- 100BANCHプレゼンツ
「世界のふんいきをさりげなく良くする」
100BANCH実験報告会
私達が普段毎日のように使用するGoogleマップ、ガイドブックなどの観光地図。目的地に向かうため、移動するのに合理的なルートを提示してくれる便利な地図たち。スマートフォンを片手に便利に編集された膨大な情報を持ち歩くこともできます。
しかし、普段の生活の中で感じるなんでもない感想や経験、記憶、五感で感じたことなどが掲載されている地図があったら?
本プロジェクト“SUBJECTIVE MAP(主観的な地図)”は普段のなんでもない日常の断片を地図に書きおとすことで、都市の人間らしい模様を浮かび上がらせます。こうした人間らしい「主観的な」地図を集まって作ってみるワークショップです。
【“SUBJECTIVE MAP<主観的な地図>”ができるまで】
紙すきのように、街に息づく普通のこと(繊維)をすくい出し、重ねて、都市(紙)の新しい様子を浮かび上がらせます。自分が好きな普段の「まちの姿」を共有し、「まち」の使い方を発展させ合うアーバニストのためのフィールドワーク&地図づくりです。
【SUBJECTIVE MAPづくりの提言】
その1 ‘Useless’ but useful if you have right eyes:「役にたない」と見せかけて役に立つ
その2 Not universal:Googleマップに書いてある情報は載っていない
その3 For anyone who love cities:都市を愛するすべてのアーバニストのためにある
その4 Made by non specialist:専門家でない複数の個人が一緒に作るものである
その5 Subjective & Personal:主観的でパーソナルである
その6 Shareable & Easy to relate to:載っている情報が他人とシェアして共感できる
その7 Concrete and detailed:都市の要素や発見が詳しく書かれている
その8 Funny and bitter, romantic and nostalgic:ユーモアがある(ときにほろ苦く、ロマンチックで、ノルタルジックになる)
【対象】
【プログラム】
12:00 – 12:30 開場・受付
12:30 – 12:40 イントロダクション ・イベント主旨の説明
12:40 – 13:10 地理人トーク
13:10 – 13:30 ワーク①
13:30 – 13:45 ラップアップ、コメント
13:45 – 14:45 ワーク②フィールドワーク
14:45 – 15:00 地図の統合
15:00 – 15:30 ラップアップ
15:30 – 16:00 各チームで発表・地理人コメント
地理人今和泉 隆行
7歳の頃から空想地図(実在しない都市の地図)を描く。2009年に埼玉大学経済学部(住民協働のまちづくり)卒業。大学生時代に47都道府県300都市を回って全国の土地勘をつける。その後IT企業勤務を経て、2015年に株式会社地理人研究所を設立。都市や地図に関する情報を、多様な人につかみやすい形で提供すべく、情報デザイン、記事執筆、社員研修、地図会社アドバイザー、テレビ番組やゲームの地理監修・地図制作に携わる傍ら、現在も空想地図を描き続けている。主な著書に「みんなの空想地図」(2013年)。http://www.chirijin.com/