薬を飲むのを途中でやめてしまった経験はありませんか?
毎日薬を飲むという行為は生活の中で大きな負担になることがあります。それをデザインの力を使って2時間20分で解決して、プレゼンテーションを行うのが今回のゴールです。
参加者の学生の中には医学部の人もいればデザイン学部の人もいます。今まで関わる機会の少なかった人たちとチームを組んで制作を行うのも簡単ではありません。
Adobe Xd を使ったことがない人も多いので、メルペイでUI/UXデザイナーとして活躍されているスワンさんに、Adobe Xd の使い方の説明をしていただきました。
実はAdobe Xd はプロトタイプの開発だけでなく、プレゼンテーションにも使えるんです!今回のワークショップでは全チーム、Adobe Xd を使ってプレゼンテーションを行います。
いよいよ、クリエーション開始です。2時間20分のタイマーが動き始めると、白熱したアイデア出しが始まりました。
机いっぱいに付箋をぺたぺたと貼るチームもあれば議論に議論を重ねるチームもあります。各チームの個性が光ります。
2時間20分という限られた時間を有効活用するためには、ゴールを見据えた時間管理が不可欠です。アイデアが固まったチームはすぐにAdobe Xd を使ってスライドの作成に入ります。Adobe Xd は、当日に初めてAdobe Xd を触った人でもすいすいと使えてしまうほど、使いやすいツールです。
アプリを作るチームは、スマートフォンのサイズのアートボード を使って、動作画面のモックアップを作成しました。
当日の写真を中心に現場の臨場感をお伝えします。
クリエーションはあっという間に終わってしまいました。間髪入れずにプレゼンテーションタイムが始まります。くじ引きで選ばれてチームから順にプレゼンを行います。発表時間は3分!
サービスを作ったチーム、アプリを作ったチーム、プロダクトを作ったチームと、枠に縛られないユニークなアイデアのオンパレードでした。
全チームの発表が終わると、賞の発表が始まりました。今回は参加者の投票で決まる「オーディエンス賞」、スワンさんによる「スワン賞」、審査員でMIヘルスケアデザイン研究所所長の阿久津靖子さんによる「ヘルスケアデザイン賞」、そして「DESIGN JIMOTO賞」が用意されました。
受賞したチームは前のステージに上がって商品を受け取りました。どのチームもとても嬉しそうですね!
投票で1位に輝いたチームに送られるオーディエンス賞の商品は、なんとAdobe Creative Cloud 1年分です!
ワークショップ後のアンケートでは「医大生、美大生、情報系の人が一つのチームでアイデアを考えるという機会は新鮮で面白かった!」「他の大学の人と繋がることができてよかった!」という声がたくさんありました。
普段関わることのない人たちが混ざり合い、新しいアイデアが生み出される光景を見るのはとても気持ちよく、楽しいものです。
いろんな分野の人を繋ぐ共通言語としてのデザインを大事にしていきたいですね!