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  • コラボレーション

Hack My City:XSからXLまで、スケールを横断して考えるこれからの都市づくりの方法論

  • 場所3F LOFT
  • 時間10:00~18:00
  • 値段第一部のみ:¥3,000/第一部+第二部:¥4,000
  • 人数50名まで

About

レム・コールハースが『S,M,L,XL』において巨大化していった20世紀の都市と建築のあり方を描いてから約20年。そこでは言及されなかった「XS」のスケールから都市にアプローチするタクティカル・アーバニズムの手法は、近年日本でも注目を集め始めました。しかし、「XS、S、M、L、XL」すべてのスケールを横断しながら議論を行う場は、まだまだ少ないように思います。
 
本イベントでは、XSからXLまで、様々なスケールで都市の新しいデザインに取り組んでいる実践者たちを招き、市民が「自分たちの手で、都市を使いこなす」ことを目指した、まちづくりの最新の潮流を議論します。
 
XSの視点からは、渋谷を拠点にボトムアップ型の都市づくりを行うShibuya Hack Projectの事例をもとに、自身で手を動かしながら、人々が自ら都市のあり方を更新していくためのモデルケースとなるプロジェクトのあり方を議論します。S、Mの視点からは、小さく活動をスタートしつつも、行政や民間を巻き込みながらより大きなまちづくりや事業モデルづくりへの発展を試みている実践者の方々に議論してもらいます。L、XLの視点からは、経済や産業構造の中でディベロッパーや行政によって語られる都市の姿に迫ります。

どのスケールが優位か、ということではなく、「XS、S、M、L、XL」すべてのスケールを緩やかに横断しながら行うまちづくりが、今、求められているのではないか?そんな仮説に基づいて、本イベントでは、スケール横断型の議論の場を提供します。
 
後半のワークショップでは、様々な実践的都市介入の手法を使いながら、スケールを横断しつつボトムアップ型まちづくりの極意を体験できるプログラムを準備しました。ゲストにお呼びするのは、「欲しい「公共」は、マイパブリックの精神で自分でつくっちゃおう。」と様々な活動を繰り広げる株式会社グランドレベルの田中元子さん。フィールドワークを通し、渋谷の街で”個人から発露する能動性を引き出す”ため、パーソナル屋台のアイデアを考えます。
 
2017年の開催事例:https://loftwork.com/jp/event/20161202_hoc

Program

第一部 トークセッション:スケールを横断する都市デザイン
10:00

オープニング
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター

石川由佳子

10:10

パネルセッション1【XS,S,Mの視点から都市に関わる場作りとは】
nest Inc.代表取締役 青木純
YADOKARI株式会社 共同代表取締役 ウエスギセイタ
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 石川由佳子

・事例:「BETTARA STAND日本橋」「Shibuya Hack Project」「南池袋公園」
・XS,S, M。小さなスケールから始める都市への介入方法とその極意とは

11:00 休憩
11:10

パネルセッション2【L, XLの視点から都市に関わる場作りとは】
SPEAC共同代表 / 東京R不動産ディレクター 林厚見
日本仕事百貨代表 / 株式会社シゴトヒト代表取締役 ナカムラ ケンタ
株式会社ロフトワーク LAYOUT事業部 CLO 松井創

・メタの視点から見る都市、ボトムアップの都市作りとの交差点

11:50 サマリー・XS, S, M, L, XL, スケール横断型の都市作り
12:00 休憩
第二部 ワークショップ:個人の視点から、地域資産を再発見する方法
13:30 イントロダクション、トーク
株式会社グランドレベル代表取締役社長 田中元子
株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 石川由佳子
株式会社ロフトワーク LAYOUT事業部 エディター 杉田真理子
14:00

