- 100BANCHプレゼンツ
「世界のふんいきをさりげなく良くする」
100BANCH実験報告会
現在作品募集中の2つのクリエイティブアワード、「Creative Hack Award」(以下CHA) と「YouFab Global Creative Awards」(以下YouFab) 。それぞれのアワードで審査員を務める、WIRED編集長若林恵氏と、SFCソーシャルファブリケーションラボ代表の田中浩也氏を招き、トークイベントを開催します。
2011年に日本で初めてのFabLabを設立して6年、(ほぼ)あらゆるものをつくることを可能にするデジタルファブリケーションのムーブメントを牽引する田中教授。そして6月発売号のWIRED「Making Things ものづくりの未来」特集で、ヒトはいかにものと向き合い、つくり、使うのかを探求した若林氏。
「メイカームーブメント」が始まる以前から、ものづくりとクリエイティブを見て実践してきた両氏が、CHAのテーマである「HACK」とYouFabのテーマである「ROCK」をキーワードに、メイカームーブメントのその先をディスカッションします。
つくり手にとって、社会にとって、文化にとって、メイカームーブメントは何なのか、そしてその先には何が見えるのか? 会うと必ず議論がスパークするという両氏による公開ディスカッションは白熱必至です。
さらにイベント後半では、CHAとYouFabの過去の受賞者を交え、クリエイター視点も交えて「次」の“つくること”についてディスカッションを行います。
メイカームーブメントのその先 “HACK”と“ROCK”の現在形 | |
日時 | 2017年9月19日(火) 19:30- 22:00 (19:00受付開始) |
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会場 | 100BANCH(渋谷)3F:LOFT |
人数 | 先着100名 |
ゲスト | 若林恵、田中浩也 |
参加費 | 1,500円(1ドリンク付) |
主催 | YouFab Global Creative Awards 2017 |
共催 | Creative Hack Award |
第1部:19:40 – 20:40 (60分)
「若林恵×田中浩也 メイカームーブメントのその先、“HACK”と“ROCK”の現在形」
若林氏と田中浩也氏がそれぞれ、過去から現在までの「“HACK”だと思うプロジェクト」、「“ROCK”だと思うプロジェクト」を取り上げ、なぜそれらが際立っていたのかを考察し議論することで、メイカームーブメントの”その先”を考えます。
“HACK”
“ハックは身振りでありアティチュードである。(中略) ハックは、単なる試みではない。ゲリラだ。それは若さの営為であり、アウトサイダー、ツールを持たない者のための者だ。つまりハッカーとは、権力を持たない、権力へのアクセス権を持たない者なのだ。”※CHA公式サイトより引用
“ROCK”
Rock it ! 日本語に訳すなら「いっちまってくれよ!」「やっちまえ!」(中略)
お楽しみはこれからです。まとまるには早すぎます。常識に挑む。常識に抗する。たとえそのアウトプットが多少荒削りであっても、挑戦しようとしているその先の大きさを評価したい。
※YouFab式サイトより引用
第2部:20:50 – 21:30 (40分)
クリエイター クロストークセッション 「つくり手からみる、メイカームーブメント」
CHAとYouFabの過去の受賞者を交え、若林、田中両氏とディスカッションを行います。各受賞クリエイターの最近の作品やプロジェクトを紹介しつつ、世界で活躍するクリエイターがみる「次」のものづくり、クリエイティブを浮き彫りにしていきます。
『WIRED』日本版 編集長若林 恵
1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、出版社平凡社に入社。『月刊太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般にかかわる記事の編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立。2011年より現職。
慶應義塾大学環境情報学部教授
SFCソーシャルファブリケーションラボ代表田中 浩也
東アジア初のファブラボを2011年に鎌倉に設立したことを基点に、デジタルファブリケーションの可能性を「技術」と「社会」の両面から研究。近年は、総務省はじめ政府委員を多数歴任し、地方創生等の政策提言にもかかわっている。慶應義塾大学では「ファブキャンパス委員会」の委員長を務める(http://fabcampus.sfc.keio.ac.jp)。専門は、3D-CAD/CAE/CAMおよびデザインエンジニアリング。博士(工学)。Fab Lab Japan Founder、および Fab Lab Asia Foundationボードメンバー。