都市の第三のみどり「苔(MOSS)」を増殖させ、東京を苔のユートピアに!
MOSSTOPIA
都市の第三のみどり「苔(MOSS)」を増殖させ、東京を苔のユートピアに!
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MOSSTOPIA リーダー 上野祥太

MOSSTOPIA 上野祥太
2026年も未来に向けた実験を大胆に繰り広げる100BANCH。メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2026年 今年の抱負!:馬九行久(うまくいく)」。
今日の執筆者は、苔のユートピアを東京に創造することを目指す、MOSSTOPIAの上野です。
あけましておめでとうございます!
MOSSTOPIAの上野祥太です〜
私たちは、「苔のユートピアをつくる」ことを10年後、20年後のビジョンに掲げ、そこからバックキャストする形で、都市に苔を増殖させていく「苔×〇〇」の新種の公共物(マチモノ)をつくる活動を慶應義塾大学田中浩也研究室のメンバーで行っています。

過去を振り返るより、未来を考えるのが好きではありつつも、こんなタイミングでしか、自分たちの活動を思い返すこともないからこそ、自己紹介がてら、2025年の活動を振り返っていきます↩️
2025年5月
大学の研究室で研究テーマを考え始める。
この時教授から、まちの予兆から、10年後〜20年後の「まちの望ましい姿」を考えてみよう!と言われてはいながらも、アイデアが思い浮かばずに大苦戦していました😭
とにかく、まちを歩いて何かを探そうとしてはいたものの、目につくのは、元々好きだった三角コーンばかり…。毎週毎週、自分の力の無さに打ちのめされていました。

6月
新しく「わいちゃん」が仲間になった。
苔に出会う。
行くべき方角もわからずに走り続けた6月、上野のもとに「わいちゃん(和一郎)」という、研究室の後輩が仲間に加わりました。もう、最高🤘
一緒に迷走しながら、24時間金なしスマホなし東京フィールドをやってみたり、フィールドワークという名目で、しながわ水族館にカワウソに会いに行ったりもしていました。

そんな中、出会ったのが「苔」という存在でした。
公園で何かないかなぁと幼稚園児レベルの画力でスケッチをしていたところ、木の樹皮に着生する苔になぜだか魅了されてしまったのです。

そして、苔視点で都市の中を歩いてみると、実は「都市において三角コーンと同じような場所に生息している!」という事実を見つけてしまったのです💡
三角コーンは、駐輪禁止のために自転車が停められるような、建物の壁面に設置されやすい。苔は、半日陰で水分を雨が降らなくても確保できるような、室外機の下や植木鉢の近くに生息しやすい。

都市のすみっこに暮らすという、偶然の生息地の一致が、MOSSTOPIAのこれからの活動を一気に前進させることになったのです。
苔と三角コーンを合体させた「苔コーン」をつくろう!!!
7月
「MOSSTOPIA」誕生🚼
都市における苔、そして同じ生息地に存在する三角コーン。
この2つに着目しながら、都市の隙間から苔を増やしていく未来を妄想、「MOSSTOPIA」という世界観が生まれました。

8月
100BANCH採択決定🙌

9月から100BANCHに入居することが決定し、たくさん喜んでいました!!
※この月は、MOSSTOPIAチームも夏休みでした。
9月
苔コーン製作ver.1.0完成💨
100BANCHに入居したからには、爆速でつくらねば!と思い、まずは苔コーンのプロトタイプを製作しました!

10月
実験して、実験する。
つくったプロトタイプを使って、実験して、実験して、改善していく。
100BANCH前に、ゲリラで1日だけ、苔コーンを設置してみたり、1週間、ガッツリ置かせてもらうこともありました。


1週間苔コーンを屋外に設置していた際、100BANCHのスタッフの皆さんに、「苔コーン元気ないけど大丈夫?」と心配されていたのは、いい思い出です。
11月
苔コーンver.2.0の誕生と、また実験と実験!
10月の実験結果を踏まえて、苔コーンをアップデート✨
上部にボタンが設置され、押すと霧吹きから水が出るようになりました。

さらに、ウォーターズ竹芝で実験をしたり、SFC ORFで実験をしたり。とにかく実験と実験の連続の日々でした!!!


12月
卒論がんばる😤
まだまだ、MOSSTOPIAとしてやりたいことは沢山ありつつ、一旦卒論という形で、これまでの活動をまとめはじめました。これを執筆時点でも、まだ完成してませんが…。

ここまで、2025年のMOSSTOPIAの活動を振り返ってきましたが、実験をやった!ものをつくった!というわかりやすい成果よりも、個人の中で、大切な変化があったりしました。
ある雨の日、家から出た瞬間、ぽろっと「いい天気だなぁ」という言葉が出たのです。
苔は、雨が降っている日とそうでない日とでは、その元気さが明らかに違います。ここまでの活動を通して、自然と苔の視点で世界を見ることができるようになっていたことに、嬉しかった記憶があります。

※雨の日と晴れの日の苔の様子

苔という存在から、嫌なこと(例えば、雨が降るとか…)も視点を変えることで、ちょっとポジティブに世界を捉えるマインドを、教えてもらいました。
2026年、MOSSTOPIAは、既に沢山の挑戦を進めています。
GREEN EXPO 2027に応募してみたり、国際学会に向けて準備を進めたり、とにかく挑戦の連続です。そして、その挑戦が多ければ多いほど、壁にぶつかることも、沢山あると思っています。
そんな時、苔から教わった、視点を変えるマインドを大切にしたいと思います。
個人的に好きなアーティストに、jo0jiという方がいます。その人の『雨酔い』という曲にこんなフレーズがあります。
「雨の先にだけ 虹は待っている」
挑戦の日々の中で、辛い瞬間、雨のような日々が待っていることは薄々わかっている。けれど、その雨に気を悩まされるのではなく、雨の先に待っている、虹のために走り続けたい。欲を言えば、苔のように雨も楽しめるぐらいで。
2026年は、雨も虹も、どっちも楽しんで、大成功する年にします🔥
メンバーたちの抱負をリレーエッセイでつないでいく新春特別企画「2026年 今年の抱負!:馬九行久(うまくいく)」をお届けしています。他のメンバーによる記事は以下のリンクからご覧いただけます。若者たちの熱や未来への兆しをお楽しみください。