- 100BANCHプレゼンツ
「世界のふんいきをさりげなく良くする」
100BANCH実験報告会
MUKU×BrailleNeue×soarの共催で「人と人のコミュニケーションを生むデザイン」をテーマにトークイベントを開催します。
私たちは日々、多くの人とコミュニケーションをとりながら生活をしています。 ほとんどは共通点のある人との関係性に限られていて、国籍、年齢、性別、職業、障害の有無など、自分と違う立場にいる人とのコミュニケーションの機会はきっと少ないはず。 でも今、デザインの力で新しいプロダクトを生み出し、人と人のあいだに無意識に生まれている”コミュニケーションの断絶”という課題を解消するような活動がどんどんと生まれています。デザインを用いることで、障害のある人や高齢者など、今までコミュニケーションをとることがなかったコミュニティに属している人たち同士を繋げることができるのです。 また、プロダクト自体のデザイン性や先進性によって、今までマイノリティな立場にある人や社会課題に関心を持つことがなかった人たちにアプローチすることもできます。
「MUKU」は障害のある人のアートを用いた魅力的なプロダクトづくりで、「BrailleNeue」は目の見える人も見えない人も同じ文字が読めるデザイン性の高い点字で、そのチャレンジをしてきました。そしてsoarは、そういった困難を抱えるひとをサポートすると同時に、社会に新しいコミュニケーションを生み出す先進的な事例をメディアで紹介しています。 このようにデザインを用いて新しい価値観を浸透させていくことは、”社会的マイノリティ”を含む全てのひとの相互理解を含め、誰もが生きやすい社会をつくっていくことにつながるでしょう。 デザインの力を活かしたプロダクトをつくることで、今まで接点を持っていなかった人同士をつないだり、多様な人が関わるコミュニティを生み出している人たちは、どんなことを大切にしているのでしょうか?
今回は、デザインの力を用いた新しいコミュニケーションのあり方を考えていきたいと思います。
【登壇者】
松田崇弥さん(株式会社ヘラルボニー代表取締役社長、MUKU代表)
高橋鴻介さん(BrailleNeue開発者/デザイナー、発明家)
楠佳英さん(株式会社ビヨンドザリーフ 代表取締役兼デザイナー)
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事)
【プログラム】
・それぞれの活動紹介
・登壇者によるトークセッション
代表松田 崇弥
小山薫堂率いる企画会社オレンジ・アンド・パートナーズ、プランナーを経て独立。異彩を、放て。をミッションに掲げる福祉実験ユニットを通じて、福祉領域のアップデートに挑む。ヘラルボニーのクリエイティブを統括。東京都在住。双子の弟。誕生したばかりの娘を溺愛する日々。日本を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN」受賞。
Founder / Designer高橋 鴻介
1993年12月9日、東京生まれ秋葉原育ち。慶應義塾大学 環境情報学部卒。卒業後は広告代理店で、インタラクティブコンテンツの制作や公共施設のサイン計画などを手掛けつつ、発明家としても活動中。墨字と点字を重ね合わせた書体「Braille Neue」、触手話をベースにしたユニバーサルなコミュニケーションゲーム「LINKAGE」など、発明を通じた新規領域開拓がライフワーク。