フィールドワーク

・渋谷川近郊のフィールドワーク
・マスキングテープで、”ワタシ的ベスポジ”を陣取ろう

14:45

個人ワーク

・「あなたなら、まちのどんな場所で、何を振る舞いますか?」?自分だけのパーソナル屋台を作ろう

16:00 全体共有/サマリー
コメント 株式会社グランドレベル代表取締役社長 田中元子
17:30  ネットワーキング

同時開催:似非シブヤ展──都市を書き換える5日間の仮設

ロフトワークとShibuya Hack Projectは、2018年3月13日(火)から17日(土)まで、“仮”の渋谷を全11組のクリエイターが表現する企画展「似非シブヤ展──都市を書き換える5日間の仮説」を開催します。

Shibuya Hack Projectは、東急電鉄とロフトワークが手がける2015年に発足した都市づくりのプロジェクトです。「自分たちの手で、都市を使いこなす。」をテーマに、ヒューマンスケールの小さな都市づくりとして、TSUTAYA O-EAST屋上における一夜限りのステージ設置、渋谷道玄坂でオリジナル家具を制作・設置した実験企画、SHIBUYA109前の花壇ハックなど、渋谷を拠点とする人々と共にあらゆる「介入型」の企画を行ってきました。

これらの活動に共通するのは、「渋谷がこうであったら嬉しい」「こんな在り方もありかもしれない」といった、個人の意思から始まるクリエイションです。「似非シブヤ展」では、キュレーター、スタイリスト、地図作家、漫画家、デザイナーなど、さまざまなクリエイター全11組による、「似て非なる渋谷」を展示します。

詳細をチェック

Guest

  • 青木純

    nest Inc., 代表取締役青木 純

    1975年東京都生まれ。日本の賃貸文化を変革したカスタマイズ賃貸で新しい市場を創造し、経産省「平成26年度先進的なリフォーム事業者表彰」受賞。「青豆ハウス」や「高円寺アパートメント」では住人と共に共同住宅を運営、主宰する「大家の学校」で愛ある大家の育成にも取り組む。生まれ育った豊島区では都電家守舎の代表として遊休不動産の転貸事業や飲食事業「都電テーブル」を展開、「南池袋公園」など公共空間活用も民間主導の公民連携で取り組んでいる。

  • ウエスギ セイタ

    YADOKARI株式会社, 共同代表取締役ウエスギ セイタ

    1984年 長野県生まれ。法政大学キャリアデザイン学部卒。デジパ(株)の取締役を経て、住まい方と働き方の原点を問い直し、これからを考えるソーシャルデザインカンパニー「YADOKARI」を創業。住まいや暮らしに関わる企画プロデュース、タイニーハウス企画開発、空き家・空き地の再活用・施設運営、まちづくり支援イベント・ワークショップなどを主に手がける。

    また、世界中の小さな家やミニマルライフ事例を紹介する「YADOKARI(旧:未来住まい方会議)」、小さな暮らしを知る・体験する・実践するための「TINYHOUSEORCHESTRA」、全国の遊休不動産・空き家情報を扱う「休日不動産」などを企画・運営。その他に、250万円の移動式スモールハウス「INSPIRATION」や小屋型タイニーハウス「THE SKELETON HUT」を発表。黒川紀章設計「中銀カプセルタワー」などの名建築の保全再生や、動産を活用した「BETTARA STAND
    日本橋」などの施設を運営。

    著書に「ニッポンの新しい小屋暮らし」「アイム・ミニマリスト」「未来住まい方会議」「月極本」などがある。

  • 林 厚見

    SPEAC / 東京R不動産, SPEAC共同代表 / 東京R不動産ディレクター林 厚見

    1971 年東京生まれ。建築デザインを学んだのち、経営戦略コンサルティング会社、米国留学、不動産ディベロッパーを経て独立。不動産のセレクトサイト「東京R 不動産」、リノベーションやDIYのウェブショップ「toolbox」のマネジメントのほか、建築・不動産・地域等の開発・再生や新規事業のプロデュースを行う。共編著書に『東京R不動産2』『だから、僕らはこの働き方を選んだ』『toolbox 家を編集するために』『2025年の建築 新しいシゴト』等。

