- メンバーズボイス
足元から、言葉から、みえる世界ーナナナナ祭2022を終えて
「物語の橋」は今日に至るまでにあなたの人生に起こった出来事を好きな物語の形(言葉、絵、写真、造形物など)に落とし込んでいただき、それを橋に取り付けて、実際にその橋をわたることで物理的にも心理的にも記憶を乗り越えていくアートプロジェクトです。
何か解釈しづらいことが起こったとき、わたしは自分の中で説明がつくように物語に組み立てることで、ゆっくりとその出来事を消化できるような気がしています。ちょっとした飲み物とお菓子を片手に、みなさんと一緒にこの仮説を試すことで実証していけたら嬉しいです!
「物語の橋」は次の2つのポジションのどちらかより参加していただくことができます。
①物語る人
②橋をかける人
《募集内容》
まず、物語る人(①)が自分の物語を送り、それを橋をかける人(②)が制作した物語と一緒にどのように橋に取り付けたら良いかを考案します。それをもとに渋谷川沿いに実際に橋をかけて、ナナナナ祭期間中にみんなでその橋をわたりましょう!
①物語る人
「心の引き出しに入りきらなかった出来事」と聞いて、何か頭に浮かぶものはありますか?
おもいもの、かるいもの、にぎやかなもの、しずかなものなど、考えただけで心が踊るものもあれば沈むものもあるかもしれません。
当時のその場所・時間に戻り、丁寧に好きな物語の形(詩、写真、音、立体など)に落とし込んでみましょう。制作した作品をBe in your shoesまでお送りください。既に制作していた作品でも構いません。その作品をナナナナ祭期間中(7/1〜7/10)渋谷川沿いに設営する橋に取り付けます。ナナナナ祭期間中に、あなたの物語の形が取り付けられた橋を一緒にわたりましょう!
何も思いつかないけど参加してみたいという方は「あなたが最後に送ったLINE/ヴォイスメッセージ/写真」を以下のメールアドレスまでお送りください。
メール:coconuts72525@gmail.com
提出期限:6月18日(土)23:59
※実物を送る際は「物語の橋」作品在中と明記してください。
郵送費はご負担いただけますようお願いいたします。
物語はナナナナ祭期間中の10日間屋外に設営されます。風や雨の影響を受ける可能性がありますことをご了承の上、ご郵送いただきますようお願いします。
(展示終了後に作品の返却をご希望の場合は、着払いでの対応となります。)
郵送先:
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-27-1 100BANCH 2F
Be in your shoes 柏原瑚子宛
②橋をかける人
2日間のワークショップを通して作成した作品と、物語る人(①)から送られてきた物語を踏まえて、どのように橋に取り付けたらいいか、どんな材料を使ったら面白そうかなど、橋にまつわるアイディアを出し、プロジェクトの核となる部分を一緒に形づくります。
ワークショップには全て参加できなくても構いません。予めご連絡ください。
《ワークショップ詳細》
日にち:2022年6月18日(土)、2022年6月25日(土)
時間 : 11:00~17:00
会場:100BANCH 3F
(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-27-1)
参加費:無料
定員:20人
持ち物:汚れても良い服・靴、使いたい材料
《タイムスケジュール》
6月18日
11:00-13:00 イントロダクション
13:00-14:00 お昼休憩
14:00-17:00 制作にむけて
6月25日
11:00-13:00 橋
13:00-14:00 お昼休憩
14:00-17:00 個人作品の制作
《参加方法》
事前にpeatixにて申し込みを行い、当日受付にてチケットをご提示ください
《プログラム主催者プロフィール》
柏原 瑚子
Be in your shoes 発足者。たまにライター。上智大学国際教養学部を卒業後、東京藝術大学院美術研究科にてアートを通して他者と共に生きる方法を研究し、作品制作も行う。
大豆生田 智
アートオークション企業所属、アートプロジェクトartmeetメンバー。営業、キュレ―ション、対話型アート鑑賞ファシリテーションで対話から価値の生まれる場づくりに関わる。
※本イベントはナナナナ祭2022のプレイベントです
代表柏原瑚子
1998年生まれ、東京都出身。上智大学国際教養学部にて美術史・哲学/宗教を専攻。ヴェネチア大学ではパフォーミングアーツ・ライブアーツを学ぶ。イタリア滞在中、観測史上2番目となる水害を経験したことや、何も持たない豊かさ・物を大切にする欧州文化の中で、自然と人間の関係性や人生の豊かさについて考え始める。