アクアリウムにイノベーションを。
人は、魚とともに、もっと良い世界をつくれる。
INNOQUA
アクアリウムにイノベーションを。
人は、魚とともに、もっと良い世界をつくれる。
最近日本でも脚光をあびている国 エストニア共和国のスタートアップの状況について、2019年5月31日 起業家セッション「SINCA※ vol.9 Start up Session」が開催されました。
100BANCHに入居するイノカ(Inoca)※のリーダー高倉が、当日の内容と参加した感想、また初めての英語プレゼンに挑戦してきた様子をレポートします。
※SINCA…一橋大学名誉教授 石倉洋子さんによる、世界の課題を英語で議論する「場」の実験。セッションやディスカッションを通して意思を持った個人が行動するように後押しすることを目的とした活動。Sharing Innovative & Creative Actionの略。
※イノカ(Inoca)…「人と魚が寄り添う社会をつくる」というビジョンを掲げ活動している東大発のベンチャー。南国の美しい海を彩る魚やサンゴ、また雄大な熱帯に生息する熱帯魚・水草をはじめとした飼育困難な生体を健康に飼育し、またその水槽に水中ドローンなど様々な仕掛けを設置し「綺麗で面白い」水槽を設置・メンテナンスしている。
「SINCA vol.9 Start up Session」は、グローバルトピックをテーマに英語でディスカッションをするイベントで、前後半で内容が分かれます。(イノカは後半でとりあげられました。)
前半ではエストニア共和国のスタートアップの状況について、エストニア共和国大使館の特別補佐官 須原誠さんをゲストに、エストニアの会議で講演した石倉洋子さんが対談をしました。(登壇予定だった100BANCHのコミュニティマネジャー 加藤翼さんは急用のため欠席になりました)
—エストニア共和国大使館の特別補佐官 須原誠さん
エストニア共和国は、北ヨーロッパのナレッジとデジタルビジネスのハブといわれていて、skypeをはじめとするスタートアップのエコシステムや、政府が推進するeResidency※、またブロックチェーンの活用などでよく知られています。
プレゼンの中では電子投票制度が2005年から導入されていることや、
・電子裁判制度
・電子登記制度
・AI合法化
などの取り組みが紹介されていました。また今後は、死亡届やも失業保険等も電子化するという話もあがり、そのほかにも教育への応用や電子市民権の説明もされていました。
※外国人がエストニアの電子国民になれる制度。 国外にいながらエストニアに会社を作ったり、銀行口座を開設するなどができる。
そして、そのプレゼン後は参加者による英語でのディスカッション・発表が行われました。
「エストニアのエッセンスをどのように日本に取り入れていくか」などが活発に議論されていました。e-sportsを使って日本の電子化促進をしようという話がとても面白かったです。
そして、続くイノカのセッションです。
後半のトピックでは、イノカの活動を英語にて紹介し、今後の活動に関するアイディアをブレーンストーミングしました。
イノカはサンゴ礁の美しさ・大切さを伝える水槽の設置を行っているのですが、サンゴ礁は日本以外にも、インドネシアやオーストラリアなど世界中に存在しております。
そういった意味でもイノカの活動を海外に対しても発信していく必要があると考え、自社の活動内容を全て英語で説明できるようにしたいという思いで、思い切って今回のイベントに参加しました。
代表の私(高倉)の初の英語ピッチで非常に緊張しました。
—プレゼン内容の一部を動画にアップしていただきました。
発表までは石倉先生がなんどもプレゼンを見てくださり非常にありがたかったです。
また石倉先生からは、「いかにイノカのビジネスをキャッチーに伝えるか」という点もたくさん教わり勉強になりました!
その後のディスカッションでは、イノカの水槽をどこからでも見れるようにしてリアル以外の接点も作るなどの面白いアイディアが出て非常によかったです。
またエストニア×イノカということで、エストニアでは職員室と廊下の壁が水槽になっており、生徒が水槽を覗くと奥にいる先生と目と合ったりして
生徒と先生のコミュニケーションのキッカケになっているという事例も聞けて非常に勉強になりました。
電子化だけじゃなくて、しっかりリアルコンテンツの使い方も上手くてさすがだなあと。。。
高倉個人的には「もっと英語を勉強せんとなあ」と身に沁みるイベントでした(笑)
以上、「SINCA vol.9 Start up Session」のイベントレポートでした!
■イベントのレポートは主催の石倉先生のサイトからもご覧いただけます。
・SINCA 起業家セッションのビデオ1と2
・Aquaristって知っていますか?
(一部動画と写真はYoko Ishikura公式ウェブサイトより引用させていただきました)