  • ナカムラ ケンタ

    日本仕事百貨代表/株式会社シゴトヒト, 代表取締役ナカムラ ケンタ

    1979年東京生まれ。生きるように働く人の求人サイト「日本仕事百貨」を企画運営。シゴトヒト文庫ディレクター。東京・清澄白河に小さなまちをつくるプロジェクト「リトルトーキョー」や「しごとバー」の企画・デザイン監修。2014年よりグッドデザイン賞審査員。2017年4月22日、誰もが映画を上映できる仕組み「popcorn」をスタート。著書「シゴトとヒトの間を考える(シゴトヒト文庫)」。

  • 田中 元子

    株式会社グランドレベル, 代表取締役社長田中 元子

    1975年、茨城県生まれ。独学で建築を学び、2004年、大西正紀と共に、クリエイティブ・ユニットmosakiを共同設立。建築やまち、都市などの専門分野と一般の人々ととをつなぐことを探求し、建築コミュニケーター・ライターとして、主にメディアやプロジェクトづくり、イベントのコーディネートやキュレーションなどを行ってきた。2010年より「けんちく体操」を広める建築啓蒙活動を開始。同活動は、2013年に日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞。2012年より、ドイツ、南アフリカなど、海外へと活動を広げる。2014年、毎号2万字インタビューを3万部印刷し、全国の建築系教育機関等へ無料配布する建築タブロイドマガジン『awesome!』を創刊。同年、都会の遊休地にキャンプ場を出現させる「アーバンキャンプ・トーキョー」を企画・運営(協同)。同年、『建築家が建てた妻と娘のしあわせな家』(エクスナレッジ)を上梓。2015年よりプロジェクト『パーソナル屋台が世界を変える』を開始。2016年、株式会社グランドレベル設立、代表取締役社長。

  • 株式会社ロフトワーク layout Unit CLO松井 創

    1982年生まれ。専門学校で建築を、大学で都市計画を学ぶ。地元横須賀にて街づくりサークル「ヨコスカン」を設立。新卒で入ったネットベンチャーでは新規事業や国内12都市のマルシェの同時開設、マネジメントを経験。2012年ロフトワークに参画し、KOILやLODGE、WONDER LAB OSAKA、100BANCHなどのプロデュースを担当。2017年より都市と空間をテーマとするLayout Unitの事業責任者として活動開始。学生時代からネットとリアルな場が交差するコミュニティ醸成に興味関心がある。あだ名は、はじめちゃん。

  • 石川 由佳子

    株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター石川 由佳子

    上智大学卒。ドイツで暮らしていた経験から、日本の都市のあり方や人の営みについて、その現象が起こっている“源”に関心を持ち、都市社会学を専攻する。ベネッセコーポレーションのマーケティング部門で編集ディレクションやプロモーション企画に携わったのち、ロフトワーク入社。
    広義の「場」のデザインを得意とし、渋谷の都市づくりをボトムアップ型で実践していくShibuya Hack Projectや、共創空間のディレクションを中心にプロジェクトを推進する。プロジェクトに応じてまわりを口説き落とし、素敵なチームをつくることが得意。基本的に人間に興味があり、時間があれば人に会いに行く行動派。プライベートではTEDxKids@Chiyoda 2015のコミュニティマネージャーを務める。

  • 杉田 真理子

    株式会社ロフトワーク, プロデューサー杉田 真理子

    東日本大震災での故郷の被災を受け、都市計画やエリアマネジメントを学ぶべくブリュッセル自由大学大学院に進学。ブリュッセル、ウィーン、コペンハーゲン、マドリードの4拠点を移動しながら、Urban Studies(エリアブランディング、都市人口学、まちづくりの計画理論など)を学ぶ。欧州では計30都市、120団体以上を訪れ、ワークショップやインタビューを重ねたのち、2016年帰国、ロフトワーク入社。参加型街づくりの仕組みづくりやその情報発信を得意とし、日本の都市づくりへ貢献すべく日々奮闘中。
    趣味は多言語学習と、地図づくり。

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    Shibuya Hack Project

    『自分たちの手で、都市を使いこなす。』ボトムアップから創造する、新しい都市体験の編集プロジェクト。

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