パーソナライズ防災バッグと「動ける」仕組みで、災害から命と事業を守る

andthree

プロジェクト概要

私たちは、災害への備えを、誰もが始められるものにすることを目指すプロジェクトです。
andthreeは、「備えたいけれど、何をすればいいか分からない」という個人・企業の課題を解決していきます。個人向けには、家族構成や生活環境などに応じて、一人ひとりに必要な備えを提案・提供する「パーソナライズ防災バッグ」を展開。企業に向けては、BCP(事業継続計画)未策定の中小企業を中心に、重要業務や復旧目標、初動対応などを整理し、まず実行できる「BCP策定・運用支援」を提供します。被災地で見てきた現実を、日常の備えにつなげていきます。

  • 食クラシ
  • 04自然と人間との共棲(シンビオシス)関係が深化する
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動機

中学2年生の時に大阪北部地震を経験したことが、防災に関心を持つ原点でした。その後、能登半島地震の災害ボランティアに2年以上、毎月継続して参加する中で、災害が起きてから初めて「備えておけばよかった」と気づく人たちの姿をリアルな現実として何度も見てきました。
一方で、備えていない人や企業の多くは、防災意識が低いから備えていないわけではありません。「自分には何が必要なのか分からない」「BCPは難しそう」「何から始めればいいか分からない」という、最初の一歩の難しさがあります。
また、神奈川県庁では、学生が災害ボランティアに継続的に参加できる仕組みづくりのプロジェクトリーダーとして活動しています。
こうした経験から、災害が起きた後に支援するだけでなく、災害が起きる前から、人と企業が自然に備えられる仕組みそのものをつくりたいと考え、andthreeを立ち上げました。

仮説

防災が広がらない最大の理由の一つは、「必要性を感じていないこと」だけではなく、「必要性を感じても、何をすればいいのか分からないこと」にあると考えています。
個人に対しては、大量の防災用品の中から自分に必要なものを自分で選ぶのではなく、生活環境や家族構成などから必要な備えを提案する。
企業に対しては、最初から100点のBCPを求めるのではなく、重要業務、RTO、初動対応、意思決定体制など、本当に必要な部分から段階的に整えていく。
「防災してください」と呼びかけるのではなく、備えるまでのハードルそのものを仕組みで下げれば、防災はもっと社会に浸透するのではないか。
これが私たちの仮説です。

実験

100BANCHでの3カ月間は、アイデアを考えるだけの期間ではなく、実際の人・企業に使ってもらい、仮説を検証する期間にします。

個人向けでは、パーソナライズ防災バッグを実際に体験してもらい、「自分で防災用品を選ぶ場合」と比べて、備えるハードルや納得感がどう変化するのかを検証します。

企業向けでは、BCP未策定の中小企業を対象に、30〜50万円程度から始められるBCP策定支援を構築します。AIを活用した社内品質管理ツールで模擬企業10〜20社へのヒアリング検証を行い、質問・判定・成果物を改善。その後、実企業2〜3社へのモニター導入を行います。

さらに100BANCHで、経営者、防災関係者、学生などを巻き込んだBCP・防災ワークショップを実施し、「人はどこで備えることにつまずくのか」を検証します。

目標

3カ月間で、「備えられない理由」を明らかにし、それを解消するサービスモデルを実証することを目標とします。

具体的には、

1. BCP策定支援の標準サービス・成果物・品質基準を完成
2. AI模擬企業10〜20社によるBCP策定フローの検証
3. 実企業2〜3社へのBCPモニター導入
4. 有料BCP支援の最初の顧客獲得
5. パーソナライズ防災バッグのユーザー検証
6. BCP・防災ワークショップの実施
7. 個人と企業双方の「備えられない理由」のデータ化

を目指します。

3カ月後には、BCPと防災バッグそれぞれを単独の商品として完成させるだけではなく、「どうすれば人や企業が実際に備え始めるのか」というandthree独自の知見を蓄積した状態をつくります。

