- イベントレポート
第3の家族初のイベント:少年少女のリアルを表現した「家庭環境データ展」に100人以上が参加
家庭環境に悩む少年少女のリアルを「ちょっと考えさせられる表現」で表します。
家庭が居場所になっていない少年少女は4人に1人いると言われています。しかし、「本当にそんなにいるの?」と実感がわかない方も多いのではないでしょうか。
本展示では、そんな少年少女のリアルを「ポジティブな側面」「ネガティブな側面」の両方からお見せします。いつもは見えない社会問題を、いつもとは違った視点からのぞいてみませんか?
展示と並行してトークイベントも行います。
トークイベント①「支援」のハードルを下げるには
時間:15:00〜16:30
一見、関連性を感じないメンバーですが、どの団体も「支援」のハードルを下げるためにユニークな工夫をしている団体です。それぞれの取り組み方や考え方を深掘りします。
<登壇者(敬称略・順不同)>
伊藤次郎(NPO法人OVA 代表理事)
荒井佑介(NPO法人サンカクシャ 代表理事)
佐藤まみ(株式会社グラファー お悩みハンドブック)
奥村春香(NPO法人第3の家族 代表理事)
トークイベント② 当事者裏座談会
時間:17:00〜18:00
当事者&第3の家族メンバーの佐藤と奥村で、家庭環境のお悩みをテーマに裏座談会を行います。データには載せきれない当事者の本音やリアルな実態について話します。
<登壇者(敬称略・順不同)>
佐藤まみ(株式会社グラファー お悩みハンドブック)
奥村春香(NPO法人第3の家族 代表理事)
【家庭環境データとは】
全国15歳〜25歳の500人を対象に調査を行います。対象者の中の「家庭を自分の居場所だと思う群」「家庭を自分の居場所だと思えていない群」で調査結果の比較を行います。
【視覚比喩による表現】
データの表現手法として「視覚比喩」を用います。例えば、「死にたくなる」という事象を「沸騰して溢れそうな鍋」で表現します。このように、「ちょっと考えさせられる表現」にすることで、当事者が傷ついていることに気づいたり、社会が立ち止まって考えたりするきっかけ作りを目指します。
【第3の家族とは】
家庭環境に悩むはざまの少年少女が「自分の居場所は他にもある」と思えるような「寄り添うための寄り添わない支援」。それぞれの状況や気持ちに合ったサービスを展開し、自分の居場所を見つけることができる「状態」を遠くから構築します。
【イベント詳細】
日にち:2023年11月19日(日)
時間:12:00〜19:00
会場:100BANCH 3F(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-27-1)
参加費:無料
【タイムスケジュール】
12:00 開場
15:00〜16:30 トークイベント①「支援」のハードルを下げるには
17:00〜18:00 トークイベント②当事者裏座談会
19:00 閉場
【参加方法】
お申し込みは不要ですので、お気軽にお立ち寄りください。
【こんな方にオススメ】
・家庭環境問題に関心がある
・社会問題のビジュアライズに興味がる
・新しい支援の方法を模索したい
・第3の家族のメンバーと話してみたい
【ご参加されるにあたってのお願い】
・会場内や、展示に関する発信(SNSなど)での少年少女に対する誹謗中傷や心無い言葉のご発言はご遠慮ください
Daisan no kazoku
【プロジェクト概要】
私たちは、家庭環境に悩む少年少女が居場所を見つけることを目指すプロジェクトです。
家庭環境に悩むはざまの少年少女が「自分の居場所は他にもある」と思えるように、寄り添わない支援を行います。少年少女は、そもそも自分が傷ついていることに気づいていません。「家族だから」「私が悪いんだ」と思ってしまいます。しかし、そのままだと将来心の病気や自死につながってしまいかねません。自分の状況を客観視し、遠くに同じ境遇の仲間の存在を感じ、自分の居場所を見つける。そのサイクルを回せる状態を構築します。
プロジェクトページはこちら
https://100banch.com/projects/daisan-no-kazoku