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獅子舞で生活の豊かさを図る「SHISHIMAI habitat city」が、渋谷駅周辺を獅子舞姿で舞い歩く演舞を8月17日・18日に開催
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもと、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む未来創造拠点「100BANCH」で活動する「SHISHIMAI habitat city」は、メンバーによるアーティスト集団「獅子の歯ブラシ」として、東京都渋谷区の渋谷駅周辺を獅子舞姿で舞い歩く演舞を2022年8月17日、18日の2日間に渡って実施します。
渋谷での獅子舞演舞について
渋谷での獅子舞演舞について 今回の演舞は、これは「空間的な余白」や「受け入れの寛容さ」など、獅子舞的視点で居心地の良さを確かめるという試みです。果たして渋谷に獅子舞の生息環境はあるのか?を考えます。
日本全国300件以上の獅子舞を取材してきた知見を生かし、渋谷に獅子舞が生息するとしたら道順、舞い方、獅子のデザイン等はどうなるのか? を想定し、実際に舞い歩きます。現在、渋谷で地域の家を一軒一軒を回る「門付(かどづけ)型」の獅子舞がいる話は聞いたことがありません。なぜ渋谷には獅子舞が生息しないのでしょうか? 生息が難しい環境でもあえて想定されうる獅子舞を創作します。
■日時
2022年8月17日、18日
■場所
時間や演舞ルートは非公表です。渋谷駅周辺のどこかに獅子舞が出没します。もし獅子舞を見かけた人がいたら、SNSでつぶやく人もいるでしょう。
獅子舞の創作過程について
主に8月13日~16日の期間、渋谷で出会った人々との交流の中で素材を集め、獅子舞の道具である獅子頭や胴体、楽器などを創作。 それらを持って街に出て、実際に考えたルート上を舞い歩きながら、その場にいる人々のリアクションを検証するという流れです。
なぜ獅子舞の演舞をするのか?
発想の原点は徹底的に獅子舞という専門性を追求してマニアになることによって、街が今までと違った景色に見えてくるという面白さでした。獅子舞な視点で景色を眺めてみると、都市空間の中でも居心地の良し悪しがあります。これは空間的な余白や受け入れの寛容さなどを表します。
また、私たちの視点は伝統的な獅子舞のあり方を肯定も否定もしません。今まで伝統的な獅子舞を受け継ぐ、地域の当事者になったことがないからです。 一方で地域を転々と取材することで得られた知見を生かし、神出鬼没に遊び感覚で都市に獅子舞を出現させ舞い歩くことに快感を覚えるようになりました。
過去の演舞実績
・秋田県秋田市秋田駅周辺(2022年1月中旬)
・北海道札幌市大通り周辺(2022年3月上旬)
・秋田県五城目町(2022年6月中旬)
獅子の歯ブラシの概要
獅子の歯ブラシの概要 3人組の獅子舞ユニットは「獅子の歯ブラシ」と名乗っています。獅子にとって最も重要な行為は「噛む(bite)」ことで土地に宿る厄を払うことです。見方を変えれば、噛むための ”歯”と噛むべき ”厄”がなければ、獅子は生息できません。獅子舞の生息可能性を探る一連の活動は、獅子に欠かすことのできない ”歯”を磨く行為と等しく捉えることができるのではないでしょうか。
そう考えた私たちは獅子の歯を磨くように、その厄払い感覚を洗練させていきたいという思いから「獅子の歯ブラシ」と名乗ることにしました。メンバーは獅子舞マニアの稲村行真、パフォーマーの工藤結依、美術家の船山 哲郎の3名で活動中です。この3名は2022年1月に秋田県秋田市にて行われたAkibi複合芸術ピクニック 秋田/沖縄という企画で結成に至りました。
AKIBI複合芸術ピクニック – 秋田/京都 いかにして潜在する地域の知恵は再定義されるのか?
https://akibi-picnic.jp/
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