子どもたちの興味・意欲を引き出し、 闘病生活に新たな「あそび」の創出を目指す
- イベントレポート
ワクワクを形に!目指せワクワク発明博士!──ナナナナ祭2024を終えて
Sparkle Ways Projectは、闘病中の子どもたちの 興味・意欲を見つけ、それを社会に発信することで、地域や社会と共に作る小児医療への架け橋となることを目指すプロジェクトです。
ナナナナ祭2024のブース「ワクワク発明博士になろう!」では、子どもたちが注射を頑張れるアイテムを発明するワークショップを実施しました。その様子をSparkle Ways Projectの山上がお伝えします。
こんにちは!Sparkle Ways Projectの山上桜子です!
今回、Sparkleは「ワクワク発明博士になろう!」というテーマで、子どもたちが注射をするときにワクワクできる、頑張れるアイテムを発明するワークショップを行いました。ナナナナ祭出展までの企画の経緯と当日の様子をお届けします!
入院中の子どもたちはどんな課題を抱えているの?
私たちSparkle Ways Projectは、「子どもたちのワクワクは生きるエネルギーである」というテーマのもと、闘病中や闘病経験のある子どもたち、そのご兄弟を対象にしたイベントの開催や外部に向けた小児医療の啓発活動などを行っています。
今回のナナナナ祭では、来場された方々に子どもたちの抱えている課題とは何か考えていただき、付箋に貼って掲示させていただきました!
その中から見えてくる課題や問題に対して私たちがどのようにアプローチすればいいか、学生としてできることは何か考えることが今後の活動へと繋がると考えています。
当日来場者の方が考えてくださった闘病中の子どもたちの課題には、「友達や家族に会えない不安」や「発達や学習の遅れ」など、様々なものがありました!
私たちにとっても新たな発見が沢山あり、皆さんが書いてくださったのを見るのがとても楽しかったです。
ワクワク発明博士とは?
今回のナナナナ祭では、闘病中の子どもたちについて考えるきっかけづくりの他に、実際にワクワクできるイベントにしたい!という想いから、「注射頑張りグッズ発明ワークショップ」を行いました!
このワークショップは、子どもたちがワクワク発明博士として、ワクワクを感じながら注射に主体的に臨めるようなアイテムづくりを行うというものです。
注射は身近な医療技術の1つであるため、子どもの「痛い」「怖い」気持ちに寄り添い、主体的に注射と向き合えるよう働きかけることが大切であり、子ども自身が主体的に注射と向き会うことで、子どもの自己肯定感が上がるという仮説を立て、その子自身が能動的に注射と向き合うことを通して心身の成長を促進させるという目的で実施しました。
ワークショップ準備では、実際に私たちもワクワクアイテムを作りながら、
「どうやったら子どもたちはワクワクするかな〜?」
「どうやって伝えたら子どもたちにもわかりやすく説明できるかな?」
と、Sparkleコアメンバー全員でたくさん悩みながら作り上げていきました!
当日の様子
いよいよ当日!
初日はあいにくのお天気で無事に開催できるのか、メンバー一同、とっても不安な気持ちを抱えながら準備を進めていきました。
しかし、3日間を通して、そんな不安も忘れるくらい沢山の方の笑顔を見ることができました!
Sparkleのブースに足を運んでくださった方は、3日間で合計107人!多くの方がSparkleの活動に興味を持ってくださったことが何よりも嬉しかったです!
ワークショップでは、大人も子どもも夢中になって紙粘土や画用紙などで注射頑張りグッズの作成に励んでくれました!
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!!
当日作ってくださったみなさんの作品は、随時Sparkleのインスタグラムに投稿していきます。お楽しみに!!
「久しぶりの工作楽しかった!」「これで注射頑張れるね!」「闘病中の子どもたちのことなんて今まで考えたこともなくて、新鮮でした。自分にできることについて考えてみたいです!」
など、沢山の素敵な感想もいただきました!
最後に
みんなのワクワクを形にして、社会に発信しようとメンバー一同奮闘した今回のイベント。
今回の出展を通して、この世界には様々な課題を抱えながら病気と戦っている子どもたちがいること、そんな子どもたちも日々感じるワクワクは生きるエネルギーとなり得ること、ワクワクは身近なところに沢山あること、そんなことを感じていただけていたら大成功だったと思います。
改めて、Sparkle Ways Project に協力してくださった沢山の方々、そしてなによりも100BANCHの皆さん、本当にありがとうございました!
またどこかでお会いしましょう〜!!
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