ARES Project presents 工学系学生×企業交流会

宇宙を目指して世界の舞台に挑戦し、地球に還元することで新たな可能性を示すことを目指す「ARES Project」。火星探査機の学生世界大会University Rover Challenge(URC)への出場を目指して活動をスタートし、実際にURC決勝大会に日本のチームとして初めて出場するなど、精力的に活動を続けています。
そんなARES Projectが今回新たに挑んだのが、工学開発に取り組む学生や企業の輪を広げることです。その第1弾として、2026年2月6日に100BANCHにて実施した「工学系学生×企業交流会」の模様をARES Projectの古屋がレポートします。
2026年2月6日、渋谷100BANCH 3Fにて「工学系学生×企業交流会」を開催しました。
本イベントは、学生団体と企業の皆様をつなぎ、これまでのご支援への感謝と活動成果を直接お伝えするとともに、新たな出会いを創出することを目的とした企画です。
ARES Projectは火星探査機の学生世界大会“University Rover Challenge”での優勝を目指すとともに、この活動を通じてそれぞれのメンバーの夢を実現するための場でありたいと考えています。弊団体は宇宙飛行士や宇宙工学エンジニアを志すなど、多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍しています。単なる大会出場を目的とするのではなく、それぞれのメンバーが夢を実現していくための通過点として、目的を意識を持って取り組んでいることが私たちの強みです。そういった仲間と切磋琢磨していきながら、ともに成長できるチームでありたいと思っています。
そして、ここでの貴重な経験を活かして、日本の宇宙分野をはじめとする産業の発展を牽引していくことがARES Projectが目指す未来です。
ARES Projectが始動して早4年。私たちは現在では30社以上の企業の皆様からご支援を賜りながら活動しております。様々な企業の皆様と対話を重ねる中で、企業の業務や歴史について伺い、企業努力の積み重ねとして今の豊かな日本があるという事を実感しました。
一方で、先進的な技術を持っていたとしてもなかなか学生の認知を得られないという課題を伺いました。学生にとっても企業の情報を得る機会は限られており、知らなかった企業であってもそれぞれの目標を実現する場として非常に適した事業を展開していることもあると考えています。そこで、企業と工学系の学生をつなぐことで、ものづくりの強みを次世代へと継承し、日本の産業をさらに引き上げることに貢献できるか実験を行いたく本イベントを企画しました。

ARES Projectをはじめ、全国から集まった団体がそれぞれ5分間で団体紹介と成果発表を行いました。技術開発の背景やチームの想い、今後の挑戦までが共有されました。多くの学生や企業が集まり、緊張しやすい状況の中でもフラットに発表ができるよう、BGMを流したり、司会や参加者と会話形式を設けました。
探査機開発団体だけでなく、鳥人間コンテスト出場チームやフォーミュラプロジェクトなど、多岐にわたる工学系団体が登壇したことで、同じ工学系団体であっても多様な挑戦の形があることを実感する場となりました。さらに、各団体の開発にかける熱意を感じ今後の活動の刺激となりました。
企業紹介では、事業に関する説明や技術紹介をいただき、学生にとって普段は知ることのできない現場の取り組みに触れる時間となりました。クイズ形式の参加型プレゼンテーションを実施してくださるなど、各社それぞれの工夫が光る発表となりました。学生団体の時と同様に司会との対話形式を取り入れ、和やかな雰囲気の発表になるように心がけました。業務の話だけでなく、社名の由来や社歌にまつわるお話しなど、外からは分からない企業の雰囲気を感じました。
双方発表後のブース展示では、今回の交流が今後のキャリア形成に役立てるように各学生に名刺を配布し、関心がある企業の皆様と継続的な交流をできるような企画を心がけました。
詳しい事業内容や必要とされる人物像などについて話が交わされる場面も見受けられました。学生がキャリアを検討する上で良いきっかけになればと考えています。
新たな出会いのきっかけづくりが実現した時間となりました。



本イベントは、一度きりの開催ではなく、学生と企業が継続的に活動を共有し合う場として発展させていくことを目指しています。学生同士、そして企業との技術交流を重ねることで、分野を越えた学びや刺激が生まれ、将来日本の技術を担う世代である私たち学生の技術力の底上げにつなげていきたいと考えています。
当初の想定を上回る学生団体・企業の皆様にご参加いただき、会場をともに盛り上げてくださったことに、心より感謝申し上げます。初開催ということもあり、場の温度感を手探りで進める部分もありましたが、参加者の皆様が主体的に関わってくださったおかげで、温かく前向きな時間となりました。
今後もARES Projectは、学生の挑戦を企業の皆様にお伝えする機会を創出するとともに、日本の学生が宇宙開発に貢献できる環境づくりに取り組んでまいります。
本イベントが、その第一歩としてこれからも挑戦して参ります。