未来

目指しているのは、「防災」という言葉を意識しなくても、誰もが自然に備えられている社会です。
個人であれば、自分や家族に必要な備えが分かり、必要なものが身近にある。企業であれば、会社の規模に関わらずBCPが整備され、社員一人ひとりが災害時に何をすればいいか分かっている。
災害が起きるたびに「想定していなかった」「備えていなかった」と後悔する社会から、災害が起きる前に備えることが当たり前の社会へ。
将来的には、個人の防災、企業BCP、備蓄、訓練、地域・行政をつなぎ、日本の「備える」を支えるインフラのような存在になることを目指します。

プロジェクトリーダーへ一問一答

  1. あなたはどんな風に育ちましたか?
    大阪で育ちました。両親、祖父が警察官をしており、人助けが日常にある環境で育ちました。その中で、中学2年生の時に大阪北部地震を経験したことが、防災について考える最初のきっかけでした。
    大学ではアントレプレナーシップを学びながら、考えるだけではなく、まず現場に行って行動することを大切にしてきました。能登半島の地震発生後は災害ボランティアとして現地に入り、その後も2年以上、毎月継続して活動しています。
    現在は防災事業の立ち上げに加えて、神奈川県庁とともに、学生が災害ボランティアに参加しやすい仕組みを作るプロジェクトのリーダーも務めています。
    被災地、行政、学生、企業と異なる立場の人たちと関わってきた経験が、現在のandthreeにつながっています。
  2. 渋谷の街のエピソード
    渋谷は、学生、スタートアップ、大企業、行政、クリエイターなど、普段なら交わりにくい人たちが同じ街に集まっているところが面白いと感じています。
    防災も、防災業界の中だけで考えていては社会全体には広がらないと思っています。
    100BANCHを拠点に、普段は防災について考えていない人たちとも出会い、「防災×学生」「防災×企業」「防災×テクノロジー」など、異なる領域をつなぐ実験を渋谷から始めたいです。
  3. メンバーたちの意外な一面
    山口くんは映像のプロで、ビジネスセンスの化け物。
    原田くんは営業の天才で彼にかかればどんな商品もよく見えてしまいます。
    佐藤くんは人脈づくり、人間関係のプロで、常にチャンスを生み出してくれる存在です。
  4. 意気込みをお願いします!
    災害で悲しむ人を、一人でも減らしたい。
    能登に通い続ける中で、備えることの大切さを何度も実感してきました。一方で、「防災は大切」と伝えるだけでは人の行動は変わらないことも感じています。
    だから僕たちは、個人には防災バッグ、企業にはBCPという形で、備えるための最初の一歩そのものを簡単にしていきます。
    100BANCHでは、考えるだけではなく、とにかく人や企業に使ってもらい、失敗して、改善して、本当に人が備える仕組みを形にします。

プロジェクトメンバー

  • andthree リーダー・共同代表竹内啓介

    大阪府枚方市出身。中学2年生の時に大阪北部地震を経験。そこで南海トラフの計り知れない恐ろしさを痛感。大阪に住む家族、友人を守ために防災事業をすることを決断。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部に通いながら能登半島地震の災害ボランティアを2年間毎月行い、その中で見えてきた災害の課題を解決するためにandthree立ち上げる。

  • andthree 共同代表山口宗馬

    東京都町田市出身。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部在学。言葉やデザイン、映像などのクリエイティブを通じて、企業や社会の課題を解決するお手伝いをしています。

  • andthree 共同代表原田空宙

    神奈川県川崎市出身。SNSや人対人のコミュニケーションを通じて、個人や社会の課題を解決するお手伝いをしています。

  • andthree 共同代表佐藤祐也

    福島県出身。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部在学。このプロジェクトを通じて、人とのコミュニケーションを大切にし、みなさんに笑顔を届けます。

プロジェクトページに掲載している内容は特段の脚注がない限り入居時点の情報です。

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